
こんにちは、ダンナです。
久しぶりの一問一答シリーズ、今回は2026年に入ってから急に耳にするようになったキーワード「安全運用」について語ります。最近は日銀の政策変更もあり、金利のある時代が戻ってきましたね。
ヨメからの質問はいつも鋭くて、今回も核心を突いています。
- なんでSPYDなどの高配当株ETFを買っているの?
- なるべく元本割れしないで殖やす方法はないの?
- 投資のせいで税金が増えて手取りが減らないの?
今回は、最も多くの人が気になっているであろうテーマ──「なるべく元本割れしないで殖やす方法」を2026年最新版として解説します。
以下は他2つの質問に答えた記事です。




はじめに:2026年、金利が上がった今こそ考えたい「安全運用」
久しぶりの金利上昇で変わる資産の置き場所
2022〜2023年ごろまでは、普通預金金利が0.001%という“金利ゼロ時代”でした。しかし2026年の今、日銀の金融政策見直しによって、メガバンクの定期預金でも0.1〜0.2%台が見られるようになっています。
この変化により、「リスクを取らずにお金を増やしたい」というニーズが再び高まっています。とはいえ、元本割れせずに資産を増やすのは簡単ではありません。
なぜ「元本割れしない投資」が今注目されているのか
株式市場は依然としてボラティリティ(価格変動)が大きく、2025年後半には一時的な調整局面もありました。その一方で、国債や預金といった安全資産の金利が上がり、リスクを取らない投資にも光が戻りつつあります。
つまり、今は「守りの資産運用」が見直されている時期なのです。
そもそも「元本割れ」とは?|投資の基本を再確認
定義とわかりやすい具体例
まず、用語の定義から整理しましょう。元本割れとは、投資した金額(元本)よりも、現在の評価額や解約時の受取額が少なくなることを指します。
例えば、あなたが100円で株を購入し、翌日にその株価が90円になった場合、評価額が10円減少しています。つまり「元本割れ」です。
90円 − 100円 = −10円
投資で避けられない「価格変動リスク」とは
投資の世界では、このような価格の上下動を「リスク」と呼びます。ただし、リスク=危険ではなく、リスク=値動きの振れ幅を意味します。
つまり、値動きが小さい資産(国債や預金)はリスクが低く、値動きが大きい資産(株式や暗号資産)はリスクが高いということです。
2026年現在、元本割れしない投資商品は存在するのか?
絶対安全に近いのは「銀行預金」と「個人向け国債」
結論から言うと、2026年の日本で「元本割れしない」と言えるのは、次の2つだけです。
- 銀行預金(預金保険制度により1,000万円+利息まで保護)
- 個人向け国債(変動10年)(国が元本を保証)
【比較表】安全資産と利回りの比較(2026年1月時点)
| 商品名 | 元本保証 | 利回り(税引前) | リスク要因 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | あり(1,000万円まで) | 0.001〜0.2% | インフレによる実質目減り |
| 定期預金 | あり(1,000万円まで) | 0.2〜0.3% | 中途解約の利息低下 |
| 個人向け国債(変動10年) | 実質あり(国が発行) | 1.23% | 途中換金時の利息控除 |
| 外貨預金 | なし | 通貨により異なる(高リスク) | 為替変動による損失 |
外貨預金や仕組み債が「元本割れ」する理由
これらの金融商品は、為替レートや仕組み設計によって元本が減る可能性があるため、「元本保証」とは呼べません。安全運用を重視するなら、避けるべきカテゴリです。
最新データで見る!2026年の個人向け国債金利
変動10年債の金利は「年1.23%」に上昇(税引前)
財務省が2025年12月26日に発表した最新データによると、2026年1月募集分の個人向け国債・変動10年型の表面利率は年1.23%(税引前)まで上昇しています。ここ数年で最も高い水準です。
この変動10年型は、半年ごとに金利が見直され、日銀の政策金利や市場金利の上昇に連動して利率が変化します。つまり、将来的な金利上昇局面では恩恵を受けやすい設計です。
固定3年・5年型との利回り比較
同時期に発行される固定金利型の国債も利回りが上昇しています。短期的な安定を重視する場合は固定型、長期的な上昇を見込む場合は変動型を選ぶのが基本です。(2026年1月現在)
| 種類 | 利率(税引前) | 金利タイプ | 満期 |
|---|---|---|---|
| 変動10年 | 1.23% | 半年ごとに変動 | 10年 |
| 固定5年 | 1.35% | 固定 | 5年 |
| 固定3年 | 1.10% | 固定 | 3年 |
個人向け国債は毎月発行されるので、最新情報は公式HPでチェックしよう!
どの国債を選ぶべきか?
インフレ率が今後も緩やかに上昇すると見られるため、「変動10年型」を選ぶのが現実的です。長期で持つほど複利効果も働きやすく、「安全+効率的な運用」が期待できます。
「元本保証」と「元本確保」の違いを徹底解説
似ているようで全然違う!この2つを混同しない
銀行や保険会社の窓口で「元本確保型だから安心です」と言われた経験はありませんか? 実はこれ、注意が必要です。「元本保証」と「元本確保」はまったく別の概念なのです。
元本保証とは?(銀行預金など)
預けたお金が、いつでも元本割れしないよう保証されている商品を指します。 代表例は銀行預金です。万が一銀行が破綻しても、預金保険制度により1金融機関につき元本1,000万円+利息まで保護されます。
元本確保とは?(国債・保険商品など)
満期まで保有すれば元本が戻るように設計された商品のことです。 途中で解約すると、元本割れする可能性があります。個人向け国債や貯蓄型保険がこれに該当します。
ポイント: 「元本確保=途中解約したら損するかも」「元本保証=いつでも減らない」。 この違いを理解しておくことで、金融機関のセールストークに惑わされにくくなります。
インフレが最大の敵?「現金の価値が減る」現象を理解する
2026年の物価上昇率と生活実感
あなたは最近、スーパーで「値上がりしたな」と感じることが増えていませんか? 総務省の消費者物価指数によると、2025年の平均インフレ率は2.6%でした。つまり、モノの値段が1年間で2〜3%上がっているということです。
1万円の価値が5年後にどうなるか
たとえばインフレ率2%が5年続くと、1万円の購買力は次のように減少します。
| 経過年数 | インフレ率(年2%) | 実質購買力(円) |
|---|---|---|
| 現在 | 0% | 10,000円 |
| 1年後 | 2% | 9,800円 |
| 3年後 | 6% | 9,400円 |
| 5年後 | 10% | 9,000円 |
つまり、「元本割れしていない=安全」ではなく、実質的にはお金の価値が減っているのです。
インフレ対策の第一歩は「現金だけにしない」こと
預金は確かに安心ですが、インフレ局面ではリスク資産よりも実質価値が下がります。 そのため、国債のような安全資産を基本にしつつ、将来に備えてバランスを取るのが賢明です。
「元本保証で高利回り」は100%詐欺!その見分け方
「元本保証+高利回り」は絶対にありえない
「元本保証なのに月利3%!」「誰でも安全に増やせます!」──そんなうたい文句、見たことありませんか? 結論から言えば、元本保証と高利回りは絶対に両立しません。 この2つを同時に掲げている商品は、ほぼすべて詐欺(または極めて高リスク)です。
実際にあった典型的な手口
- ポンジ・スキーム(自転車操業型詐欺):新しい投資家の資金を、既存投資家への「配当」として回す。
- 高利回りの海外ファンド:実体のない「架空ファンド」で資金を集め、連絡が途絶える。
- 暗号資産の自動取引ツール:「AIが勝手に増やします」などとうたうが、実際には中身が空。
警告: 金融庁や消費者庁が公式に警告しているように、「元本保証」をうたう無登録業者が後を絶ちません。 公式サイトに「金融庁登録番号」があるかどうかを必ず確認しましょう。
騙されないように知識を付けるのも、蓄財するコツだよ!
見分けるためのチェックリスト
| 項目 | 安全な商品 | 危険な商品 |
|---|---|---|
| 利回り表示 | 年0.5〜1.5% | 月3%、年30%など |
| 販売者 | 金融庁登録済の銀行・証券会社 | 無登録業者・SNS勧誘 |
| 元本保証の根拠 | 預金保険制度など法的裏付け | 「社長が保証します」など口約束 |
怪しいと感じたら、まずは金融庁の「無登録業者リスト」で確認を。 「うまい話には毒がある」と心得ましょう。
リスクとリターンの関係を正しく理解しよう
投資の「リスク」とは危険ではない
投資でいう「リスク」とは、価格の変動幅(不確実性)のことを指します。 つまり「値動きが大きい=ハイリスク」、「値動きが小さい=ローリスク」という意味です。
リスクとリターンの基本マトリクス
| 分類 | 代表的な商品 | 想定リターン | 元本割れリスク |
|---|---|---|---|
| ローリスク・ローリターン | 預金、個人向け国債 | 年0.5〜1.2% | ほぼなし |
| ミドルリスク・ミドルリターン | 債券型投資信託、バランス型ファンド | 年2〜4% | ややあり |
| ハイリスク・ハイリターン | 株式、REIT、暗号資産 | 年5〜15% | 大きい |
ローリスク・ハイリターンは存在しない
「ローリスク・ハイリターン」をうたう商品は詐欺、または構造的に破綻しています。 一方で「ハイリスク・ローリターン」の商品は手数料負けのボッタクリ商品です。 投資では「リスクに見合った報酬」を得るのが唯一の正攻法です。
【結論】2026年版・元本割れしないで増やす方法
2026年現在、安全かつ現実的な選択肢は2つ
- 銀行預金(預金保険制度による元本保証あり)
- 個人向け国債(変動10年型・利率上昇中)
それぞれの特徴を比較
| 商品名 | 元本保証 | 利率(税引前) | リスク | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 銀行預金 | ◎(1,000万円+利息まで) | 0.001〜0.2% | インフレリスク | ★★★☆☆ |
| 個人向け国債(変動10) | 〇(満期まで保有で実質安全) | 約1.2% | 途中解約時の手数料 | ★★★★★ |
個人向け国債は1年未満で解約すると元本割れするから気を付けて!
インフレ時代に備える資産構成の考え方
「元本を守りたい」人ほど、インフレによる実質価値の低下に注意が必要です。 現金だけに偏らず、安全資産(国債)+流動資産(預金)の2本立てで守るのが賢明です。
まとめ:元本割れしない投資とは「守る力」を磨くこと
「増やす」ことばかりに目を向けると、いつの間にか大事な元本を減らしてしまいます。 2026年の今こそ、「守りながら育てる」投資を心がけるべきです。
- 銀行預金と国債は依然として最も安全
- 「元本保証で高利回り」は存在しない
- インフレという「見えないリスク」に備える
投資の目的は「安心して生活できる未来をつくること」。 そのための第一歩が、「リスクを知る」ことなのです。


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