楽天・マネーファンドとは?比較的安全で柔軟な新しい円資産運用の選択肢

楽天・マネーファンドの評判と利回り実績0.45%超、マネーブリッジとの比較やデメリットを解説

こんにちは、ダンナです。

2025年6月5日、楽天証券から新たな低リスク運用商品「楽天・マネーファンド」の取扱いが開始されました。

超低金利の時代から脱却しつつある現在、余裕資金を少しでも効率的に活用したい方にとって注目の選択肢です。本記事では公式情報をもとに、楽天・マネーファンドの特徴、メリット、活用方法をわかりやすく解説します。

ダンナ

遂に始まった「楽天・マネーファンド」ですが、その全貌や如何に…!

目次

楽天・マネーファンドとは?仕組みと特徴

楽天・マネーファンドはMMF?

楽天・マネーファンドは、安全性の高い資産に限定して運用される「公社債投資信託」です。株式などの価格変動リスクを伴う資産は含まれず、安定的に利回りを得たい方に適した商品となっています。

ほぼMMFと類似した商品ではありますが、公式ではMRFという性格なのだとか。

MMFとは?と言う人は以下の記事が参考になると思います。

MMF・MRFとの違いを簡単に解説

MRFとMMFは似ていますが、厳密には異なります。以下は比較表です。

項目MMF(マネー・マネジメント・ファンド)MRF(マネー・リザーブ・ファンド)
概要公社債などの短期金融商品に投資する投資信託証券会社の口座にある余剰資金を自動的に運用するファンド
主な投資対象国債、社債、CP(コマーシャル・ペーパー)など短期公社債など
利用方法ユーザーが任意で購入・換金証券口座の資金が自動的に出入り
運用目的安全性と流動性を重視した資産運用証券会社内での一時的な資金の保全と利回りの確保
主な利用者投資家(個別に購入)証券会社の口座保有者

今回、証券口座の資金が自動的にMRFを買い付ける訳ではありませんが、主な投資対象や運用目的、利用者の属性はMRF寄りであるため、MRFとしているのでしょう。

ダンナ

後述しますが、一般的なMRFとも少し違うようだけどね…。

MRFよりも投資信託に似ている

MMFやMRFと言われると、待機資金を投じやすく、すぐに売買出来るというイメージがあります。

しかし、楽天マネーファンドは売るにも買うにもタイムラグがあり、1日に1度しか売買注文が出来ません。そういう意味ではMRFとありますが、投資信託としての性格が強いように感じます。

楽天・マネーファンドのメリット・評判

日本円での低リスク運用が可能

楽天・マネーファンドは、普通預金と変わらない感覚で日本円を預けて運用することが出来ます。

ただし、低リスクの金融商品で運用しているとはいえ元本割れしないわけではありません。その分のリスクプレミアムが利回りに付されていると考えた方が良いです。

ダンナ

ほぼほぼ元本割れが起きないような構造にはなっているけど、まったくあり得ないわけではないよ!

購入手数料は無料・信託報酬は年1%以内

購入手数料は無料で、売買の際に掛かるコストは有りません。

ただし、信託報酬が年1%以内で設定されています。これは毎日計算して引かれているため、表示されている利回りが1%以下だからと言って利益が無いわけではありません。

ダンナ

信託報酬が高く感じるけど、今のところあまり気にしないで大丈夫です

1円単位で柔軟に資金を出し入れ

楽天・マネーファンドは1円単位での投資が可能です。楽天証券の預り金から簡単に資金を追加でき、使いたいときにはいつでも引き出すことができます。

ただし、注文は1日に1度しか出来ないためMMFやMRFに慣れている人は違和感を覚えるかと思います。

【実績】楽天・マネーファンドの利回りは?マネーブリッジと比較

2025年12月時点の平均利回り(約0.458%)

2025年11月25日以降、7日間平均利回り(税引き前・年率換算)で0.458%前後で推移しています。

取扱開始以降、利回り0.4%以下になっていないため、暫くは0.4%あるな~と考えておけば良いと思います。

楽天銀行マネーブリッジ(0.1%~0.28%)よりお得?

毎日変動するため、あくまでも参考にしかなりませんが、マネーブリッジを登録した楽天銀行の普通預金金利(0.1%~0.28%)よりも高い利回りではあります。

ダンナ

元本保証でもないし、あおぞら銀行の方が利回り高いし…かなり微妙?

デメリットと利用できない機能

買付余力への反映にタイムラグがある(即時性なし)

皆さんが知っているMMFやMRFと異なり、投資信託の性格が強い商品です。

そのため、購入・売却が即時行われず、今すぐ株を買いたいからと買付余力に充当することが出来ません。時間がかかります。

また、購入又は売却のいずれかの指示も投資信託同様で一日一度しかできません。

ダンナ

正直、これはデカすぎるデメリットだね…

NISA口座・楽天ポイント投資は対象外

楽天・マネーファンドはNISA口座で購入が出来ません。そのため、利益に対して20.315%の税金が課されます。NISAの制度を考えると、今後も対応されることは期待できないでしょう。

また、楽天ポイント投資の対象外です。どうしてもポイントを利用したい方は、元本の変動がありますが株式や投資信託を経由するほか無さそうです。

その他利用できない機能一覧

  • 楽天カード・楽天キャッシュによる購入:不可
  • 法人口座:利用不可
  • 積立設定:非対応
ダンナ

今後、このデメリットが改善されると良いですね!

楽天・マネーファンドの投資対象をわかりやすく解説

楽天・マネーファンドは、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)の仕組みを採用しており、安全性の高い短期金融資産に投資します。ここでは初心者にもわかりやすく、実際に投資される商品の種類や特徴を解説します。

主な投資先(公社債・CPなど)

  • 公社債:国債・地方債・政府保証債・高格付けの社債など
  • コマーシャル・ペーパー(CP):企業が発行する短期資金調達用の有価証券
  • コール・ローン:銀行など金融機関間で短期間貸し借りする仕組み
  • 預金・手形・金銭信託:信用度が高く、償還性のある安定的資産
ダンナ

だから預金並みの低リスクで運用できるんだね!

※現状、約80%が日本国債で運用されています。

投資対象の特徴と安全性ランク

  • すべて信用格付けの高い金融商品のみを選定(例:A-以上)
  • 運用期間は基本1年以内と短期
  • 平均残存期間は90日以内で、資金の流動性が高い
  • 為替リスクはゼロ:外貨建て資産には投資しない
  • 株式投資は一切なし:価格変動リスクを極力排除
  • 毎日分配型:収益は日々分配される(ただし分配保証なし)

楽天・マネーファンドはこんな方におすすめ

  • 普通預金以上の利回りを求める方
  • リスクの低い運用を探している方
  • 資金の出し入れを柔軟に行いたい方
  • 少額から資産運用を始めたい初心者
ダンナ

あくまでも選択肢が一つ増えたな程度ですね!今後に期待

まとめ

楽天・マネーファンドは、2025年以降の「金利ある世界」に対応した新しい選択肢として、大きな注目を集めています。低リスクで価格変動が少なく、1円単位で出し入れ自由なこの商品は、短期資金の有効活用に最適です。ぜひ、この機会に楽天証券での資産運用を始めてみてはいかがでしょうか?

想定質問(FAQ)

  • Q1: 利回りはどのくらいですか?
    A1: 2025年6月5日の開始以降、0.45%前後で推移しています。
  • Q2: 元本保証はありますか?
    A2: 元本保証はありませんが、株式を含まず公社債のみで構成されており、リスクは低めです。
  • Q3: NISA口座で利用できますか?
    A3: 楽天・マネーファンドはNISA口座では利用できません。
  • Q4: 定期預金と何が違うのですか?
    A4: 定期預金よりも利回りが期待でき、流動性も高いため、柔軟な資金運用が可能です。
  • Q5: 積立設定はできますか?
    A5: 楽天・マネーファンドは積立(定期追加)には対応していません。

余力があれば以下の記事もオススメです。

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