なまぬるい風
初夏の夕方、蒸し暑い
演歌のようなイヤホン漏れの音
(たぶんぜったい演歌ではない)
ここのところもやもやした気候が続いていて、まさに故郷のそれを思い出させる毎日だった。
新潟はカラッと晴れる日が少ないので。
そんな中思い出した情景…
じいちゃんちの、小路に面した部屋、
それはじいちゃんがテレビを見ながら晩酌する部屋で、窓が開いている。
それは、じいちゃんが晩年ベッドで過ごした部屋でもあるのだけど。
ちょっとなまるぬい風
相撲中継が終わると、ニュースか、野球か、演歌か、時代劇“お江戸でござる“か
ワンカップか熱燗を飲みながら
おつまみはカレイの煮付けを食べてるイメージが強い
ガリも好きだったなぁじいちゃん
味の濃いものが好きで、炒め物の残り汁とか白ご飯にかけて食べてた
心身共に元気だった頃、私が保育園生から小学生の頃は、
そうやっておばあちゃんの作るおかずで晩酌してて、
腰が悪いから基本的に高さのある椅子に座って、
そんで相撲か演歌か時代劇を見てる
おばあちゃんの作る料理はどんなものも美味しくって、私がもっと早く生まれていたら、色んな料理を教えて貰っていたのに…と思う。
そんなおばあちゃんに唯一教えてもらった(?)のが、キュウリの酢の物
アイラップに薄切りにしたキュウリを入れて、酢と砂糖を入れて良くもむ。
子供用に砂糖多めに入れたよ!、とおばあちゃん。
ひたすらもむ作業が楽しくって…
という、保育園の頃の話。
最近キュウリがお店に並び始めたので、酢の物でも作ろうかな、と思う今日この頃です。
コメント