【MTG統率者】《死者の王、ザル・アシュール/Zul Ashur, Lich Lord》の評価とデッキ構築|ゾンビ愛好家が徹底解説

MTG『ファウンデーションズ』の統率者デッキ解説:死者の王、ザル・アシュールのアイキャッチ画像。ゾンビ愛好家によるレビュー。

こんにちは、ダンナです。

ゾンビデッキしか組まない私が、愛をもってゾンビについて解説する記事です。今回は≪死者の王、ザル・アシュール/Zul Ashur, Lich Lord≫を使った、統率者戦(EDH)向けのデッキや相性の良いカードをご紹介します。

ダンナ

基本的に”ゾンビのみ”の視点で書いています。他の方のために、コメントで相性の良いカードや戦法があれば書き残していただけると嬉しいです。

目次

《死者の王、ザル・アシュール/Zul Ashur, Lich Lord》の基本スペックと統率者としての特徴

MTG「ファウンデーションズ」収録の伝説のクリーチャー《死者の王、ザル・アシュール/Zul Ashur, Lich Lord》カード画像。通常版、ボーダーレス版、ショーケース版の比較。

カードの概要と解説

Zul Ashur, Lich Lord / 死者の王、ザル・アシュール (1)(黒)
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) 邪術師(Warlock)
護法 ― 2点のライフを支払う。(このクリーチャーが対戦相手がコントロールしている呪文や能力の対象になるたび、そのプレイヤーが2点のライフを支払わないかぎり、その呪文や能力を打ち消す。)
(T):あなたの墓地にあるゾンビ(Zombie)・クリーチャー・カード1枚を対象とする。このターン、それを唱えてもよい。

2/2

《死者の王、ザル・アシュール》は、マジック:ザ・ギャザリングの世界において長年「フレイバー・テキスト上の有名人」として知られてきたリッチの女性です。

基本セット2012の《死の印》や《組み直しの骸骨》にその名が登場して以来、実に10年以上の時を経て、ついに『ファウンデーションズ』で伝説のクリーチャーとしてカード化されました。

性能面では、「墓地のゾンビを唱える」という、ゾンビ部族の代名詞とも言える墓地再利用能力を持っています。

ダンナ

はじめてカード化の情報を得た時は嬉しかったな~…。

2マナという軽さと「護法」による生存力

MTG統率者の定番《ギサとゲラルフ》。ザル・アシュールとの比較対象として挙げられるゾンビ部族の伝説のクリーチャー。

特筆すべきは、2マナという軽さです。同様の能力を持つ《ギサとゲラルフ》が4マナであることを考えると、序盤から戦場に出して構えられる点は大きな強みです。

また、タフネス2と脆弱ではあるものの、「護法 ― 2点のライフを支払う」を持っているため、相手に除去を躊躇わせる最低限の耐性を備えています。

“唱える”ことで誘発するコンボやシナジーに対応

タップ能力によって墓地のゾンビを唱えられるようになりますが、これはリアニメイト(直接戦場に出す)とは異なり、マナ・コストを支払う必要があります。一見すると重く感じますが、以下のメリットがあります。

  • ループが可能: 呪文として唱えるため、戦場に出たときの能力(ETB能力)を再利用できる。
  • 最終カウンターが乗らない: 多くのリアニメイト呪文と違い、死亡しても追放されず再び墓地へ戻るため、リソースが尽きない限り何度でも使い回せる。
  • “唱える”に誘発する:≪永遠神オケチラ≫や後で紹介するアーティファクトの中には”唱える”ことが条件で誘発するものがあります。リアニメイトできるゾンビは数あれど、墓地から”唱える”ことができるゾンビは≪墓所這い≫しかいないため、有難い存在です。
《墓所這い》と《永遠神オケチラ》。墓地からゾンビを唱えることで強力なシナジーを発揮するカードの組み合わせ。

テクニカルな運用ポイント

この能力は「唱えることを許可する」だけなので、瞬速を持たないゾンビは自分のメインフェイズにしか唱えられません。 ただし、「能力を起動すること」自体はインスタント・タイミングで可能です。例えば、自分のメインフェイズに能力を起動しておけば、その後にこのカード自身が除去されてしまったとしても、そのターンの間は対象にしたゾンビを墓地から唱える権利が残ります。

ダンナ

召喚酔いする点も忘れてはならないデメリットだね!

長らく謎に包まれていたザル・アシュールさん。単色ゾンビデッキの新たなエンジンとして、そして古参プレイヤーにとっては懐かしのキャラクターとして、統率者戦でも唯一無二の存在感を放つと期待しています。

《死者の王、ザル・アシュール》と相性の良いカード・コンボ徹底解説

使い倒したい!ETB能力を持つ強力なゾンビたち

《死者の王、ザル・アシュール/Zul Ashur, Lich Lord》の能力である、「(T):あなたの墓地にあるゾンビ(Zombie)・クリーチャー・カード1枚を対象とする。このターン、それを唱えてもよい。」を最も効率的に活用する方法のひとつとして、ETB持ちのゾンビを唱えることにあります。

ダンナ

あまりにも数が多すぎるのでリスト化してみました。漏れがあったら教えてください。

死者の王、ザル・アシュールと相性の良いETBゾンビ《呪われた匪賊》《瘴気ミイラ》《朽ちゆくネズミ》のカード画像。

なかでも《呪われた匪賊/Accursed Marauder》と《瘴気ミイラ/Miasmic Mummy》、《朽ちゆくネズミ/Rotting Rats》はゾンビを唱えるだけで、相手の妨害にもなるため好みです。ゾンビというオマケが付いてくる”ソーサリー”感覚で唱えています。

ゾンビデッキのフィニッシャー《腐敗の巨体》《ロッテスの巨人》《アスフォデルの灰色商人》の比較。

フィニッシャーにもなりうるゾンビで言えば、《腐敗の巨体/Rot Hulk》や《ロッテスの巨人/Lotleth Giant》、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》がいるので、不意を突いて叩きのめすことが出来ます。

ダンナ

朽ちゆくネズミは、僕の考えるZombie Power9のひとつでもあります。

「唱える」誘発を最大化するアーティファクト

繰り返しになりますが、《死者の王、ザル・アシュール/Zul Ashur, Lich Lord》の最大の特徴は、ゾンビを墓地から”唱える”ことができるようになること。しかも、2マナゾンビなので早い段階で場に出すことが出来て、護法を持っていることで一定程度の除去耐性もあります。

ゾンビを唱えるたびにドローできる《勝利の年代記》と《勝者の戦旗》。ザル・アシュールと相性抜群のリソース源。

個人的な意見全開で言えば、《勝利の年代記/Chronicle of Victory》と《勝者の戦旗/Vanquisher’s Banner》は最も相性の良いアーティファクトであると思います。

ダンナ

クリーチャーもあげるなら戦墓の巨人も同じ理由でオススメです!

ゾンビは”場に出す”だけで言えば難しい種族ではないため、方法は沢山あります。しかし、”唱える”を条件とすると、先述した通り簡単な条件で唱えられるゾンビは墓所這いしか居ないのです。

そのため、《勝利の年代記/Chronicle of Victory》と《勝者の戦旗/Vanquisher’s Banner》の条件を満たすには、基本的に手札から唱えることになります。

しかし、《死者の王、ザル・アシュール/Zul Ashur, Lich Lord》の場合は基本1ターンに1度とはいえ、持続的に唱えることが可能になるため、リソースが切れないどころか、手札を失わずに1ドローを確保することが出来ます。EDHにおいて継続的なドローは強みです。

ダンナ

他にもゾンビと相性の良いアーティファクトについては以下で語っています。

墓地をリソースに変える!相性抜群の軽量ドロー呪文

秀逸なETB能力ほど能動的かつ繰り返し使えるに越したことはありません。しかし、墓地に落とすにも一工夫必要になるため、そのためにデッキのリソースを割く必要があります。

黒単ゾンビデッキに必須の軽量ドロー呪文《村の儀式》と《堕落した確信》。追加コストでゾンビを墓地へ送る。

基本的に、追加コストを要求してくるインスタントやソーサリーは軽量で強力な能力が多いです(種館ですが)。なかでも《村の儀式/Village Rites》と《堕落した確信/Corrupted Conviction》は破格のコストと性能であると言えます。

ゾンビにおいて”墓地”は手札にも等しいため、生け贄に捧げる程度のことは追加コストにもなりません(過言です)。

また、1マナのインスタントであるためマナが余っている相手ターンの終了フェーズに唱えた後、再利用したいと思っていたゾンビを自ターンで唱えることが出来ます。手札を潤沢な状態にして。

ダンナ

他にも相性が良さそうな呪文があれば教えてください!

ゾンビ愛好家による”甘々”評価(5段階)

構築の難易度・予算感[★☆☆☆☆](簡単・安い)

《死者の王、ザル・アシュール/Zul Ashur, Lich Lord》の構築難易度と予算感は5段階評価で★1です。カード自体が安いので手に入れやすく、ファウンデーションに収録されたゾンビということもあり能力も単純です。

そのため、テキトーにゾンビを投げ込んでもうまく機能すると思います(ブラケット3以下の話)。

対戦相手への「不快指数」とヘイト管理[★★★☆☆](工夫が必要)

《死者の王、ザル・アシュール/Zul Ashur, Lich Lord》自体が対戦相手に対して悪さをするわけではないため、ヘイトをかうことは少ないです。

しかし、毎ターン墓地から唱える=盤面が出来上がっていくため、ターンを重ねるごとに不快感が高まり、原因であるザル・アシュールの除去や盤面が整った瞬間に全体除去を撃たれることも珍しくありません。

こちらだけ損を被らないように《墓穴までの契約/Grave Pact》や《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》、クリーチャーなら《首無し騎手/Headless Rider》や《疫病吹き/Plague Belcher》、そして古のゾンビロード《ゾンビ使い/Zombie Master》などを用意しておくことで”ちょっかいを出せば痛い思いをする”ギミックを用意しておきましょう。

ダンナ

とくに《首無し騎手》がいれば、全体除去を撃たれても即座に盤面を再構築できるため、リカバリー能力は非常に高いです。

ゾンビデッキの全体除去対策・リカバリー用カード。《墓穴までの契約》《戦慄衆の将軍、リリアナ》《首無し騎手》《疫病吹き》《ゾンビ使い》の比較画像。
墓穴までの契約と疫病吹きは分かりやすく”痛い目”なので結構好き

【総評】このゾンビはこんなプレイヤーにおすすめ!

ザル・アシュールさんは、とにかく私の大好物がこれでもかと詰まった1枚です。 もし、以下のような同志の方がいれば、絶対に統率者として、あるいはデッキの主軸として使ってみてほしいと思います!

  • とにかくゾンビを盤面にわらわら並べてニヤニヤしたい人
  • ちょっぴりエモい歴史を感じながら戦いたい古参プレイヤー
  • 「安くて強くて使いやすい!」そんなコスパ最強の黒単ゾンビデッキをのんびり組みたい人

2マナという軽さでサクッと戦場に出て、相手にちょっと嫌な顔をされながらもゾンビを毎ターン蘇らせていく…。

この「じわじわとしつこく這い上がってくる不滅性」こそがゾンビの醍醐味ですよね。ザル・アシュールさんは、まさにその楽しさを一番手軽に味わせてくれる、最高の相棒になってくれます!

ダンナ

雑にゾンビをぶち込んでも強くなるのが良いところ!

サンプルデッキレシピと回し方のコツ

デッキリスト[超越的な聖蜜]

序盤・中盤・終盤の立ち回り

序盤は手札破壊をメインに、盤面の整備(小型クリーチャーやエンチャントを唱えておく)を行います。中盤になると手札が余りやすく、マナがとにかく欲しくなるので、マナファクトも積極的に準備しましょう。

中盤には積極的に攻めていく必要があるため、ゾンビロードを揃えつつ、RADカウンター持ちの呪文やクリーチャーで相手に嫌がらせをしながらライフを削っていきます。

終盤には盤面が整っているか墓地が潤っている頃なので、マナにものを言わせてゾンビを大量に唱え、一気に殴りかかりましょう。

どのフェーズでも、相打ちを恐れず積極的に攻めることが重要です。

ダンナ

ゾンビは積極的にライフを削りに行くだけで恐怖の対象となります!

まとめ:肉体という脆い執着を捨て、至高の「聖蜜」を味わおう

今回は、長年の沈黙を破りついにカード化された《死者の王、ザル・アシュール》について語ってきました。

彼女の魅力は、単なる強さだけでなく、「無駄を削ぎ落とした効率性」と「死をもリソースに変える知性」にあります。2マナという軽さで盤面に鎮座し、墓地の仲間を淡々と、かつ確実に呼び戻すその姿は、まさにゾンビ愛好家が理想とする統率者の一人と言えるでしょう。

「死ぬことが勿体ない」ほどの才能(ゾンビ)を墓地に眠らせておく必要はありません。皆さんもぜひ、ザル・アシュールと共に、対戦相手が絶望するような美しくも恐ろしい「屍の行進」を楽しんでみてください。

もし「このカードも相性いいよ!」「こんなコンボで勝てた!」といった情報があれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。皆さんのゾンビライフが、より豊か(で冒涜的)なものになることを願っています!

ダンナ

収益は赤ちゃんのおむつ代・おやつ代にします!楽しかった~と思っていただけたら、入用ならで構いませんので下記リンクからポッチ!っとお願いします!!

シェアしていただけると嬉しいです!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次