
こんにちは、ダンナです。
最近、子と一緒にドラえもんの映画を見ることが増えました。とはいっても、我が子は乳児なので認識しているかも怪しいですが…。そんな映画のさなか、一人で観ていた時と、子どもと一緒に観ている時で注目すべき「視点」が変わっていることに気づきました。
今後物心がつき、子どもと語らうことのできる日を夢見て「子どもとの楽しみ方」という視点で、第42作にあたる「のび太と空の理想郷」について解説していきます。
この記事では、ネタバレなしで、本作を親子で観ることで得られる5つの学びを、各視点から詳しくご紹介します。

理屈っぽい所が多々ありますが、どうぞお付き合いください。
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はじめに
2023年に公開された『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』は、シリーズ第42作目にあたります。
この作品の他に「のび太と雲の王国」や「のび太と翼の勇者たち」など、空を舞台にした作品が多いなかで、どのような表現・物語にするのかと、ダンナ的にも注目していた作品でした。
今回の舞台は「空に浮かぶ理想郷(ユートピア)」。美しい世界観とともに、「幸せとは何か」「自分らしさとは?」といった深いテーマを、子どもにもわかりやすく描いています。
「幸せって何だろう?」を親子で考えるきっかけに
理想の世界って本当に幸せなのか?
子どもが「こんな世界があったらいいな」と夢見る理想郷。大人も憧れてしまう世界が本作では登場します。
しかし、それが本当に“幸せ”なのかは別の話。映画の中では、完璧に見える世界に潜む、少し違和感のある空気が描かれています。
この描写が、私たちに「何が幸せなのか?」を考えるきっかけをくれます。
日常の中にある「本当の幸せ」とは
毎日食べて寝て、遊び惚けることのできる世界。それが本当に幸せな世界なのでしょうか。
何もかもが整った環境よりも、ちょっと不完全でも笑顔があふれる毎日の方が幸せなのかもしれない。
「家族とごはんを食べる時間が好き」
「お友達と遊ぶのが楽しい」
そんな身近な“幸せ”に気づかせてくれる物語です。



幸せについて本気で考える良い機会になると思います。
親子でしてほしい会話のヒント
- 「一番幸せを感じるときってどんなとき?」
- 「完璧な世界って、本当に幸せなのかな?」
こんな会話を通じて、子どもと一緒に“幸せ”について考えてみて下さい。そのためには親自身が「幸せとは?」ということについて哲学を持っておく必要があると思います。
以下は「幸福」という言葉で説明するには難しい概念に対して、思考実験を通して学べる一冊です。子どもから突拍子もない質問や意見を言われたときに、この書籍で「考えておく」ことで充実した時間が過ごせるはず。
※ちなみに、本書は読書好きな僕でも目が滑るくらいに、ページ数的には薄く、内容の重い一冊です。読む価値が充分にある。
自分らしさを大切にするメッセージ
「人と違っていい」と言える物語
映画の中では、「理想的な人間像」に近づこうと悩む登場人物たちが登場します。しかし、最終的には、自分らしくあることの大切さを理解していく展開が描かれます。
「みんなと同じじゃなくていい」
「あなたらしさが一番すてき」
そんなメッセージが、自然に心に届く内容です。
子どもの自己肯定感を育てるチャンス
「失敗しても、できないことがあっても、それでも大丈夫。」
親として伝えたいけど、うまく伝えにくいそんな気持ちを、この映画が代弁してくれるかもしれません。
映画を観終わったあと、「○○らしさってどんなところかな?」と一緒に考えてみるのもおすすめです。
我が子は3月生まれなので幼稚園や小学校で「他の子は出来るのに…」と感じないか不安ですが、この映画を観て、自分らしさについて伝えられたらいいなと思っています。
想像力を広げるひみつ道具がたくさん登場!
子どもがワクワクする世界観
ドラえもんといえばやっぱり「ひみつ道具」です。今作でも、「空を旅する道具」や「巨大化できるアイテム」など、楽しくて夢のある道具がたくさん登場します。
観ているだけで「自分も冒険してるみたい!」とワクワク感が止まりません。



子どもの頃は「欲しいひみつ道具」を考えるだけで楽しかったですよね!
親子で「もしも○○があったら?」と遊ぼう
映画を観終わったら、ぜひ親子でこんな遊びをしてみてください。
- 「タイムマシンがあったらどこに行きたい?」
- 「自分だけのひみつ道具を作るなら?」
想像力や発想力が自然に伸びて、子どものアイデアに驚かされるかもしれません。
ちなみに、僕が小学生の頃考えたひみつ道具は今現実になりつつあります。



僕の考えた未来はすぐそこに来ているのかもしれない…。
仲間を思いやる心に触れられる物語
友情や優しさの大切さを描く
誰かのために勇気を出す。自分よりも相手を思いやる。そんなシーンが随所にちりばめられていて、観ている側の心も温かくなります。最近のドラえもんは大人も楽しませてくれる…。
子どもたちにとって、“思いやり”や“助け合い”の価値を実感できる素敵な時間になるはずです。アニメや小説などの物語は、人を変える力があると思っています(体験談)。
会話のきっかけになる問いかけ
- 「困ってる友達がいたら、どうする?」
- 「自分の大切な人に何かしてあげたいことはある?」
映画の内容を通じて、子どもと“人とのつながり”について語るきっかけになります。小恥ずかしくて日常では話せないテーマでも、映画を観た後なら自然と語らえるのではないでしょうか。
「ユートピア」というテーマから学びが広がる
子どもでも自然に学べる“理想郷”の考え方
作中では「ユートピア(理想郷)」という言葉が出てきます。これは、16世紀の思想家トマス・モアが提唱した社会モデルのことですが、映画ではそれをファンタジックに、楽しく学べる形で描いています。
「完璧な世界」
「自由な心」
「自分らしさ」
こうした複雑なテーマも、子どもでも感じ取りやすく表現されていると感じました。さすがドラえもんだね。
以下は中学生だったか、高校生の頃に読んだ作品。こういう思想や哲学が好きな厄介な子でした。
社会への興味を育てるきっかけにも
少し年上の子どもなら、「理想の国をつくるとしたら?」など、創造的な対話もおすすめです。
「将来何になりたい?」と漠然とした問いを学校等で行うのは、夢が将来への志向性を育み、自己効力感や内発的動機づけを高めると言われているからです(他にもあるけど)。
本作には、未来を考えるきっかけになる知的な刺激がたくさん詰まっています。



大人も”今”を生きるのに必死だと、未来を見落としがちになります
まとめ~映画がくれる「感じて考える時間」~
『のび太と空の理想郷』は、ただ楽しいだけの映画ではありません。
「幸せ」や「自分らしさ」「思いやり」といった、人生において大切なことを、やさしく自然に伝えてくれます。
映画を観たあとは、子どもと一緒に感想を語り合ってみてください。きっとそこには、今日まで気づかなかった「親子の宝物」が見つかるはず…です。



幸せについて本気で考える良い機会になると思います!!!
自発的に見直してもらうためにも、DVDやBlu-rayという媒体を手元に置いておくことをオススメします。
小説版もあるので、映画を一緒に観てくれない…という子供にどうぞ。
他の作品についてはコチラ


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