こんにちは、ダンナです。
先日、会社の同僚から「投資信託っていつ売ればいいの?」と聞かれました。
インデックスファンドに淡々と積立投資をしてきた人には、出口戦略は難しい問題です。
今まで「資産を増やす」ことばかり考えてきた人が「資産を減らす」行為に移るわけです。投資信託や株式等を売却したことがある人ならわかると思いますが、「売る」という行為は「買う」行為よりもストレスがかかります。
「売りは買いより難しい」
これは普段から勉強している人なら一度は聞いたことある言葉かと思います。
今回は、そんな難しい「売り」について書いていこうと思います。
投資初心者に向けた「60点」という及第点の考え方です。60点以上をとるためには各々の勉強が必須ですが、その予備段階として読んでいただければ幸いです。
それを踏まえた上で、どうかお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
積立投資はいつか終わらせる必要がある
まず、当たり前の話ではありますが積立投資はいつか終わらせる必要があります。一生積立投資をしていては、一生売ることが出来ないからです。
今、読んで下さっている読者さんは「いつまでに投資をやめるのか」ということを考えたことはありますか?
「あ~、このまま定年まで積み立てていくんだろうな~」
そう漠然と考えている人が大半なのではないでしょうか(偏見)。
働いている間は給与という形で収入があるため積み立てていることに違和感がないかと思います。会社の同僚はそんな雰囲気でした。
別に定年ならば定年で構いません。しかし、金額的に定年まで積み立てる必要があるのか、そのプランは現実的なのか等を加味して考えた方が良いでしょう。
後述しますが、インデックス投資家は積立投資を終わらせることが苦手であると思っています。
投資信託を売るタイミングは売りたい時
本題である「投資信託を売るタイミング」についてです。
投資信託の出口戦略を考える際に良く耳にするのが
・いつまで投資をつづけるのか
・いくら資産が欲しいのか
・何の目的で投資をしているのか
といった視点からの出口戦略が多い気がします(気がするだけかも)。
そうは言っても始めたばかりの人がそこまで考えられると思いませんし、考える必要もないのかな?と思います。
そのため初心者には特に「売りたい時に売れ」というようにしています。本来であれば長期投資が望ましいのですが、この際、短期間の売買であっても良しとします。
重要なのは「自分が起因して資産を売却する」という点です。
初心者に陥りがちな罠に「狼狽売り」があります。書籍やブログ、コラムなどでも目にする機会が多いので知らない人は居ないでしょう。
しかし、いざ暴落局面が来ると「本当にこのまま続けていていいのか」「今売らないと資産が無くなっちゃうのではないか」と不安に駆られます。確実に。僕も自信がないです。
自分が売りたくない時に売るという-5点な行動をとるのであれば、自分が売りたい時に売る60点くらいの行動の方が望ましいでしょう。
60点以上の出口戦略は書籍等を参考にして自分なりに考えると良いでしょう。
結局、自分にとっての最適解は自分でしか導き出せないのですから。
とはいえ、自分で考えろだけでは困ると思います。
せっかく読んで下さっている方に向けて、陥りがちな罠や戦略を立てる上での考え方を紹介していこうと思います。
インデックス投資家が陥るであろう罠
地道に定年までインデックスファンドを積み立ててきた方が陥るであろう罠として、以下が考えられます。
・資産の減少に耐えられない
・積立投資を止められない
・複数のファンドを所持しがち
ひとつひとつ簡単に説明していきますね。
まず「資産の減少に耐えられない」という罠です。
皆さんは投資信託や株式といった金融商品を売却したことがありますか?
愚直に積立をしてきた人から「そんなことしたら増えないじゃないか!」というお叱りを頂くかもしれません。
いままで増やすことに尽力してきた人が資産を売却するというのは、多大な「ストレス」を覚える行為に他なりません。なんせ、今までと真逆の資産を減らす行為なのですから。
オススメはポイント投資分を売却してなれる方法です。
まずは少額から、短期間で売却を始めることで「あ~投資信託の売却ってこんなストレス掛かるんだ…」という感覚を覚えてもらえるといいと思います。
僕自身、売却をする時期の1~2年前くらいになったら10万円単位での売却を行い、少しずつ慣れて行こうかな~と考えています。
また、「積立投資を止められない」という罠も資産の減少と似たような感覚に陥ります。もっと貯められる、今積み立てを止めたら将来〇万円損してしまうと、欲が先行して、使い道を誤ってしまうのです。
資産運用は結局のところいつか使う為のお金です。永遠に積み立ててしまうのは…どうなんでしょう。趣味であるならば止めませんが…。
最後に「複数のファンドを所持しがち」という罠です。投資信託の種類が多すぎて何を買えばよいのか分からないから…、とりあえず全世界株と米国株を半々にすれば安心…、今は新興国株も必要だから…などなど複数のファンドを買ってしまいがちになります。
いくつもファンドを持っていると売却するときに困ります。どれから売ればいいのか、どのくらいのバランスで売ればいいのかなど、余計なことを考えることになるのです。
積み立てをしている今は若いので思考が冴えていますが、売却をするころには思考が衰えてきます。加齢による能力低下は人間である以上避けられません。
未来の自分の為にも簡単に売却できるようにしておきましょう。
さいごに
以上、出口戦略60点の考え方でした。
本当は定率で取り崩す方法や高配当株で緩和する方法、無リスク資産を増やすことで精神的負担を減らす方法など考えているのですが、この話をすると難しくなってしまいます。
もし需要があるならば60点以上の取り方について追加記事が書けたらいいな~…。
コメントお待ちしてます!!!
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