
「NISA(ニーサ)を始めたいけれど、仕組みが難しくてよく分からない…」
「結局、何がお得で、どんなリスクがあるの?」
この記事では、そんな疑問を解決するために、NISAの仕組みをゼロから丁寧に解説します。
2024年に始まった「新NISA」の基本ルールから、2026年現在の最新トレンドまで、この記事さえ読めばNISAの全体像がしっかり掴める構成になっています。
もとはヨメに向けて書いた記事です!分かりやすさ重視で書いていますが、質問等があればコメントお待ちしています。
NISA(ニーサ)とは? 簡単に言うと「税金がかからない魔法の箱」
NISAとは、「投資で増えたお金(利益)に、税金がかからない制度」のことです。
正式名称は「少額投資非課税制度」ですが、覚えなくて大丈夫です。
イメージしやすいように、普通の口座とNISA口座を比べてみましょう。
普通の口座 vs NISA口座
通常、株式投資や投資信託で利益が出ると、その利益に対して約20%の税金がかかります。
- 【普通の口座】
10万円の利益が出た → 約2万円が税金で引かれる(手取り約8万円) - 【NISA口座】
10万円の利益が出た → 税金は0円(手取り10万円まるごともらえる!)
このように、「NISA口座(という特別な箱)」の中で投資をするだけで、税金を払わずに済む。これがNISAの最大のルールであり、最強のメリットです。
僕も税金だけで何百万と持っていかれているよ…。NISA口座は本当にありがたい存在です。
仕組みを理解しよう!「2つの投資枠」と「限度額」
現在のNISA(新NISA)には、役割の違う2つの投資枠(ポケット)があります。
この2つは併用できるため、多くの人が両方を使って資産形成をしています。
| 投資枠の名前 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| どんな人向け? | 初心者・コツコツ派 | 中級者・自由派 |
| 何が買える? | 金融庁が厳選した 安全性の高い投資信託 | 企業の株(個別株)や 幅広い種類の投資信託 |
| 年間いくらまで? | 120万円 | 240万円 |
| 買い方は? | 積立のみ (毎月決まった額) | 積立も一括購入もOK |
まずはコツコツ慣れるために、つみたて投資枠から埋めるのがオススメ!
一生涯で使える金額は「1,800万円」
NISAには、ひとりが一生のうちに投資できる上限金額が決まっています。
- 生涯投資枠:1,800万円
- そのうち、「成長投資枠」として使えるのは1,200万円まで
「1,800万円も投資できないよ!」と思うかもしれませんが、安心してください。
この枠は最短で埋める必要はありません。月1万円でも、月5,000円でも、自分のペースで時間をかけて埋めていけばOKです。
僕も初心者の頃は5000円から始めていました!金額よりもまずは始める、そしてコツコツ続けることが大事です。
NISAのメリット・デメリット(注意点)
良いことばかりに見えるNISAですが、投資である以上リスクもあります。包み隠さず解説します。
メリット:ここがすごい!
- 非課税期間が「無期限」
以前のNISAは「20年間だけ」などの期限がありましたが、今は一生ずっと非課税(恒久化)です。老後までじっくり持ち続けられます。 - 売却すると枠が復活する
例えば、教育資金などで現金が必要になり、NISAの資産を売ったとします。すると、その翌年に売った分の投資枠(買った時の金額分)が復活します。「一度売ったら終わり」ではないので、人生のイベントに合わせて柔軟に使えます。
今のところは制度が改悪されない限りメリットが強い!
デメリット:ここは注意!
- 元本割れのリスクがある
銀行預金と違い、投資した金額より減ってしまう(元本割れ)可能性があります。特に短期間(1〜2年)ではマイナスになることもありますが、15年〜20年と長く続けることで、プラスになる確率は高まると言われています。 - 「損益通算」ができない
少し専門的ですが重要です。普通の口座なら「A株で出た利益」と「B株で出た損失」を相殺して税金を安くできます。しかし、NISAは「税金計算の外側」にある制度なので、NISAで損をしても、他の利益と相殺して税金を減らすことはできません。(=NISAでの一人負けになります)
どうしても元本割れのリスクが怖い…という人は、NISA口座では買えない商品だけど、MMFや国債がオススメ!
何を買えばいい?初心者におすすめの正解ルート
「枠の仕組みはわかったけど、具体的に何を買えばいいの?」
そんな初心者のために、失敗しにくい王道の選び方をご紹介します。
ステップ1:まずは「つみたて投資枠」だけでOK
いきなり「成長投資枠」で個別の企業の株を買うのは、ハイリスクです。
まずは「つみたて投資枠」を使い、「インデックスファンド」と呼ばれる投資信託を毎月定額(例:3万円)積み立てることから始めましょう。
分散して購入するので「倒産リスク」が0に近づくので、個別株よりは安心です!
ステップ2:商品は信託報酬の安い物を選ぶ
現在、多くの投資家に選ばれているのは以下の2つです。手数料(信託報酬)が非常に安いのが特徴です。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
通称「オルカン」。これ1本で日本を含む世界中の企業に分散投資できます。「どの国が勝つかわからないから、全部買っておく」という一番無難で合理的な選択です。 - eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
世界経済の中心であるアメリカのトップ500社に投資します。過去の実績はオルカンより高いですが、アメリカ経済がこけた時の影響は大きくなります。
僕はS&P500に投資しているけど、自分でポートフォリオを組むのが面倒くさい!と言う人はオール・カントリーがオススメ!
価格変動リスクが怖い…と言う人は、バランスファンドもオススメです。個人的にはeMaxis Slimバランス(8資産均等型)をずっとオススメしています。WealthNaviより絶対いいよ…。
また、ほったらかし投資という素敵な投資術を、山崎元さんと水瀬ケンイチさんが提唱しています。投資についてはまずこの一冊を読めば60点が取れると思います。初心者の方必読の一冊です。
CMでよく見るWealthNaviをオススメしない理由については以下の記事で語っています
【2026年1月現在】最新の改正ポイント
2024年に始まった新NISAですが、2026年現在も制度は進化を続けています。直近の「令和8年度税制改正大綱」で示された重要ポイントを押さえておきましょう。
「こどもNISA(仮称)」が準備中
これまでは18歳以上しかNISAを使えませんでしたが、0歳〜17歳の未成年も利用可能にする準備が進んでいます。
親が子供の将来のために、非課税で教育資金を積み立てられるようになる見込みです(2027年以降の開始予定)。
こどもNISAについては以下の記事で詳しく解説しています。僕の投資方針についても記載しているので参考にしてください。


債券ファンドの解禁
これまで「つみたて投資枠」は株式中心の投資信託に限られていましたが、より安全性の高い「債券(国債や社債)」を投資対象とする商品も選べるようになる予定です。
「株式だけだと怖い」という慎重派の方にとって、選択肢が広がります。
とはいえ、NISA枠で債券を購入するのはもったいないな~と思います。非課税の恩恵をあまり受けられない…。
まとめ:NISAは早く始めるほど有利
NISAとは、「投資の利益をまるごと自分のものにできる、国が用意した最強の制度」です。
投資には「時間」という味方が必要です。時間をかけて運用することで、リスクを抑えながら資産を増やせる可能性が高まります。
月5,000円からでも構いません。まずは証券口座を開設し、NISAという「お得な箱」を手に入れるところから始めてみましょう。
ブログ記事のネタにもなりますので、お気軽に質問してください!


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