
こんにちは!ヨメです。
今回は、独自のダークな世界観・完成度の高いパフォーマンスが話題を呼ぶ『THE ALUCARD SHOW』の観劇レポをお送りします!
本作は初演が2013年、再演を2014年にしており、今回は12年ぶりの再演。
初演・再演共に観劇していた私、なつかしさと共に色々な感情になりました…!
「アルカドニア」な私。”まさか12年越しに見れるなんて…!”と、嬉し泣きしたとかしてないとか…。
『THE ALUCARD SHOW』12年ぶりの復活と開催までの背景
始まりは一通の招待状
ことのはじまりは2025年年末。アミューズのファン感謝ライブ「ハンサムライブ」が20周年というタイミングで”一度区切りを付けます!”というタイミングで、その招待状(フライヤー)は全入場者へ配られていたのです…


フライヤーのQRコードを読み込むと、謎のサイト。そして2026年1月1日で0になるカウントダウン…。
見覚えのあるフォントと世界観、なによりこの手法は…間違いねぇ…!!と、界隈はざわつきました。
そして2026年1月1日になった瞬間「2026年秋上演」「Vlad as 松下優也」という情報が解禁!まさか本当に12年ぶりに再演するなんて…驚きと嬉しさでいっぱいの年明けでした。
この時点ではブラド役の松下さんしか発表がなく、推しの平間さんが続投するかどうかは分からず。続投して欲しいけど、あまり期待せず待っておこう…と思っていました…この時は…。
事前番組で語られた、再演の背景
本公演の事前特別番組『ALUCARD FILE』で語られた話から、再演の背景が読めてきました。
本当の始まりは2023年、松下優也さんがアミューズに移籍。
私は半ば冗談で「おっ!ブラドやってた松下優也さんアミューズに来たんだ!じゃあALUCARD再演…なくても、ハンサムでやってくれたりしないかな♪」と(私だけじゃなくおそらく結構大勢の方が)思っていたのですが…
2024年のハンサムライブ。その”まさか”が起きます。
「超大型新人」として松下優也さんが参戦!そしてあろうことか本当に、「LAST ALUCURD SHOW」を披露!客席はざわめき大きな熱狂を生んでいました…。
ちなみに松下優也さんが不在の回は、当方推しその2・甲斐翔真さんがまさかのヴラドポジションに…!都合のいい夢かと思った……。


もちろんハンサムライブの客席は当時の公演を観た人だけではありません。でも、初見の人も独自の世界観や完成度の高いパフォーマンスに息をのみ、まさに客席が一体となって盛り上がっていたんですよね。
その反応を見て、松下優也さんや制作側の方が「12年ぶり再演、イケるんでは?!」と話が動き出したんだそう。
そして、初演再演に出演していた平間さんにも声が掛かり「(松下)優也がでるなら」と二つ返事で了承したと言います。え!嬉しすぎる…。
新生『THE ALUCARD SHOW』!新メンバー加入と変わらない演出の魅力
7人中5人が新メンバー!新生ALUCARD
とにかく”ダンスがすごい”アルカード。とりあえず制作発表のパフォーマンスを見て欲しい…!


当たり前ながら、ダンスが上手い俳優揃い。初めて聞く名前の方もいましたが、この制作発表を見て「今回も絶対最高の公演になる…!」と確信しました。本当に、みんなダンスが上手い…。
ちなみに、1月末頃から一人ずつ発表されていったALUCARDメンバー。そうだろうとは思っていましたが、12年前とは違う顔ぶれ、若い年齢層のメンバーで「平間さんの続投はないかなぁ…」と内心諦めモードでした。
が!平間さんの誕生日でもある2月1日に合わせてオルロック役としての続投が発表されたのです!!!本当にビックリしました…!
脇を固めるキャスト陣も一新
ストーリーに欠かせないウォルター・マリア・サラ、3人のキャストも一新されました。
個人的に楽しみにしていたのは、マリア役に抜擢された元宝塚トップスターの彩風咲奈さん。雪組トップスターだったお方で、卒業自体も記憶に新しいです。
雪組に縁がある私…初宝塚観劇レポはこちらをどうぞ↓


宝塚に詳しい友人曰く、彩風さんは「ダンスの人」らしく。抜擢されたのも納得です。
いざ幕が上がれば、「国民的大スター」のマリアとして説得力のある風格、ヴラドと対峙する際の格好良さ、一方でヴラドに堕ちていく女性的な美しさまで…どこをとっても素敵なマリアでした!
12年前と比べて、瑞々しさを感じるマリア。ヴラドの重厚感がアップした分、ちょうどいいバランスだったと思います。
ハイクオリティなダンスは健在。セリフのないお芝居はレベルアップ?
独自の世界観とそのストーリーは変わらず。ハイクオリティなダンスは健在でした!
今回振り付けに入ったのは初演から参加してるSINGO OKAMOTOさん、そして初演再演でアンサンブルとして参加していたSAYAさん。
特にSHINGOさんといえば三浦大知さんの振り付けをやっていたり、個人的にはEテレの「The Wakey Show」で毎日お世話になっていたりするのですが、妥協のないハイレベルなダンスがスゴイですよね。
制作発表の振り付けをはじめ、舞台中の自己紹介的なソロダンスではアルカードメンバー個々に合わせた振り付けをしているのだそう。そりゃああんな格好いい舞台になるわけだ…と、納得です。
EテレでSHINGOさん見る度に「足向けて寝れねぇ!!!」って思ってます…素敵なダンス振付をありがとうございます…。
一方で、基本的にヴラド以外は「喋らない」アルカードメンバー。その分「喋らない芝居」が分かりやすくなった気がします。キャストが自由にやる範囲が増えた、というのが正解かもしれません。
SNSの活性化により、12年前に比べて容易に他人の感想が見れるようになった今。そのおかげもあってか、「喋らない芝居」に注目が行きやすくなったのかも?また、芝居やストーリーに対する考察も盛んにおこなわれているなと感じます。
令和の今だからこそ刺さる!『THE ALUCARD SHOW』のメッセージ性
ここからネタバレを含みます!注意!
ストーリーは、とある老婆が客席へ向かって語りかけて始まります。「ここに集まっているのは、ALUCARDに会いたくてたまらない、狂える”アルカドニア”ばかり」「あの頃、世間を賑わせたダンスボーカルユニット・ALUCARDのことを話そう」…そして、昔語りとして話が進みます。
そして作品終盤、「長い時を経て、復活!」としてALUCARDが登場し、歌い踊って終幕…。
これ、12年の時を経て再演されている今の現実が、ストーリーと重なっているんですよね。12年越しだからこそ効いてくる現状に、思わず胸がアツくなりました!
リアルに12年“待っていた”ファンも多いですからね…私もそうですが…
また作中では、ヴラドから「自分の目で見て感じたものだけを信じて欲しい」という、ネット社会へのアンチテーゼともとれるメッセージが発せられます。
恐らくそのメッセージ性は本作の核ではないと思います。しかし、初演当時から更に発達したネット社会に生きる我々にとって、少し立ち止まって考える”スパイス”にはなっているんじゃないかと感じました。
【キャスト感想】松下優也・平間壮一の進化と圧倒的な存在感
12年前からの続投となった、ヴラド役の松下優也さん、オルロック役の平間壮一さん。それぞれ同じ役でも12年前とは違う良さを見せつけてくれました。
説得力UP!松下優也さんのヴラド
12年前に一緒に観劇した友人とも盛り上がったのが、松下優也さんヴラドのパワーアップでした!
元々歌もダンスも上手い役者さんでしたが、12年の間にお芝居のスキルも上がっていて、「人外の魅力とカリスマ性を持つヴラド」への説得力が段違いになっていました…。こりゃあアルカドニア、増えるわ…。
思い返せば、アミューズに移籍してここまでの数年、大きな作品・大役が多く、その度に高評価を得ているイメージでした。そんなタイミングでのヴラド…本当に贅沢で唯一無二なキャスティングと言えるのかもしれません。
友人とも観劇後、「貫禄やリーダーっぽさが12年前と段違いだよね?!」と盛り上がりました。
次男から長男へ?平間壮一さんのオルロック
12年前まではカーミラ役の植原卓也さんが、ストーリー・立ち位置的にも”長男”という感じでしたが、今回キャスト一新により、オルロック役の平間さんが6人の中で最年長に。
こうなると、12年前と同じ立ち振る舞いにはならないだろうと思っていましたが、案の定「リーダーは一応カーミラだけど、適宜フォローを入れる長男オルロック」が観測されました。
でもそれは不自然ではなく、むしろ「普段の平間さんに近い」ような立ち振る舞いでとっても自然(ストーリー的にやってることはめちゃくちゃバイオレンスで怖いけど)。
もちろんダンスのクオリティも高く、いつもの「踊っていると楽しくて仕方がない!」という様子・表情が見れて幸せでした。
踊っている時に楽しくて笑っちゃうの、役というより本人の素っぽいけど、でもオルロックっぽさもあるから…オールオッケーでしょ(笑)!
まとめ:『THE ALUCARD SHOW』の熱狂は色褪せない!
まさか12年越しに再演するなんて思ってもみなかった『THE ALUCARD SHOW』。再びこの目で見ることが出来たことに、心から感謝です。
独特のダークな世界観と、ハイクオリティな歌とダンスのライブパート。あの曲のイントロが流れるだけで初演の衝撃を鮮明に思い出します。
そしてその衝撃を、今回初めて見る人も同様に感じているのではないかと思います。むしろあの頃より今の方がすごいもんな!!!
2026年の公演は11月1日の大阪公演で一度幕を閉じます。が、またいつかどこかで会える日が来ると信じて…!
12年という月日、出会いと別れ、色々あったなぁ…。それでも、好きな人たちが変わらず役者をやっているとと、一緒に感想を言い合える友人がいることに感謝。これを読んでくれているあなたにも最大限の感謝を!



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