
こんにちは、ダンナです。
本日の記事は「金投資」についてです。古来より金は人類を魅了し、繁栄と大きな変動をもたらしてきました。なぜ人類は金に魅了されるのか?その謎に迫りながら、金投資の必要性や具体的な投資方法について解説していきます。
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金について、どこまで説明すべきか悩みながら書いているので、コメント等での質問も随時受付中!
はじめに~現代経済の不確実性と金投資の背景~


揺らぐ世界経済と資産防衛の必要性
近年、世界経済はかつてない不確実性に直面しています。インフレ率の高止まりや、各国による金融緩和政策の長期化が進む中で、通貨の価値は徐々に目減りしています。これにより、実質的な購買力の低下を懸念する投資家が増えています。
さらに、地政学リスクの拡大も市場のボラティリティ(価格変動)を一段と高めています。ウクライナ情勢や中東情勢、米中対立などが複雑に絡み合い、世界の金融市場は不安定さを増しています。
こうした環境下で、投資家が再び注目しているのが「安全資産」としての金(ゴールド)です。株式や債券が不安定な時期にも比較的価値を保ちやすい金は、長期的な資産防衛の手段として再評価されています。
今はどこの中央銀行も買い漁っているからね…。だから価格上昇が止まらないのよ…。
金(ゴールド)が果たしてきた歴史的役割
金は古代文明の時代から、人類にとって「普遍的な価値の象徴」として扱われてきました。古代エジプトやメソポタミア文明では、富や権力の象徴として金が使われ、時代を超えて人々の信頼を集めてきました。
19世紀には金本位制が確立し、各国の通貨は金によって裏付けられていました。しかし20世紀に入り、世界大戦や経済危機を経て金本位制は崩壊。以降、通貨は政府や中央銀行の信用を基盤とする「不換紙幣制度」へと移行しました。
それでも金は、いかなる通貨制度の下でも「価値の保存手段」としての地位を失うことはありませんでした。金融不安や通貨危機が起こるたびに、金は再び注目される存在となり続けています。
再び注目される金投資の現代的意義
近年、世界各国の中央銀行が金の保有量を増やしていることが注目されています。これは、ドルに過度に依存しない通貨体制を目指す「脱ドル化」の動きとも連動しており、金が国際金融の安定に寄与する重要な資産として再認識されている証拠です。
また、株式市場や債券市場の不安定化が進む中で、金はポートフォリオの分散投資効果を高める役割を果たします。金は他の資産クラスと相関が低く、リスクヘッジの手段として非常に有効です。
さらに、デジタル資産が台頭する時代においても、金は「信頼性の高い実物資産」として存在感を保っています。ブロックチェーンや仮想通貨がもたらす新たな価値観の中でも、数千年にわたり人類が築いてきた「金への信頼」は揺らいでいません。
金投資が選ばれる理由


経済不安とリスクヘッジの必要性
世界的な経済不安や不況、政治的な不透明感が広がる中、多くの投資家は資産の安全性を求めています。
金は、他の金融資産に比べて価格変動が緩やかであり、経済情勢が悪化したときのリスクヘッジとして注目されます。
例えば、株価が急落する局面でも、金はその価値を維持または上昇する傾向があり、資産全体の安定性を高める役割を果たします。
歴史的な資産保全の実績
古代から現代に至るまで、金は「価値の保存手段」として認識され続けています。歴史上、金は通貨として使用され、その信頼性と希少性から、多くの文明で資産保全の手段として採用されてきました。
実際、世界中の中央銀行がその外貨準備資産の一部として金を保有していることからも、金の長期的な信頼性が証明されています。
「金投資」と言われるので株や債券と同列に見てしまいがちですが、為替の感覚で持つのが良いと個人的には思います。金は通貨です。利息を得たければ貸し出せば得られます。
通貨の歴史については以下の書籍が大変参考になります。
通貨価値下落への防御策としての金
インフレや通貨の下落リスクが高まると、現金の価値は急速に目減りします。
金は、法定通貨と異なり、供給量が限られているため、通貨の価値が下がる局面でも比較的安定した価値を保つとされています。インフレ耐性の高さが、投資家にとって金を「安全資産」として魅力的にしている大きな要因です。
金の魅力と安全資産としての特徴


高い安全性と流動性
金は世界中で広く受け入れられているため、国際的な通貨としての側面も持ちます。現物金は市場で容易に取引され、現金化が迅速に行える点が大きな魅力です。また、災害時や金融危機時にもその価値が認められるため、非常時の備えとしても注目されています。
これゆえに僕は金投資というより貯金だと思っているよ!
インフレ耐性と普遍的な価値
金は長期にわたって価値が維持される資産です。市場の変動や経済環境の変化に左右されにくい性質があり、特にインフレ局面では、通貨の価値下落に対する防御策として有効です。
歴史的にも、金は通貨の信用不安が生じた時期に相対的な安全資産として評価されてきました。
ポートフォリオ分散効果
金融資産としての金は、株式や債券など他の投資商品との相関が低いため、ポートフォリオに組み入れることで全体のリスクを分散する効果があります。具体的には、経済危機時に他資産が下落する一方で、金の価格が上昇または安定することで、資産全体のボラティリティを低減できる点が評価されています。
個人投資家でも、ある程度資産があるなら5%くらいは持っておいても良いと思います。
物質として不変である「永遠の価値」
金の最大の魅力の一つは、時を超えて変わらない安定性にあります。金は空気や水に触れても錆びることがなく、化学的にも極めて安定した金属です。何百年、何千年経ってもその輝きと性質を失わないため、古代の遺跡から発掘された金製品が、今もなお美しい姿で残っています。
この「不変性」こそが、金を単なる装飾品にとどまらず、永遠の価値を象徴する存在として人々を惹きつけ続けている理由なのです。
金投資の具体的な方法とその違い


現物金(コイン・バーなど)
物理的な金の購入は、最も直接的な投資方法です。金貨や金地金(バー)を購入し、信頼できる保管場所に保管します。購入時の手数料や保管費用、保険料などがかかる点に注意が必要ですが、実物として手元に資産があるという安心感があります。
ただし、金はその鋳造コスト(デザイン代など)や売買手数料などコストが多くかかります。含み益になるにはそれなりの期間保有するか、2025年現在のように急激な金価格上昇が必要になります。
相続税対策で仏具などで金を保有する人もいるそうですヨ…。ホントカナァ…。
投資信託やETFでの保有
金投資信託(ETF)は、実物の金に連動する金融商品であり、証券取引所で株式のように売買できます。先物取引は、将来の金価格を予測して契約する仕組みです。これらは、現物金の保管リスクや手数料を軽減できる一方で、取引手数料やファンド運用費用がかかるため、コスト面での比較が重要です。
私は現物金の裏付けがある1540を購入しています。米国ETFでも良いのですが、有事の際は国内ETFのほうが裁判とかで不自由しないというのが理由の一つです。転換も可能だし…。
現物金が欲しくなったらETFを売却して買ってもいいと思う!転換よりも手数料が安いし…!
金鉱株・関連企業の株式投資
金鉱株は、金の採掘企業の株式に投資する方法です。金価格と連動しやすい反面、企業固有の経営リスクや業績変動リスクが存在します。金投資信託や先物取引と比べると、企業の経営状況に左右される点が異なります。
とはいえ、金と金鉱株は別物として考えた方が良いと思います!(個人の感想です)
純金積み立ての利用
他にも田中貴金属などで純金を積み立てることが出来ます。
実際の金を担保として、金額を指定して積み立てることが出来るため初心者にも始めやすい投資方法です。
しかし、投資信託やETFとは掛かる税金が異なるため、特に所得の高い人は税制面での不利益を被る可能性があります。これは現物金にも言えるので、調べてみましょう。
各方法の比較と選び方のポイント
- 現物金:実物資産としての安心感はあるが、保管や保険、流動性面でコストがかかる。
- 金ETF・先物取引:取引が容易で手数料が比較的低いが、金融商品の特性上、投資リスクもある。
- 金鉱株:金価格の上昇による恩恵が期待できるが、企業の業績に依存するため、情報収集が重要。
投資手法を選ぶ際は、自分の投資目的やリスク許容度、運用コストなどを総合的に考慮し、分散投資を行うことが望ましいです。
どの投資にも言えるけど、自分が納得するか否かだと思います!
金投資を始めるための実践的なステップ
投資目的とリスク許容度の確認
まずは、なぜ金投資をするのか、具体的な目的を明確にします。例えば、インフレ対策、資産の安全保全、ポートフォリオの分散など、自分が求める効果を整理しましょう。また、自分がどの程度のリスクを受け入れられるかを確認することが重要です。
僕は一定の金額に達したら「守る」資産が欲しいと思って購入すると当初から決めていたよ!
投資手法の選定と業者の見極め
次に、現物金、ETF、先物取引、金鉱株など、どの投資方法が自分に合っているかを検討します。信頼できる金融機関や業者、ブローカーの選定も大切です。手数料やサービス内容、取引の透明性を比較し、安心して投資できるパートナーを選びましょう。
投資タイミングと相場の見極め方
金価格は市場の動向に大きく影響されます。チャート分析や経済指標、国際情勢などを定期的にチェックし、購入のタイミングを見極める必要があります。急激な下落局面や、長期的な上昇トレンドにある場合、どちらが自分の戦略に合致するかを判断します。
タイミングなんて分かんない…。という場合はETFなどで積み立てるのがいいと思う!
長期保有と分散投資戦略のすすめ
金投資は短期的な利益を狙うより、長期的に資産を守る手段として有効です。分散投資の一環として、金をポートフォリオに組み入れることで、全体のリスクを低減できます。
また、複数の投資手法を組み合わせることで、一方のリスクを他方で補う戦略も検討しましょう。
金投資のメリットと注意すべきリスク
金投資のメリット:資産保全と安定性
金は、経済危機時にも価値が比較的安定しているため、資産保全の手段として大きな魅力があります。また、他の金融資産と低い相関を持つため、ポートフォリオの安定性を高め、リスク分散に寄与します。実際、多くの投資家や中央銀行が資産の一部として金を保有している点が、その信頼性を物語っています。
注意すべきリスク:価格変動と保管コスト
金投資にもリスクは存在します。短期的には金価格の変動が激しく、タイミングによっては損失を被る可能性があります。また、現物金の場合、保管場所の確保や保険料など、コストが発生するため、これらを十分に考慮する必要があります。
その他のリスクと対策
さらに、流動性リスクや投資手法ごとの固有リスクも存在します。例えば、ETFや先物取引は市場の動向に大きく左右されるため、専門知識が必要です。リスク管理の一環として、複数の投資手法を組み合わせる分散投資や、定期的なポートフォリオの見直しを実施することが推奨されます。
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これはつまるところ、歴史は韻を踏むからだと私は考えています。歴史を学び、今を俯瞰して見ることで、冷静に資産形成が出来ます(個人の感想ですが)。
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これもある意味で歴史の本です。
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お金との向き合い方を学ぶ「なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?」
最後はちょっと経路の違う書籍で、エッセイ本に近いです。
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