
こんにちは、ダンナです。
前回はヴァリーナを統率者にしたデッキについて熱く語らせていただきました。脳内の妄想を言語化して形にするのは、カードゲーマーにとって至福の時間ですよね。
さて、今回ご紹介するのは「青単ゾンビ」です。
「ゾンビといえば黒じゃないの?」と思われるかもしれませんが、そこがロマン。最新セット『霊気走破』で魅力的な青のゾンビが追加されたことで、ついに単色で組む意義が生まれました!
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デッキの前提条件:ストレージの宝石で戦う
このデッキは、いわゆる「ガチ勢」向けではなく、「ロマンと楽しさ」を重視したファンデッキです。
- ゾンビしか使わない(宗教上の理由)
- 基本はストレージにあるカードで安価に組む
- 青単色というロマンを楽しみ、ストーリーから脱線しない
フォーマットはレガシーとしていますが、これは「使いたいカードがレガシーに存在するため」であり、大会で優勝を狙うような構成ではありません。あえて《魂の洞窟》のような高額カードを抜いた、お財布に優しい構成になっています。
また、デッキを組む上で大切にしているのは「ストーリー性があるかどうか」です。ゾンビデッキがゾンビデッキである理由、そのアイデンティティを守るためにストーリーを大切にしています。
以上を踏まえたうえで、「面白そうなデッキ作ってんじゃん(後方腕組彼氏面)」と思いながらお読みいただけますと幸いです。
【レガシー】青単ゾンビ|デッキリストと基本コンセプト

「浮く州尽ぬ腐む揺るう」採用カード一覧
今回のデッキ名は、50音の「うくすつぬふむゆるう」を無理やり漢字に当てはめただけです。青ゾンビ特有の不気味で知性的で、合理的な雰囲気をどうにか表現できればと思い組んでいます。
黒単のコンセプトとは異なり、個は全であり全は個であろうとする、青ゾンビの知性が垣間見えます。
勝ち筋とコンセプト
ドロー(引く)とディスカード(捨てる)を繰り返し、墓地と手札をフワフワとカードが浮遊するように循環させる動きをイメージしています。いつも
- サイクリング土地(孤立した砂州)でデッキを回す(=浮く州)
- 墓地から這い上がる(=腐)
- 変幻自在の動きで相手を翻弄する(=揺るう)
基本はドロー&ディスカードによる墓地肥やしで、ドでかいゾンビを吊り上げようぜ!というデッキです。
昔から「スカーブの殲滅者」「ゲラルフの傑作」「改良された縫い翼」が好きで、どこかで使えないか…と苦心しています(現在進行形)。
青単ゾンビって難しくて…(僕が下手なだけ)
掴みどころのない浮遊感:1~3ターン目の動き
まずは素材の準備をします。常に手札の入れ替えが行われ、墓地を肥やしていきます。ただし、手札は最低でも2枚は残るように頑張りましょう。


《渦まく知識/Brainstorm》や《トレイリアの風/Tolarian Winds》を用いて、手札の質改善・総入れ替えを行い、序盤のテンポを維持しつつ墓地を肥やします。積極的に《スカーブの殲滅者/Skaab Ruinator》や《改良された縫い翼/Advanced Stitchwing》、《ゲラルフの傑作/Geralf’s Masterpiece》を墓地に落としていきましょう。


2ターン目以降は《レトの墓の神秘家/Rhet-Tomb Mystic》が居れば積極的に出しましょう。《継ぎ接ぎの槍馬/Cobbled Lancer》や《セルホフの埋葬者/Selhoff Entomber》、《悲惨な群れ/Wretched Throng》については、場に出す必要があれば壁役として唱えますが、基本は《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》や《検閲/Censor》により打消しを優先します。


最善は《スカーブの殲滅者/Skaab Ruinator》を3ターン目に出すことです。
墓地から湧き上がる恐怖:4ターン目以降の動き
4ターン目にまでなると墓地が肥えて肥えて仕方が無くなります。ビックリ仰天の墓地枚数です。


《改良された縫い翼/Advanced Stitchwing》や《ゲラルフの傑作/Geralf’s Masterpiece》が墓地に落ちている場合、積極的に手札を捨てて場に出します。


ただし、場もしくは墓地にゾンビが潤沢におり、手札に《スカラベの預言者/Prophet of the Scarab》がいるならば優先的に唱えましょう。手札が多いに越したことは有りませんからね。
手札と墓地を上手く管理することで、どでかいゾンビで場を制圧してください。
キーカード紹介:デッキを支える4枚の柱
1. 《レトの墓の神秘家/Rhet-Tomb Mystic》


最新セット『霊気走破』からの期待の新星。クリーチャーにサイクリングを付与する、まさにこのデッキの潤滑剤です。 自身も飛行持ちで戦力になるほか、手札で腐った大型ゾンビを能動的に墓地へ送りつつドローに変えられる、至高の1枚です。
2. 《忘れられた作品/Forgotten Creation》


私の中での「ゾンビ・パワー9」の一角。アップキープ時にノーコストで《トレイリアの風》のような手札入れ替えが可能です。 潜伏持ちなので攻撃も通りやすく、大量のドローとディスカードを加速させてくれます。
Zombie Power9については以下の記事をご参照ください。


3. 《スカラベの預言者/Prophet of the Scarab》


マナレシオは控えめですが、墓地と戦場のゾンビの数だけドローできる爆発力があります。 後半の息切れ防止に最適で、「不要ならサイクリングの餌にすればいい」という潔さも魅力です。
4. 《孤立した砂州/Lonely Sandbar》


1マナでサイクリングできる、このデッキの象徴的な土地。 土地事故を防ぎつつ、中盤以降はドローに変換できるため、常に手札を循環させることができます。
検討中のアップグレード案
現状はコスト面で採用を見送っていますが、以下のカードを入れるとデッキの安定感がさらに増します。
- 《入念な研究》:1マナで2ドロー2捨て。このデッキには最適ですが、現在少々値が張るのが悩みどころ。
- 《異世界の凝視》:諜報3とフラッシュバックが強力。より高速で墓地を肥やしたい場合に。
おわりに
青単ゾンビ、いかがでしたでしょうか? 「黒を入れれば強い」のは百も承知。それでも、あえて青単にこだわることで見えてくる景色があります。
もし皆様の知恵の中に「このカードも相性が良いよ!」「こんなコンボはどう?」というアイディアがあれば、ぜひコメントやX(旧Twitter)で教えてください!
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