
「ジュニアNISAが終わってしまって、子供の投資枠がない…」
「自分の新NISA枠は埋まってしまったけれど、子供の将来のためにもっと運用したい」
そんな「ジュニアNISA難民」のご家庭に朗報です!
税制改正により、ついに2027年1月1日から新たな未成年向け非課税制度、通称「こどもNISA」の開始が決まりました。
今回は、決定した新制度の最新概要と、それに向けて我が家(ダンナ)が決めた「購入予定の投資信託(オルカン)」とその理由、そして今から準備しておくべきステップについて分かりやすく解説します。
そもそもNISAってなに…?と言う人は、以下の記事がオススメ!


【最新情報】2027年1月開始「こどもNISA」の制度概要
まずは、決定している新しい子供向け非課税制度「こどもNISA」のスペックを整理しましょう。
旧ジュニアNISAと比べて使い勝手が大幅に向上しているのが大きな特徴です。
| 項目 | こどもNISAの概要 |
|---|---|
| 開始時期 | 2027年1月1日〜 |
| 対象年齢 | 0歳~17歳(その年1月1日時点の未成年) |
| 年間投資枠 | 年間60万円(月額5万円まで) |
| 非課税保有限度額 | 総額600万円(10年分) |
| 対象商品 | つみたて投資枠対象の投資信託(※株式は対象外) |
| 非課税期間 | 無期限(18歳到達時に自動で成人NISAへ移行) |
| 払い出し制限 | 原則12歳以降(中学入学前後〜)非課税で引き出し可能 |
※2026年時点の最新法改正情報に基づいた内容です。
ここが凄い!旧ジュニアNISAとの大きな違い3選
旧ジュニアNISAからの最大の改善点は、以下の3点です。
- 非課税期間が無期限化:5年制限やロールオーバーの手続きが不要になり、長期運用がしやすくなりました。
- 12歳以降の払い出しが可能:原則18歳まで引き出せなかった旧制度と異なり、教育資金が必要になる中学・高校進学期(12歳〜)に合わせて、子どもの同意と申請書面により非課税で資金を活用できます。
- 18歳で新NISAへ自動移行:子どもが成人(18歳)を迎えると、面倒な手続きなしで成人の「新NISA(つみたて投資枠)」口座へシームレスに資産が移行されます。
手間が減って、払い戻しの制限が緩くなったよ!
我が家の戦略:僕が「オルカン」1本を選んだ4つの理由
制度の全貌が見えたところで、「子ども名義の口座で何を買うか」を真剣に検討しました。
結論から言うと、我が家ではシンプルに投資の大原則に立ち返り、銘柄を決定しました。
あくまでもNISA口座に限った話です!特定口座でも運用しているので、それを前提に読んで下さい。


結論:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)で充分
僕が選んだのは、王道の「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)」です。
S&P500(米国株)も大人気ですが、あえて子供の口座でオルカンを選んだ理由は以下の4点です。
理由1:10年・20年後の「勝者」は誰にも分からないから
現在は米国株一強の時代が続いていますが、子どもが成長する10〜20年後にどの国や地域が成長しているかは誰にも分かりません。
もし「絶対に〇〇が勝つ」と断言する人がいるとすれば、それは未来人か詐欺師です。年初のプロによる株価予想すら外れるのが相場の常でしょう。
その点、オルカンなら国や地域を予想する必要がなく、常に全世界の市場平均を取り続けることができます。
地域分散を自分でするか?とも考えましたが、放置が一番だと結論付けました!100点じゃなくてもイイ!その分、子どもと遊ぶ時間を確保します!
理由2:ほったらかしにできる(完全メンテナンスフリー)
子育て中は毎日が時間との戦いです。子どもと過ごすかけがえのない時間に、資産の「リバランス(配置調整)」をする余裕なんてありません。
オルカンであれば、市場規模の変化に合わせてファンド側が自動で国ごとの比率を調整してくれます。完全に「ほったらかし」で運用できることが、忙しい親にとって最大のメリットです。
現在運用しているETFも自動で計算しているからね…。時間なんてかけていられません!
理由3:業界最安水準の「究極の低コスト」
長期で運用する子どもの口座だからこそ、毎年引かれる手数料(信託報酬)にはシビアになるべきです。
「業界最低水準の運用コストをめざし続ける」をコンセプトにするeMAXIS Slimシリーズなら、長期の複利効果を最大限に活かせます。
理由4:制度の対象(つみたて投資枠)と最高に相性が良い
こどもNISAは「つみたて投資枠」の対象商品(公募株式投資信託)に限定されています。
非課税の恩恵を最も受けるためには、長期で右肩上がりが期待できる株式アセットへ広範に分散投資するのが合理的です。リスクを抑えつつ株式のリターンを狙う上で、オルカンはまさに最適解と言えます。
この点の考え方については、以下の書籍が大変勉強になります!必読の一冊です!
本を買って読むのはまだ早いかな…という方は、以下の記事がオススメ!!


【性格別】オルカン以外の選択肢!あなたに合った銘柄の選び方
私自身はすでに別の口座で運用していることもあり、今回のこどもNISAではシンプルに「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)」を選びました。
ですが、「今回のこどもNISAが資産形成の第一歩」というご家庭も多いはずです。
万人に共通するたった一つの正解はなく、ご家庭のリスクに対する考え方(性格)によって最適な銘柄は変わります。
そこで、タイプ別に代表的なおすすめ投資信託を2つピックアップしました。銘柄選びの参考にしてみてください。
どちらも「eMAXIS Slim」シリーズなので、業界最安水準の低コストで運用できる優良ファンドですよ!
リスクを取ってでも高いリターンを狙いたい方
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- こんな人におすすめ:アメリカ経済の成長を信じており、一時的な価格の下落も受け入れられる方
- 特徴:アップルやマイクロソフト、アマゾンなど、世界を牽引する米国主要企業500社に集中的に投資するファンドです。
- ポイント:過去の実績ではオルカンを上回る高いリターンを残しています。投資先が米国1国に集中するため値動きは大きくなりますが、長期的により大きな資産増加を目指したい方に大人気の銘柄です。
オルカンと同じような値動きをするけど、基本的にはアメリカへの集中投資になるので、アメリカが調子よいときはより高いパフォーマンスが得られるよ!
なるべく値動きを抑えて堅実に運用したい方
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- こんな人におすすめ:資産が大きく減るのを見るのがストレスな方、教育資金として安定感を最優先したい方
- 特徴:日本・先進国・新興国の「株式」「債券」「不動産(REIT)」の計8つの資産に、12.5%ずつ均等に分散投資します。
- ポイント:値動きの異なる「債券」が組み込まれているため、株式市場が暴落した際も資産の下落幅をマイルドに抑えられるのが最大のメリットです。守りを固めた運用をしたい方に適しています。
ウェルスナビとかやるくらいならこれで充分!!!!


あなたに合うのはどれ?銘柄比較まとめ
| タイプ | おすすめ銘柄 | リターン期待度 | 値動きの安定感 |
|---|---|---|---|
| 王道・ほったらかし | eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) | 約10〜12% | ±16%程度 (やや大きめ) |
| 積極・高リターン重視 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 約12〜14% | ±18%程度 (大きめ) |
| 安定・守り重視 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 約5〜7% | ±10%程度 (控えめ) |
※上記は過去10年間の指数実績目安です。直近10年は相場が好調だったため高めですが、20〜30年の超長期での株式期待リターンは一般的に「年5〜7%程度」が目安とされています。
※「1年の値動き幅」は標準偏差をもとに、年間で想定される標準的な価格の上下幅を表しています。
迷ったら「オルカン」、米国一手に賭けるなら「S&P500」、減らしたくないなら「8資産均等型」と覚えておけばOKです!親の心が穏やかでいられる銘柄を選びましょう!
スタートダッシュを切るために!2026年中に準備しておくべき2つのこと
「2027年1月開始なら、来年になってから考えればいいか」と思った方、ちょっと待ってください!
制度開始と同時にスムーズに積み立てをスタートさせるために、2026年中の今だからこそやっておくべき準備があります。
子どもの未成年口座(総合口座)を先に開設しておく
2027年1月の制度開始直前になると、各証券会社の申し込み窓口が混雑する可能性があります。
そのため、今のうちにSBI証券や楽天証券などで「未成年口座(課税口座)」だけでも先に開設しておきましょう。
すでに未成年口座を持っていれば、こどもNISAの受付が始まった際に簡単なWEB手続きだけで開設できるようになる見込みです。書類不備などでスタートが遅れないよう、事前の準備が鍵となります。
ぼくのオススメは楽天証券です!画面が直感的に見やすく、未成年口座のサポートも充実しています!
児童手当+家計からの積立シミュレーション・資金計画
こどもNISAは「月最大5万円(年間60万円)」まで投資できます。
毎月の原資としておすすめなのが、拡充された「児童手当」です。
例えば、支給される児童手当(月1万〜1.5万円程度)をそのまま積み立てのベースとし、足りない分を家計や預金から補うといった計画を事前に立てておくと、無理なく継続できます。
我が家では「現金(元本保証)」と「投資(NISA・ETF)」の比率について夫婦で話し合い、全体としての教育資金ポートフォリオを組んでいます。具体的な配分については以下の記事で公開していますので、併せて参考にしてみてください。


今後はこどもNISA口座をコア、特定口座をサテライトという方針で運用していくよ!使いたい時期に合わせて使い分けるのがポイント!
まとめ:2027年に向けて今から準備を始めよう
2027年1月からスタートする「こどもNISA」。ポイントをまとめます。
- 年間60万円(月5万円)まで非課税で積立可能
- 対象は「つみたて投資枠」の投資信託!我が家は「全世界株式(オルカン)」をチョイス
- 2026年中に「未成年口座の開設」と「児童手当を使った資金計画」を進める
NISAなどの制度は、子どもの未来をサポートするための優れた「道具」です。
大事なのは、制度をしっかりと理解し、焦らず計画的に準備を進めること。
まずは証券会社の未成年口座(総合口座)の準備から、第一歩を踏み出してみませんか?
さらに投資の考え方を深めたい方は、以下の名著も大変オススメです!


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