【一問一答】投資は会社バレしない!投資にかかる税金を支払い方とタイミングについて

読者様

投資を始めたいけど、会社は副業禁止…。税金の手続きで会社にバレたりしないかな?

そんな不安を抱えて、あと一歩が踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、「特定口座(源泉徴収あり)」を選べば、会社にバレることは絶対にありません。確定申告も不要で、手間もゼロです。

この記事では、投資にかかる税金の仕組みと、なぜ「特定口座(源泉徴収あり)」なら安心なのかを、初心者向けに分かりやすく解説します。

ダンナ

なるべく難しい言葉を使わないように頑張ります!

目次

投資と給与は別枠!会社バレしない理由とは

まず誤解しやすいのは、「投資の利益が会社の給与計算に混ざって、住民税の通知でバレるのではないか」という点です。

安心していただきたいのは、「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでいる限り、会社バレはあり得ないという事実です。

理由はシンプルで、給与所得と投資の利益は分離課税(分けて計算するルール)だからです。

給与所得と投資は完全に別腹

日本の税制では、サラリーマンの給料(給与所得)と、投資の利益(譲渡所得・配当所得)は、全く別の財布として扱われます。

会社が計算するのはあくまで「給与に対する税金」だけ。投資でいくら稼ごうが、そのデータが会社に送られることはありません。

住民税の通知も会社には行かない

一番の懸念点は「住民税」でしょう。通常、副業などで確定申告をすると住民税額が変わり、会社に「住民税決定通知書」が届くことでバレるリスクがあります。

しかし、投資で「特定口座(源泉徴収あり)」を使っている場合、利益が出た瞬間に証券会社が税金(所得税+住民税)を代行して納めてくれます。

納税が証券会社と自治体の間だけで完結しているため、市役所から会社に「この人、税金増えましたよ」という通知が行くこと自体がないのです。

何に課税される?投資の利益は2種類

そもそも投資では、どのような利益に対して税金がかかるのでしょうか。大きく分けて2つあります。

  • キャピタルゲイン(売却益)
    資産を安く買って高く売った差益です。例えば、1000円で買った株を1100円で売れば、100円が売却益となり課税対象になります。
  • インカムゲイン(配当金・利子)
    株を持っているだけで受け取れる配当や、債券の利子です。例えば、100万円の株を1年間保有して1万円の配当金を受け取れば、その1万円が課税対象です。

逆に言えば、「含み益(値上がりしているけど売っていない状態)」には税金はかかりません。利益を確定させたタイミングで初めて税金が発生します。

ダンナ

含み益は幻と考えた方が精神衛生上良いです

投資の利益にかかる税率は約20%

上記の利益には、以下の税率で税金がかかります。

  • 所得税:15%
  • 住民税:5%
  • 復興特別所得税:0.315%(所得税額×2.1%)

合計で20.315%(約2割)が税金として引かれます。

例えば、売却益が10,000円出た場合、約2,031円が税金として引かれ、手取りは約7,969円になります。

ダンナ

一応、復興特別所得税は2037年12月31日までとされています…。果たして本当だろうか…。

いつ払う?税金の支払いタイミングと方法

税金をいつ・どうやって支払うかは、証券口座の選び方(特定口座か一般口座か)で変わります。

【おすすめ】特定口座(源泉徴収あり)の場合

  • タイミング:利益が出た瞬間(売却時や配当受取時)
  • 支払い方法:証券会社が自動で差し引き、代わりに納税してくれる。

これが最もおすすめの設定です。利益が出た時点で税処理が終わるため、確定申告は不要です。もちろん、誰にもバレません。

特定口座(源泉徴収なし)・一般口座の場合

  • タイミング:翌年の2月16日~3月15日(確定申告期間)
  • 支払い方法:自分で確定申告書を作成し、納税する。

こちらを選ぶと、自分で確定申告をする必要があります。この際、住民税の申告方法を間違えると(「自分で納付」にチェックを入れ忘れると)、会社に通知が行くリスクが発生します。

ダンナ

これはこれで選択するメリットはあるのですが、今読んでいる方には不要なので忘れて構いません。

口座の種類と会社バレのリスク比較

違いを分かりやすく表にまとめました。

口座の種類特定口座(源泉徴収あり)特定口座(源泉徴収なし)一般口座
税金の支払い自動(おまかせ)自分で納税自分で納税
確定申告原則不要必要(利益があれば)必要(利益があれば)
年間取引報告書証券会社が作成証券会社が作成自分で作成
会社バレリスクなし(ゼロ)申告ミス等であり得る申告ミス等であり得る

初心者は「特定口座(源泉徴収あり)」一択!

投資初心者の方や、会社に絶対にバレたくない方は、迷わず「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでください。

  • 自動で税金が引かれるので、脱税の心配がない。
  • 確定申告が不要なので、面倒な手続きがない。
  • 住民税の通知が会社に行かないので、職場にバレない。

多くの証券会社では、口座開設時に「源泉徴収あり」が初期設定になっていますが、念のため確認しておきましょう。

【重要】税金を払いたくないならNISA!

ここまで税金の話をしてきましたが、そもそも「NISA(ニーサ)」口座を使えば、これらの税金は一切かかりません(0円)。

利益に対して税金がかからないということは、もちろん申告も不要ですし、会社に通知が行くこともありません。まだNISA枠が余っているなら、まずは課税口座(特定口座)ではなく、NISA口座で投資をすることを強くおすすめします。

そもそもNISAとは?という方は以下の記事が参考になると思います。

まとめ

最後にポイントをおさらいしましょう。

  • 投資の税金と給与の税金は別物!基本的には会社に通知は行かない。
  • 投資の利益には約20%の税金がかかる。
  • 「特定口座(源泉徴収あり)」なら、証券会社が勝手に納税してくれるので、会社バレのリスクはゼロ!
  • 税金を払いたくないなら、まずは非課税のNISAを活用しよう。

投資を始めるときは「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでおけば、税金の手間も会社バレの心配もありません。安心して資産形成を始めていきましょう!

投資を始めようと思っている方は”心理的障害”を取り除くことが先決だと思います。以下の書籍はわかりやすく、とっかかりやすくでオススメです。まずはコレで学び、必要に応じてさらに学べばよいと思います。

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