こんにちは、ダンナです。
最近は投資の話ばかりになって、すみません。
YouTubeのゲーム実況ではアホ丸出しで楽しんでいるので、ブログくらいはちゃんとしてみよかな~なんて思って、YouTubeではやらないお金のことについて少しずつ記事にしていきます。
今回は初心に振り返って、「資産運用を始める前にやらなければならないこと」について、記事にしていきたいと思います。
実はこの記事が一番大事になるのですが、ついつい話題性のあるブログを書きたいお年頃だったので、ウェルスナビのメリット・デメリットであったり、楽天証券を使った投資の練習方法であったり、投資信託の記事を飛び越して、ETFってなに~?っていう記事書いたりしてました。
今回はTwitterのフォロワーさんも増えてきたので、ちゃんとしないとな、ということで、資産運用するうえでの「基礎の基礎」、「肝心要」を書いていきます。
幾つかの記事に分けて書いていきますので、少し長くなりますが、最後までお付き合いください。最後にオススメの書籍も紹介しておきますので、是非ご覧ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目次
--------------------
投資よりも大事なこと
近年、誰でも簡単に投資が始められるようになり、ダンナが投資を始めた頃よりはだいぶ距離の近い存在になってきたように感じます。いうて、まだ20代。投資歴は数年程度の甘ちゃんですが、それでもここ数年で大きく変わったと感じます。
その最たるものがLINE証券かな~なんて思います。LINE証券はいつも使っている連絡手段であるLINEアプリから簡単に口座開設から投資まで出来てしまうので、「なんだか投資が怖い」と思っている人にとっては、とてもハードルが低いものでしょう。
しかし、そんな手頃に出来る投資ではありますが、投資よりも大事なことが3つあります。これなくして、資産形成はまともに出来ないといっても過言ではないと思います。
まずは1つ目から紹介していきます。
支出の最適化を行う
まずは「支出の最適化を行う」です。いわゆる節約のことですが、個人的に節約のイメージが悪くて「電気をこまめに消す」、「時間を掛けてスーパーでより安い食材買う」とか、苦しいものに感じてしまうので「支出の最適化」という言葉をココでは使います。(ダンナのなかでは)先駆者で三菱サラリーマンさんという方が使っていました。お言葉拝借します(日本語おかしいね)。
「節約をしましょう」というと、「そんなに貧乏な生活したくない!」「毎日を楽しく過ごしたい!」「お金を貯めこむだけの生活の何が楽しいの?」といった声が聞こえてきそうですね…。ただ、僕が提案しているのは支出の最適化です。何も生活のクオリティを下げろと言っているわけではありません。
では、支出の最適化とは一体何をすればよいのか…。順番に説明していきます。
毎月の支出を把握する
まずは、毎月必ず手元から出ていくお金を把握しましょう。これらの支出はすべてがすべて必要なモノと思い込んでいる方が多いと思います。なかには「もうこれ以上節約なんてできないよ!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、しっかり管理されている方は「これ以上無理~」というくらいにやっていると思いますが、ちゃんと見直すと「手続きが面倒くさくてそのままになっているもの」、「とりあえず現状に不満がないから使っているもの」などが見えてきます。
ダンナの基本的な支出は以下の通りです。皆さんも支出一覧を作ってみましょう。
<毎月の支出(ダンナの場合)>
・家賃
・食費
・水光熱費
・通信費(Wi-Fi)
・スマホ代
・保険料
・奨学金
恐らく皆さんもこんな感じになるのではないかな~と思いますが、どうでしょうか?
奨学金に関しては借りている方もいれば、そもそもない方もいると思いますので、個人差はありそうですね。あとは同じような部類で言えば、ローンを組んでいる方とかもいると思うのですが、ダンナはローンだけは組まないようにしています。理由は幾つかあるのですが、一番大きいのは金利が高いからです。これに尽きますね。
さて、支出の一覧は書き終わりましたか?
皆さんの中で、「こんな基本的な支出を無くすなんて出来ないよ!」と思った方は居ますか?大丈夫です。無くさないでも支出は減らせます。
概ね、自分の支出を洗い出したところで次のステップに行きましょう。
支出を見つめなおす
つぎはコストを抑えることを考えます。例えば以下のように…。
<毎月の支出(ダンナの場合)>
①家賃
家賃の安い場所に住む。
駅から遠すぎるのも微妙ですが、少し離れるだけでかなり安くなります。テレワークで完結している方は、地方移住も良いと思います。
基本的に不動産会社はボッタくりなくらいお金を取ってきます(失礼)。敷金は基本的には0.5か月まで、礼金は悪しき風習です。色んな不動産会社を相見積もりして、家賃を安く抑えるなどの方法もあります。
②食費
なるべく自炊をする。
作り置きや自作ミールキット等を作っておくと、平日はかなり楽できます。スーパーでお肉や野菜が安いときに買っておいて、冷凍したり、保存食を作っておくのもありだと思います。自炊しない人は、まずここから始めてみましょう。
③水光熱費
水道は節水シャワーヘッド、光熱費は電気会社とガス会社の見直し
節水シャワーヘッドは好みが分かれるのですが、かなり節約効果があります。お風呂の残り湯を洗濯で使うと、更に節約になるでしょう。
一般的な家庭の水道水の使われ方のグラフをご覧ください。
これは「東京都水道局」さんからの引用なのですが、こういったグラフを基に、自分が生活するうえで、どこを減らせるのか、考えていきましょう。
ダンナとヨメの家はトイレも節水型なので、だいぶ支出は抑えられています。
また、光熱費に関しては、「電気力自由化」により会社を選ぶことが出来るようになりました。その地域地域によって安い会社があるようなので、「まだ東京電力のままだよ~」という方は、是非調べてみて下さい。
ブログ仲間の待宵さんが楽天でんき・ガスについて試算した記事のリンクを、一番最後らへんに貼っておきますので、是非そちらもご確認ください。
④通信費(Wi-Fi)
通信費を比較して安い会社を探す。
これは正直詳しくないので、調べてください。というのが本音です。ただ、それだけだとあんまりなので、ダンナとヨメの例を紹介します。
ダンナとヨメは”J:COM“で満足しているので、月々安く済んでいます。はじめは電気屋さんに聞いたりして、色んな会社を比較していました。たまに見かけだけ安く、色々買う必要があったり、縛りがあったりするので、騙されないように(失礼)気を付けてください。最終的に値段や品質的に納得の出来た”J:COM”に契約しています(アニマックスとか色んな番組も見れるからね…!)。
⑤スマホ代
ここが一番簡単に安く抑えられるのでは?と思います。皆さんは月々いくらスマホにお金をかけていますか?ダンナも大手3キャリアを使っていました。
しかし、月々1万円前後も払うのが馬鹿らしくて、「もう質が悪くていいから、安い値段で電話しよ!」と半分は諦めモードで格安SIMを契約しました。
実際の使い心地には大差なく、月々1000~3000円で済みました。格安SIMが出始めの頃は色々言われていましたが、今は大手3キャリアを使う理由は少ないと思います。ただ、最近では大手3キャリアも価格を抑えて「20GB/2980円」という、料金設定になってきたので、色々調べていく必要がありますね。
ダンナ的オススメは「楽天モバイル」です。まだ地下で繋がりにくくなるなどの弊害はありますが、「通信量無制限」「通話料無料」「楽天ポイント使用可」というのは大きなメリットだと思います。
とくにパソコンを持ち歩いて使用するときが多くなってきたので、モバイルWi-Fiを契約しようと思ったのですが、楽天モバイルを契約したスマホでデザリングすれば必要ない、ということに気づきました。スマホもモバイルWi-Fiも…という方には特にオススメします。
④保険料
必要最低限の保険だけ加入する。
保険屋さんと色々話して、色々勉強した結果。貯蓄型保険やがん保険などはいらないかな~という結果になり、掛け捨ての保険しか入っていません。その分貯蓄しています。
個人の自由ではありますが、正直学資保険とかも要らないと思います。勉強しているうちに、「日本でこんなに保険が儲かるなら、保険屋さんを作ろうか」と冗談でも思ってしまうくらい…。
保険という商品は”安心”を売る商品です。がん保険のCMや将来の不安を煽る商品は、正直やりすぎだと思います。
保険の窓口さんとかで、色々教えてもらいつつ本も読んで、保険の肯定派と否定派の両方から学び、ダンナ的には不要かなという結論になりました。
一応、参考図書として最後に紹介しておきます。
⑤奨学金
繰り上げ返済しかない。けど、ダンナはやっていない。
これは先行投資…。大学行くためには必要不可欠であったため、借りました。
奨学金の費用を減らすには繰り上げ返済しかありません。今払うのが厳しいという方は、手続きをすれば毎月の額を少なくしたり、一時休止してくれたりしますが、結果は変わりません。
なぜダンナは繰り上げ返済をしていないのかというと、利率が低いからです。住宅ローン等の場合は、高いのでさっさと返した方がイイと思いますが、奨学金の利点?は利率が低いところです。
今の2万円よりも、10年後の2万円の方が手取り的にも出しやすくなるし、デフレ下の日本ではありますが、インフレが起きれば今の2万円の価値と10年後の2万円の価値は変わるだろうという安易な考えです。
余裕が出来れば繰り上げ返済していく、と考えてはいますが、今は繰り上げ返済せずにその分を投資に回しています。こっちの方が効率いいんで…。ただ、これはいつでも奨学金を全額返せる程度には貯金や金融資産をためているからです。やはり借金したままというのは、気分が悪いので時期が来たら早く返します。
ご褒美も用意しておく
支出の最適化、最後の項目は「ご褒美も用意しておく」です。もちろん、なんでも買っていいよ!とか、贅沢しよう!という意味ではありません。支出の最適化を図る上で、「これは我慢できない」「これ意外と苦ではないな」というものを分けようということです。
ダンナの場合はこんな感じ
(我慢できないもの)
・ヨメと二人で外食
・お洋服
(無くても困らないもの)
・一人で外食
・付き合いでの飲み会
・趣味代
・ジム代
・高いお洋服
などなど
これはあくまでも一例ですが、人によっては洋服は我慢できるが、趣味代は困る!という人もいるかも知れません。ダンナの場合は、毎月毎月趣味にあまりお金を掛けずとも楽しめるというのもあると思います。
ここで重要なのは、ただ支出を絞る”節約”と違い、生活のクオリティを下げないで”最適化”を図るというところです。
前に紹介した本から言葉を借りるなら、「全ての支出が平等ではない」ということです。しかし、ご褒美も用意するとは言いましたが、際限なく何度もという訳ではなく、自分を知ることが重要です。
注意したいのはモノによるご褒美は、慣れてしまい、段々と満足感が薄れていきます。洋服も靴も鞄も際限なく欲しくなってしまいますよね…?
なので、ダンナがオススメするのは思い出に残るお金の使い方です。ダンナでいうと、「ヨメと二人で外食」がそれに該当します。僕の場合、自分に何かするよりも、人になにかした方が満足感が得られるので、二人で外食は一石二鳥なのです。
昔、世界的ベストセラーであるという理由で読んだ『新約聖書』(すみません、信者では無いので)に書かれていた、「受けるよりも与える方が幸いである」と言う言葉がありました。
なるほどー、ベストセラーである理由もうなずける。などと不敬なことを思ったものですが、確かにそうだな~とも思いました。どこかでこれを証明した研究もされたそうです。まだ、読んだことないので詳しくは知りませんが…。
他にも、旅行や演劇など、1人でも構いません。思い出に残る行為で自分にご褒美を与えてみてください。
なぜ支出の最適化が必要なのか
さいごに、「なぜ支出の最適化が必要なのか」について説明していきます。
「こんなに我慢してまでお金をためたくないと!もっと投資の実践を教えて!」という声が聞こえてきそうなほど、長々と書いちゃいました(すみません)。しかし、何度も言いますが「支出の最適化」は投資よりも大事なのです。
なぜか。それは、支出の最適化により「浮いたお金」は、何千万円もの資産に匹敵する利回りであるからです。
たとえば、スマホ代…。格安SIMに乗り換えた場合の計算です。
(大手キャリア)
10,000円×12か月=120,000円
(格安SIM)
3,000円×12か月=36,000円
【差額】
120,000-36,000=84,000
このように格安SIMに乗り換えるだけで、84,000円も差額が出ます。
この金額を高配当株投資の配当金で得ようとすると、
84,000÷3%=2,800,000(280万円)
S&P500等インデックスファンドの配当の場合、
84,000÷1%=8,400,000(840万円)
投資で得ようとすると、これだけの資金が必要になります。しかも価格変動や為替のリスクを抱えて…。なので声を大にして言いたい。
支出の最適化というのはノーリスクで出来る、再現性の高い資産形成なのです。
正直、最後の部分だけしっかり覚えていただければ、最適化の方法は個人の自由です。最適化さえ出来ればいいのですから。
投資経験を重ねれば重ねるほど、支出の最適化がどれだけ重要なのか、身に染みてくると思いますので、まずは一度最適化して、投資して、何度もバージョンアップしていきましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おわりに
以上、「資産運用を始める前にやらなければならないこと~支出の最適化編①~」でした。いや~…すみません、もっと簡潔に書ければよかったのですが長くなりました。
ここまで見て「も~投資やりたくないよ~」と思ってしまった方、勉強が苦手!ストレス!何も考えたくない!という方は正直投資を諦めた方が良いでしょう。
次はこちら
【おまけ】
・楽天でんき・ガスについて書かれた記事
楽天でんき&楽天ガス 実際に安くなるのか? ~シミュレーション方法を解説~
・保険に関するオススメの書籍
コメント