
こんにちは、ダンナです。
2025年6月5日、楽天証券から新たな低リスク運用商品「楽天・マネーファンド」の取扱いが開始されました。
超低金利の時代から脱却しつつある現在、余裕資金を少しでも効率的に活用したい方にとって注目の選択肢です。本記事では公式情報をもとに、楽天・マネーファンドの特徴、メリット、活用方法をわかりやすく解説します。

遂に始まった「楽天・マネーファンド」ですが、その全貌や如何に…!
楽天・マネーファンドの概要
楽天・マネーファンドはMMF?
楽天・マネーファンドは、安全性の高い資産に限定して運用される「公社債投資信託」です。株式などの価格変動リスクを伴う資産は含まれず、安定的に利回りを得たい方に適した商品となっています。
ほぼMMFと類似した商品ではありますが、公式ではMRFという性格なのだとか。
MMFとは?と言う人は以下の記事が参考になると思います。


MRFってなに??
MRFとMMFは似ていますが、厳密には異なります。以下は比較表です。
項目 | MMF(マネー・マネジメント・ファンド) | MRF(マネー・リザーブ・ファンド) |
---|---|---|
概要 | 公社債などの短期金融商品に投資する投資信託 | 証券会社の口座にある余剰資金を自動的に運用するファンド |
主な投資対象 | 国債、社債、CP(コマーシャル・ペーパー)など | 短期公社債など |
利用方法 | ユーザーが任意で購入・換金 | 証券口座の資金が自動的に出入り |
運用目的 | 安全性と流動性を重視した資産運用 | 証券会社内での一時的な資金の保全と利回りの確保 |
主な利用者 | 投資家(個別に購入) | 証券会社の口座保有者 |
今回、証券口座の資金が自動的にMRFを買い付ける訳ではありませんが、主な投資対象や運用目的、利用者の属性はMRF寄りであるため、MRFとしているのでしょう。



後述しますが、一般的なMRFとも少し違うようだけどね…。
楽天・マネーファンドの主な特徴
主な特徴
- 日本円での低リスク運用が可能
- 価格変動が小さく、元本への影響が少ない
- 利回りは2025年6月5日から公表開始予定
- MRFではあるが、投資信託の性格が強い
1円単位で柔軟に資金を出し入れ
楽天・マネーファンドは1円単位での投資が可能です。楽天証券の預り金から簡単に資金を追加でき、使いたいときにはいつでも引き出すことができます。
コスト構造と信託報酬
- 購入手数料:無料
- 信託報酬:残高が一定額に達するまで0%、以降は年率1%以内
対象口座と税制面
- NISA口座は非対応
- 特定口座・一般口座での運用が可能
- 分配金:利子所得として20.315%の源泉徴収
- 解約による利益:譲渡所得扱い、損益通算可能
操作性にも優れた設計
スマートフォンやPCからの操作も直感的で、金融初心者でもわかりやすく使えるインターフェースが用意されています。





このあたりは流石楽天証券だと思います。某SBI証券では無理だと思う…。
デメリットと利用できない機能
デメリット|MMFやMRFとは少し異なり投資信託であること
皆さんが知っているMMFやMRFと異なり、投資信託の性格が強い商品です。
そのため、購入・売却が即時行われず、今すぐ株を買いたいからと買付余力に充当することが出来ません。時間がかかります。
また、購入又は売却のいずれかの指示も投資信託同様で一日一度しかできません。



正直、これはデカすぎるデメリットだね…
利用できない機能
- 楽天カード・楽天キャッシュによる購入:不可
- 楽天ポイントでの購入:不可
- 法人口座:利用不可
- 積立設定:非対応



今後、このあたりは改善されると良いですね!MRFという性格なら無理かな?乞うご期待!
楽天・マネーファンドの投資対象をわかりやすく解説
楽天・マネーファンドは、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)の仕組みを採用しており、安全性の高い短期金融資産に投資します。ここでは初心者にもわかりやすく、実際に投資される商品の種類や特徴を解説します。
主な投資先となる金融商品
- 公社債:国債・地方債・政府保証債・高格付けの社債など
- コマーシャル・ペーパー(CP):企業が発行する短期資金調達用の有価証券
- コール・ローン:銀行など金融機関間で短期間貸し借りする仕組み
- 預金・手形・金銭信託:信用度が高く、償還性のある安定的資産



だから預金並みの低リスクで運用できるんだね!
投資対象の特徴
- すべて信用格付けの高い金融商品のみを選定(例:A-以上)
- 運用期間は基本1年以内と短期
- 平均残存期間は90日以内で、資金の流動性が高い
- 為替リスクはゼロ:外貨建て資産には投資しない
- 株式投資は一切なし:価格変動リスクを極力排除
- 毎日分配型:収益は日々分配される(ただし分配保証なし)
楽天・マネーファンドの利回りは?
2025年6月5日以降、7日間平均利回り(税引き前・年率換算)で0.448%前後で推移しています。
毎日変動するため、あくまでも参考にしかなりませんが、マネーブリッジを登録した楽天銀行の普通預金金利(0.28%)よりも高い利回りではあります。



元本保証でもないし、あおぞら銀行の方が利回り高いし…かなり微妙?
楽天・マネーファンドはこんな方におすすめ
- 普通預金以上の利回りを求める方
- リスクの低い運用を探している方
- 資金の出し入れを柔軟に行いたい方
- 少額から資産運用を始めたい初心者



あくまでも選択肢が一つ増えたな程度ですね!今後に期待


まとめ
楽天・マネーファンドは、2025年以降の「金利ある世界」に対応した新しい選択肢として、大きな注目を集めています。低リスクで価格変動が少なく、1円単位で出し入れ自由なこの商品は、短期資金の有効活用に最適です。ぜひ、この機会に楽天証券での資産運用を始めてみてはいかがでしょうか?
想定質問(FAQ)
- Q1: 利回りはどのくらいですか?
A1: 2025年6月5日の開始以降、0.4%前後で推移しています。 - Q2: 元本保証はありますか?
A2: 元本保証はありませんが、株式を含まず公社債のみで構成されており、リスクは低めです。 - Q3: NISA口座で利用できますか?
A3: 楽天・マネーファンドはNISA口座では利用できません。 - Q4: 定期預金と何が違うのですか?
A4: 定期預金よりも利回りが期待でき、流動性も高いため、柔軟な資金運用が可能です。 - Q5: 積立設定はできますか?
A5: 楽天・マネーファンドは積立(定期追加)には対応していません。
余力があれば以下の記事もオススメです。






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