高校生ぐらいの頃から、毎年買う手帳は「週間ブロックタイプ」と決めている。
買い始めた当時こそマイナーなタイプだったが、今は知る人も多いタイプな気がする。
スケジュールがたっぷり書けるのはもちろん、日記や日々の記録をたっぷり書き込むことができるのが魅力だと思う。
「自分の手帳を持つ」ということに憧れ、最初に手帳を買った――否、親に買ってもらったのは中学生の頃だった気がする。
当時は小さなイオンの雑貨屋さんの、”スケジュール帳コーナー”で選んでいた。
デザインが可愛いもの、シンプルで大人っぽいもの、はたまた好きなキャラクターのもの…色々見比べて、”今年の一冊”を決めるのだ。
自分のお金で買うのではなく、まだ買ってもらう立場だったこともあり「可愛くて手頃な価格」が第一条件。そのため、選ぶものは自然と月間ページのみのタイプだった。
しかし、ある時私はこう思う。
「書くスペースが少ない…!」
忙しいことには忙しい学生生活だったが、スケジュールが埋まるほど予定があったわけではない。
「推しの番組予定・雑誌発売日等を書き込むとすぐ埋まる」(オタクあるある…)
「そもそも字を小さく書くのが苦手」
等が原因だと思う。
話は少し変わるが、私の母は長らく”月曜定休の職場”に在籍していた。
(今年、ピー十年ぶりに異動があり、ピー十年ぶりに平日5日勤務・土日休みに戻ったのだが)
すると、学校行事等で振替休日があるたびに、休みの母と二人で(時には弟と3人で)出かけるようになった。
ある時は、いつも通るけど入ったことの無いお店に入ってみたり…
ある時は、隣町の面白そうなお店を覗いてみたり…
またある時には、新潟市まで足を伸ばして、ショッピングを楽しんだりもした。
話を戻して…高校生になったばかりの頃、母と二人で新潟市まで出掛けたことがあった。
確か文化祭か何かの振替休日で、秋だった気がする。
今も昔も、私にとって万代エリア…特にラブラ万代は、格好の遊び場。服を見るのも楽しいし、雑貨を見るのも楽しい。リーズナブルなラインナップで、品揃えも豊富だと思う。
本好きの母は、ラブラ万代の最上階にある紀伊國屋書店に行きたいと言う。
エスカレーターでどんどんフロアを昇っていると、紀伊國屋書店の一つ下、雑貨店・Loft(ロフト)の様子が目に留まった。
『スケジュール帳特集!』
エスカレーターから見える位置の棚に、来年のスケジュール帳たちが賑やかに陳列されていたのだ。
それを見た私はワクワクしてしまって、思わず母に「スケジュール帳だって!後でここ見ようよ!!」と話しかけた。
もう来年の手帳?早いね~!と驚きながら、母は了承してくれた。
ロフトのスケジュール売出しは、本当に凄いと思う。
あれだけ豊富な種類のスケジュール帳をいちどに見たのは、あれが生まれて初めてだった…かもしれない。
キャラクターものから、干支にちなんだデザイン、シンプルなもの等、本当にデザインが多種多様だった。
また、月間・週間という区別だけではなく、週間の中にも「左ページが日付欄・右ページがメモ欄になっているタイプ」「時間の目盛りが印字してあるタイプ」「1ページ一日のタイプ」などなど、色々存在していることに驚きだった。
そんな中、私も母も興味を持ったのが冒頭で紹介した
「週間ブロックタイプ」だったのだ。
月間ページと週間ページそれぞれあり、週間ページでは一日あたりの書き込める欄がしっかり確保されている。
そしてこれなら一日の予定だけでなく、ちょっとしたその日の記録など「日記としても使えるかも…!」と思い胸が踊った。
当時、手帳って「たっぷりかける手帳はシンプルで地味なものが多い」「可愛い手帳は書きこめる部分が少なかったりして使いづらい」というイメージ。
でも、これだけたくさんの手帳が揃う並んだロフトなら、“可愛いけど使いやすい手帳”があったのだ…!
その日は、シンプルだが色が可愛らしい「週間ブロックタイプ」の手帳を購入。
今まで一冊あたり1,000円以下の月間タイプしか使ったことのなかった私だったが、値段を見て若干戸惑う。1,700円ほどだった。
今となっては、2,000円弱の手帳を買うことはそう難しいことではない。もちろん、躊躇もほとんどしない。
しかし、アルバイトが出来ない高校生(アルバイト禁止の学校だった)の私にとっては、1,700円は「それなりに大きな買い物」だった。
恐る恐る母に「これ買いたいんだけど…」と、私が言う。
母はあっけらかんと「いいよ、一緒に買うよ」と私が持つ手帳を受け取った。
レジを待つ間、申し訳無さと安心感が入り混じったような気持ちになった。
「買ってもらったからには、ちゃんと手帳使うぞ…!」と心に誓ったのだった。
これ以降、私が上京するまでの間、母と一緒に手帳を買いに行くのが恒例となった。
9月頃になると、近所の雑貨屋さんにある小さな手帳コーナーを覗いたりもするが、やはり品揃えがいまいちだったりするので、新潟のロフトに行って選んでいた。
私が大学入学と同時に上京してからは、物理的に一緒に買いに行くことはできなくなってしまった。
アルバイトを始めて自分で手帳が買えるようになったから、もう母に買ってもらう必要もない。
「後ろめたさを感じる必要がない」という安心感と同時に、”一緒に手帳を選びに行くイベント”が一つ無くなったように思えて、寂しさも感じていた。
しかし、離れて暮らすようになってからは「今年は何買った?」「今年は●●の手帳が可愛いのよ!」なんて話をLINEでしたりする。
以前からネットショッピングに抵抗があった母も、ここ数年で楽天市場を使えるようになったみたい。
昨年は「この手帳、楽天で買ったの~!」とLINEで報告が来た。
母の成長(?)を微笑ましく感じつつ、毎年の手帳を報告し合えるこの関係を愛おしく感じている。長く続けたいな。
さて。近年の手帳選びは、めっきり私も母も「MATOKA(マトカ)」さんの手帳に虜である。
週間ブロックタイプの10月始まり・1月始まりが両方揃っているだけでなく
何と言ってもデザインがシンプル可愛い…!
▼週間ブロックタイプ=”B6 WEEKLY BLOCK”です。
来年はうさぎ年なのもあり、うさぎモチーフの手帳がここぞとばかりにラインナップされている…かわいいわね…
デザインがシンプルだけど可愛いものが多いので、うっかり「週間ブロックタイプ」以外のものに浮気しそうになる(?)。
でも、あくまで私は「週間ブロックタイプユーザー」…!!浮気はしない…!
~私が購入検討中のスケジュール帳をちょっぴり紹介しますね…~
▼冒頭お写真の「ラム」柄(2022年10月始まり)
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ピンク地に白の子羊、ほわほわ感がかわいい…。
昨年の購入時にもラインナップにあり、最後まで迷ったのですが、違う方を選んでしまい…今年こそこれにしようかと迷い中…。
裏表紙は毛糸玉になっています。かわいい。
▼干支にちなんだ「うさぎ」柄(2022年10月始まり)
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これ実は週間レフトタイプで、週間ブロックタイプじゃないんですけど…笑
デザインがあまりに可愛くて、困っちゃった一点。(母も同じこと言ってた。)
悔しいから紹介しておきます。
てか、このお月見ウサギさんだけ箔の色2色なの豪華すぎんか?!
▼「うさぎ年感」あふれる「うさぎ」柄(2023年1月始まり)
※裏表紙は「2023」と刻まれたニンジンが…!かわいい。
区切りの良い2023年1月始まりのタイプ。
まだAmazonさんでも予約段階なので、店頭に出るのはまだこれからかも。
~紹介ここまで!~
すっかり手帳を買うのもオンライン頼りになった昨今、店頭のワクワクドキドキ感(まだ可愛いデザイン残ってるかな~とか、どんなデザインがあるかな~とか)も薄れてしまって、いいような悪いような…。
お気に入りの一冊を吟味して選べるのは、有り難いことなのだけれど。
そんなこんなで、来年の新しい相棒(手帳)を決めた暁には、例のごとく母に報告して”手帳語り”したいと思う。
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