【投資】「自分のリスク許容度がわからない」という人に向けた考え方・備え方のお話

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こんにちは、ダンナです。
新NISAが始まり、強気相場の空気から一転して弱気相場に向かっています。
まだ投資に慣れていないのもあり、株価に一喜一憂している人が多いのではないでしょうか。僕のところにも「これ、今売ったほうがいい?」「値動き激しいけど、本当に大丈夫?」などの相談が来ます。
基本的には「自分が納得するように行動してね」と言っておりますが、それだけでは結局どうしたらよいのか路頭に迷うだけなのも事実です。
そこで、どういった商品を買うべきなのか、いまどんな行動をとるべきなのかを自分で考えられるように、リスク許容度の考え方についてお話ししたいと思います。
一般的な話から僕のリスク許容度の決め方といった個人の感想についてもお話ししてゆきます。是非お付き合いください。

目次

そもそも投資におけるリスクとは

リスク。これを突き詰めてしまうと哲学の領域に入ってしまうのですが、よく言われるのは値動きの幅(ボラティリティ)のことを指します。
値動きの幅は標準偏差で表され、値動きの荒さ度合を示しています。%で表記され、値が大きければ大きいほどハイリスク・ハイリターンとされています。
最初のうちはざっくりと「どのくらい株価が上下するのか」と覚えておけばよいと思います。

リスク許容度とは

リスク許容度とは一言でいうと「投資によって損失が出るリスクをどこまで受け入れられるかを示す限度」のことです。これには個人差があるため、「自分はどういった投資商品を買うべきなのか」について考える重要な指標でもあります。
金融機関のWEBサイトなどでも、簡単に診断ができるツールを提供しています。しかし、あくまでも一般的な考え方に基づくものであるため、結局は自分なりにリスクへ向き合う必要があると考えています。

投資商品のリスクについて知る

自分なりにリスク許容度を考えてみたけど、結局どんな投資商品を買えばよいのかわからないと思います。
なぜ外国株より日本株のほうが低リスクなのか、国債や金を組み入れる理由はなぜなのかを理解しなければ何も意味がありません。
下図は三菱UFJアセットマネジメントから引用したものです。

この図は、「各資産どのくらい値動きがあるのか」が読み取れます。
国内債券はあまり値動きがないけど、新興国株はすごい値動きがあるよ!というのが視覚的に見ることができるので個人的に好きな図です。
投資信託の目論見書にも同様の図が掲載されているので、今買おうとしている投資信託がどういった性格をもつ商品なのかを必ず把握しましょう。

リターンとリスク
https://www.am.mufg.jp/basic/first_time/risk.html

リスク許容度の決定要因

では、リスク許容度の決定要因としてどのようなものがあるのでしょうか。

・年齢:(若いほどリスク許容度が高い)

・家族構成:(少ないほどリスク許容度が高い)

・保有資産/収入:(多いほどリスク許容度が高い)

・投資経験:(長いほどリスク許容度が高い)

・リスク耐性(性格):(自己申告で安定志向かリスク好きなのかによる)

一般的には以上の項目から総合的に考え、リスク許容度が高いのか、低いのかということを決めてゆきます。もちろん、他にも色んなリスク要因が考えられますが、色々調べたり、経験しているうちに最低限必要な項目がこれというだけです。

具体的に何%なのか~という数値については金融機関が提供しているツールにより異なりますが、僕個人であるならば以下のように考えます。

ダンナくん(仮想)
年齢    25歳
家族    妻(専業主婦)、子供(3歳)
保有資産  500万円(全部貯金)、奨学金400万返済中
年収    500万円
投資経験  なし
リスク耐性 あり(自己申告)

このような人間がいるとします。あくまでも仮想ダンナくんです。
彼は年齢が25歳と若く、今後10年以上投資する余力が十分にあります。また保有資産もそれなりにあり、年収も一般的な高さです。
一方、家族が2人。妻と子供(3歳)がいるため、高いリスクの伴う投資は控えたほうが良いようにも感じます。投資経験がないにもかかわらず、リスク耐性は“ある!“と宣言しているところも不安要素です。
もしこのような方が相談に来られた場合、僕ならばひとまず新NISAの積立枠内だけで少額(1~3万円)投資しながら貯金(もしくは奨学金の繰り上げ返済)を推奨します。
理由としては奨学金とはいえ借金がある状態で、家族を養う身分であるからです。
共働き、もしくは子なしであるのなら積立額を5万以上にしても良いかな?と思いますが、稼ぎ人が自分しかいない状態であるため「早期返済」と「投資経験の積み重ね」を優先しました(あくまでも個人の感想です)。
投資商品についても1万円~3万円が感覚的に余裕ある資金であるならば株式100%(全世界株式や全米国株などのインデックス投資信託)でも良いのですが、もし大金だ…と感じるのであれば日本株と外国株を50%ずつにするなど日本円資産を多めに持つと良いと思います。日本国債や金などを組み入れても良いでしょう。

不安な相場だからこそやるべき事

以前、こんな記事を書きました。

今も昔も、言うことややることは変わりません。人を知り、己を知り、歴史を知るのです。

最適なリスク許容度などすぐに分かりません。ゆっくり楽しみましょう。

さいごに

正直、これが正解だ!というのはありません。自分にとり心地の良いポートフォリオ(資産の構成)が組めればそれでよいからです。

個人的には”性格”が一番リスク許容度に影響すると考えています。

「自分は若いし、大暴落が来ても買増せる自信がある!」といって、リスクとりまくりなポートフォリオを選んでいながら、少し下落が続くだけで「損切!撤退!」と市場から退場している人を結構見てきました。

一方、僕の知り合いにも、子持ちで住宅ローンもまだあるけど「日本株100%でいい。損失が出たら稼ぐ!」と言い切っている人がいるくらいです。自分がそれでよいなら正解だと思います。
リスク許容度とは詰まるところ「自分がどうしたら気持ちよく資産運用ができるか」というだけのことだと思います。色々なサイトや指標を基に自分なりの正解を模索してみるとよいでしょう。

リスクへの考え方については以下の書籍が役に立つと思います。一読ください。

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この記事を書いた人

はじめまして!ダンナとヨメです!
都内に住む私達夫婦の生活記録…はたまた、それぞれの書きたいことを綴っているブログです。結婚式の話、新潟移住計画、他にも日記や趣味の観劇、仮面ライダー、戦隊モノに始まり、投資について記事にしています。サブタイトルにもあるように、将来的にはヨメの地元である新潟に戻りたい私達です。どうぞよろしくお願いします!

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