
こんにちは、ダンナです。
「今月も趣味にお金を使いすぎてしまった…」
「将来のために貯金しなきゃいけないのに、どうしても欲しいものがある」
こんな罪悪感や葛藤を抱えていませんか?趣味は人生を豊かにするスパイスですが、一歩間違えると家計を圧迫する「悩みの種」にもなり得ます。
そこで今回は、自身もカードゲーム(MTG)という底なし沼のような趣味を持つ筆者が、「世間の趣味代の平均額」と、あなたの支出が「健全かどうかを判断する3つの基準」について解説します。
平均データを知り、自分軸のルールを作ることで、罪悪感なく趣味を全力で楽しめるようになりましょう。
【実態調査】大人の趣味代、平均いくら使ってる?
まずは客観的な数字を見てみましょう。「自分は使いすぎなのか?」という不安は、相場を知ることで解消されることがあります。
データで見る趣味の支出額
総務省や民間企業の調査データを統合すると、一般的な社会人の趣味への支出傾向が見えてきます。
- 単身世帯:月平均 約3万円
- 二人以上世帯:月平均 約5万円(世帯合計)
- 中央値:月5,000円未満
ここで注目すべきは「中央値が5,000円未満」という点です。一部の重課金ユーザーが平均値を押し上げていますが、実際には半数近くの人が月5,000円以下で趣味を楽しんでいるのが現実です。
もしあなたが「毎月3万円以上使っている」のであれば、それは世間一般から見ると「かなり趣味にお金をかけている部類(少数派)」に入ると自覚しておきましょう。
その支出は健全?趣味とお金のバランスを測る3つの物差し
平均はあくまで平均です。大切なのは「あなたにとって適正かどうか」です。
以下の3つの基準すべてに「YES」と答えられるなら、金額がいくらであっても、それは健全な趣味と言えます。
1. 「余剰資金」の範囲で遊んでいるか?
最も基本的かつ重要なルールです。
生活費を削ったり、貯金を切り崩したり、あるいはリボ払いや借金をしてまで趣味にお金を使っていませんか?
健全な家計管理の鉄則は以下の通りです。
収入 - (生活費 + 先取り貯蓄) = 趣味に使っていいお金
この式の順番を間違えてはいけません。「余ったお金で遊ぶ」のではなく、「遊ぶ金以外を確保してから遊ぶ」のです。
2. 「限界効用逓減」に抗えていないか?
少し難しい言葉ですが、簡単に言うと「慣れによる感動の薄れ」です。
僕の趣味であるMTG(マジック:ザ・ギャザリング)もそうです。最初は1パック(数百円)開けるだけでワクワクしていたのに、次第にBOX買い(数万円)しないと満足できなくなる…。これは典型的な「慣れ」です。
金額の大きさが満足度に比例しなくなってきたら要注意。「本当にこれが欲しいのか?」「ただ買うという行為でストレス発散していないか?」と問いかけてみてください。
3. 「依存」のサイクルに入っていないか?
趣味が生活の潤いではなく、生活の逃避場所になっていませんか?
- 趣味にお金をかけるために、食費を極端に削っている
- 趣味の時間が取れないと、仕事や家族に対してイライラする
- 「これが最後」と思いながら、また課金してしまう
これらに当てはまる場合、それは趣味ではなく「依存」かもしれません。お金の問題以前に、心のケアが必要な状態と言えます。
趣味も貯金も諦めない!バランスを保つ具体的アクション
「使いすぎている自覚はある。でも辞めたくない!」という方へ。無理に趣味を辞める必要はありません。付き合い方を変えましょう。
1. 完全お小遣い制(現金管理)にする
クレジットカードは魔法のカードではありません。趣味に使うお金は、月初の段階で「現金」として引き出し、封筒に入れて管理してみてください。
「今月はあと3,000円しか使えない。じゃあどのカードを買えば一番楽しめるか?」
この制限こそが、工夫を生み、1円あたりの満足度(コスパ)を極限まで高めてくれます。制限は敵ではなく、ゲームのルールです。
2. 「お金のかからない趣味」をサブで持つ
お金のかかる趣味(メイン)一本だと、暇な時間ができた時にお金を使うしか選択肢がなくなります。そこでおすすめなのが、コストゼロで楽しめるサブ趣味を持つことです。
| 知的好奇心系 | 図書館、無料のオンライン講座、街歩き |
| 健康系 | 筋トレ、散歩、瞑想、ストレッチ |
| クリエイティブ系 | ブログ執筆、SNS発信、料理 |
特におすすめなのはブログやSNSなどの「発信活動」です。あなたのメイン趣味(散財の経験)を記事にすれば、それは誰かの役に立つコンテンツに変わります。消費を生産に変える、これが最強の趣味バランスです。
まとめ:趣味は人生の敵ではない
趣味とお金のバランスで悩むのは、あなたが真面目に人生を考えている証拠です。
- 趣味の支出平均(中央値)は5,000円以下であることを知る
- 「余剰資金」「満足度」「依存度」の3つで自己診断する
- お小遣い制などの「制限」をあえて楽しむ
論理的なことを書いてきましたが、どうしても「感情で動いてしまう!」「理屈じゃないんだ!」という熱いタイプの方には、こちらの書籍が処方箋になるかもしれません。
「浪費」を肯定しつつ、どう上手く付き合っていくかを漫画で楽しく学べます。僕の妻も愛読している一冊です。
趣味を長く楽しむためにも、一度立ち止まって「お金との付き合い方」を見直してみませんか?


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