【一問一答】SPYD・HDV・VYMの違いと選び方|初心者にもわかる米国高配当ETFの魅力とリスク

こんにちは、ダンナです。

今回はヨメからの質問、「なんでSPYDなどの高配当株ETFを買っているの?」についてじっくり語ります。この記事では、特に米国の代表的な高配当ETFである SPYD・HDV・VYM の違いを中心に、初心者にもわかりやすく解説していきます。

読者様

英語ばかりで良く分からない…。

ダンナ

大丈夫!やさしく解説するよ!分からなければコメントも待ってる!

目次

投資信託から高配当ETFがメインで投資している理由

投資信託では「増えている実感」がなかった

最初に投資信託を始めたとき、「お金が増えている感じがしない」と思いました。投資信託は一日に一度だけ基準価額が動くので、値動きのリアルさがありません。

一方でETF(上場投資信託)は市場でリアルタイムに値動きします。値が動くたびに、自分のお金が市場で「働いている」感覚がある。それが、投資を続けるモチベーションになりました。

ダンナ

とはいえ、投資信託にもメリットはあるから両方やっているよ!

「快適さ」を重視した結果、高配当ETFを選択

僕の投資目的は「今も楽しみつつ、安定的にお金を増やす」ことです。価格上昇を待つだけのキャピタルゲイン型投資よりも、定期的に現金が入る高配当ETFの方が性格的に合っていました。

そしてもう一つ大事なことがあります。 「売りは買いよりも難しい」。 この言葉に尽きます。株価が上がっても、「今売るべきか?」「もう少し持っていようか?」と悩みがち。結局、ストレスが溜まります。

その点、配当金は考えずとも自動的に入ってくる。 だから僕は、効率を少し犠牲にしてでも、ストレスの少ない“快適な投資”を選びました。

ダンナ

効率だけを言えば投資信託の方が最適なんだけどね…。

高配当ETF投資の基本的な考え方

「配当が高い=お得」ではない理由

配当利回りが高い銘柄ほど魅力的に見えますが、実は注意が必要です。極端に高い利回り(10%以上)は、減配や業績悪化のリスクが高いサインであることが多いです。

僕が心地よいと感じる利回りは3〜5%。この範囲であれば、リスクとリターンのバランスが取れ、長期的な安定運用が可能です。

ダンナ

あくまでも経験則だから、最終的には自分にとって心地よい配当利回りで投資するのがベストだよ!

配当重視でもキャピタルゲインは意識

配当金を重視しているからといって、株価の上昇(キャピタルゲイン)を捨てているわけではありません。高配当ETFの中でも、長期的に成長しているものも多いのです。

例えば、VYMは分配金が比較的控えめですが、着実に株価が伸びており、トータルリターンでは非常に優秀な成績を残しています。

SPYD・HDV・VYMの概要比較

以下はETFの概要を比較しやすいようにした表です。分配利回りは時価に寄り変動しますが、通年で見ても大きくはズレていないため目安になると思います。

ETF名ベンチマーク構成銘柄数経費率分配利回り(2025年時点)特徴
SPYDS&P 500 High Dividend Index約800.07%約4.8%高配当・景気敏感セクター多め
HDVMorningstar Dividend Yield Focus Index約750.08%約3.9%財務健全性重視・安定配当
VYMFTSE High Dividend Yield Index約400+0.06%約2.5%分散性高く長期安定型

SPYDを購入している理由

SPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)は、S&P500銘柄の中から配当利回りの高い80社を均等に組み入れるETFです。1銘柄あたり約1.25%前後という、均等加重型の設計が特徴です。

  • メリット:高配当・シンプル・配当回数が多い
  • デメリット:景気敏感セクター(金融・不動産)比率が高く、暴落時に弱い

SPYDは高配当ETFの中でも「攻めのETF」と言えます。短期的には上下が激しいですが、長期では高い分配金が魅力です。

ダンナ

株価の値上がりは他の2つと比べても期待薄です。

HDVを購入している理由

HDV(iShares Core High Dividend ETF)は、モーニングスター社が定める「財務健全で持続的な配当が見込める企業」を中心に構成されています。エネルギー、通信、生活必需品などディフェンシブな業種が多め。

  • メリット:減配リスクが低く、長期投資に安心
  • デメリット:成長性がやや控えめ

SPYDが「攻め」ならHDVは「守り」。安定した分配金を受け取りながら、暴落にもある程度耐性があります。

ダンナ

値上がり益も狙えて、SPYDとVYMの中間的存在だな~という印象だよ

VYMを購入している理由

VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)は、FTSE High Dividend Yield Indexに連動し、米国の大型株約400社以上に分散投資しています。SPYD・HDVの構成銘柄の多くも含まれており、全体の安定性を高める役割を担います。

  • メリット:分散が広く、株価上昇と配当の両立
  • デメリット:配当利回りは控えめ(約2.5%)

VYMは「安定・安心・着実」なETF。初心者にもおすすめの1本です。

ダンナ

ただし高配当というには控えめな利回りなので、キャッシュフローは感じずらいかも!

ETF選びの基準と考え方

自分の投資目的に合わせて選ぶ

ETFは「どれが一番良いか」ではなく、「何を目的に投資するか」で選ぶべきです。前述しましたが、僕の場合は定期的なキャッシュフロー(配当)を得ることが目的です。今も未来も楽しみたい!

  • SPYD:高配当で攻める
  • HDV:財務健全で守る
  • VYM:分散で安定を得る

この3つを組み合わせることで、リスクを分散しつつ心地よいリターンを得ることができます。

高配当ETFとNISAの相性

新NISA制度ではETFが「成長投資枠」で購入可能になりました。非課税で分配金を受け取れるのは大きなメリットです。 オルカンなど広く分散された投資商品と組み合わせるのも有効です。

ダンナ

僕は自分で分散したいから色んなETFや投資商品と組み合わせているよ!

NISAについて詳しく知りたい方は、以下の記事がオススメです。この記事もヨメのために書いたから熱量があります。

高配当ETFのリスクと注意点

もちろんリスクもあります。SPYDは景気に敏感で、暴落時には大きく下がることがあります。HDVやVYMは防御力がありますが、分配金が物足りなく感じることも。

また、PFFD(優先証券ETF)のように分配金が高くても減配リスクがあるケースもあります。利回りの高さだけで選ばないよう注意が必要です。

ダンナ

PFFD好きなんだけどね…泣

初心者が高配当ETFを始めるときのポイント

まずは少額からスタート

最初は1万円、2万円からでも構いません。投資に「慣れる」ことが何より大切です。配当金が入ったら、それを再投資して複利効果を高めましょう。

学びながら続ける

ETF.comやPortfolio Visualizerなどのサイトを活用すれば、ポートフォリオの分析も簡単にできます。興味があれば、これらの使い方も記事化しますね。

まとめ:「効率」より「快適さ」を選ぶ投資

僕が高配当ETFを選んだのは、最も効率的だからではなく、最も快適に続けられる投資法だからです。 配当が入るたびに、「投資してよかったな」と思える。それが僕のモチベーションです。

円資産の運用法については、楽天・マネーファンドの記事も参考になると思います。

ダンナ

楽天・マネーファンドは元本割れの心配がほぼないのに普通預金よりも少しだけ利回りの高い商品だよ!

よくある質問(FAQ)

XやYoutubeなどでよく見かける質問や疑問をまとめて回答してみました。

SPYD・HDV・VYMのどれが初心者におすすめ?

安定性を重視するならVYM、直近の配当重視ならSPYD、バランス重視ならHDVがおすすめです。

高配当ETFは為替の影響を受ける?

はい、今回紹介したETFはドルで投資する商品です。円高になると円換算の配当金が減少して、円安になると増加します。為替によるリスクがあるため、円資産も併用してバランスを取るのがおすすめです。

配当金は再投資したほうがいい?

長期的に資産を増やすなら再投資がおすすめです。複利効果が働きます。

ただ、僕は得られた配当は必要に応じて使っています。以下は使ってみた感想の記事です。

投資は「始める」よりも「続ける」方が難しい。 だからこそ、自分が気持ちよく続けられる方法を選びましょう。

あなたが最も重視するETFはSPYD・HDV・VYMのどれですか?
ぜひコメントで教えてください!

オススメ書籍

タイトルは過激だが分かりやすい米国高配当株投資の入門書

タイトルはなかなかに過激ですが、漫画形式で書かれており分かりやすく高配当株投資について解説されています。

勉強が苦手~という知人にはこの書籍をオススメしています。

続けることの難しさと大切さを学ぶ

投資で成功するかどうかは、知識よりも「行動」と「心理」で決まる、という行動経済学のベストセラーです。

市場の変動に対する感情のコントロールや、長期的に市場に留まり続けることの重要性を説いており、「ストレスとの戦い」や「続けること」の難しさや大切さが学べます。

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