
こんにちは、ダンナです。
「余っている米ドル、そのまま寝かせていませんか?」
今回は、米国株投資家やドル資産を持つ方に向けて、「米ドルMMF」について解説します。実は私、少し前から株やETFだけでなく、この米ドルMMFの購入を積極的に進めています。
なぜ今、株ではなく「米ドルMMF」なのか。その理由は、高い安全性と利回り、そして税制面での大きなメリットがあるからです。
本記事では、米ドルMMFの仕組みから、メリット・デメリット、外貨預金との違いまでを分かりやすく解説していきます。
米ドルMMFとは?仕組みと特徴
米ドルMMF(マネー・マーケット・ファンド)は、米ドル建ての投資信託の一種です。
格付けが高い短期の国債や地方債、社債などで運用されているため、極めて安全性が高い金融商品と言われています。
特徴を簡単にまとめると以下の通りです。
- いつでも売買可能:流動性が高く、現金に近い感覚で扱える
- 少額から投資可能:10ドル程度から購入できる証券会社が多い
- 元本割れリスクが低い:厳格な運用規制がある
SBI証券などの主要ネット証券では、即時解約して株式の購入資金に充てることができるため、「暴落が来たらすぐに株を買いたいけれど、それまでは少しでも利息を得たい」という投資家の待機資金置き場として最適です。
投資信託とはいえ、感覚的には預金に近いです!
米ドルMMFの利回りはどれくらい?
米ドルMMFの利回りは、米国の政策金利(FFレート)や短期金利に連動しています。
つまり、FRB(連邦準備制度理事会)が利上げを行えば利回りは上がり、利下げを行えば下がります。
現在(記事執筆時点)、多くの米ドルMMFは年利3.0%〜4.0%程度という高い水準で推移しています。日本の普通預金の金利が0.2%前後であることを考えると、ドルを持っているだけでこれだけの金利が付くのは魅力的です。
ただし、米国の政策金利に影響を受けるため、債券と異なり利回りは変動します!
【運用会社による違い】
ブラックロックやゴールドマン・サックスなど運用会社によって商品がありますが、基本的な利回りに大きな差はありません。投資対象(CPやレポ取引の比率)に若干の違いがある程度ですので、好みのものを選んで問題ないでしょう。
【比較表】米ドルMMFと外貨預金、どっちがいい?
よく比較されるのが銀行の「外貨預金」です。結論から言うと、投資家にとっては米ドルMMFの方が圧倒的にメリットが大きい場合が多いです。
| 項目 | 米ドルMMF | 外貨預金 |
|---|---|---|
| 安全性 | 高い(分別管理) | 銀行破綻時の保護上限なし(預金保険対象外) |
| 為替手数料 | 比較的安い | 高い場合が多い |
| 税金の扱い | 申告分離課税 (株と損益通算OK) | 総合課税(雑所得) (株と損益通算NG) |
| 流動性 | 証券口座内で即時株購入可 | 銀行から移動の手間あり |
最大の違いは「税金の扱い」と「ペイオフ(資産保護)」です。米ドルMMFは証券会社が破綻しても資産が分別管理されているため守られますが、外貨預金は預金保険制度の対象外です。
いずれにせよ絶対安全な資産はないということだね!


米ドルMMFの4つのメリット
私が米ドルMMFを購入し続けている主なメリットは以下の4点です。
1. 米国株との「損益通算」が可能(節税効果)
これが最強のメリットです。
外貨預金の利息は「雑所得」となり、給与所得などと合算して最大55%の税率がかかる可能性があります。一方、米ドルMMFの分配金(利息)や為替差益は「利子所得・譲渡所得」となり、税率は一律20.315%です。
さらに、米国株で出た利益とMMFの損益を相殺(損益通算)できます。
例えば、米国株で10万円の(配当・売却の)利益が出ていて、MMFで10万円の(為替)損が出た場合、確定申告(または特定口座源泉徴収あり)によって税金がかからなくなります。
為替はゼロサムゲームなので、ヘッジをするに越したことはないです!
2. 高い流動性と安全性
MMFは「買付」も「解約」も非常にスムーズです。解約した資金は翌営業日(証券会社によっては即時)に株式の買付余力として反映されるため、チャンスを逃しません。
手を出してみるまで信じられないかもしれませんが、価格変動はしないし、直ぐに売買できます
3. 複利効果が期待できる
MMFの分配金は毎月末に再投資されます。つまり、利息が利息を生む「複利効果」でお金が増えていきます。外貨預金は単利のものも多いため、長期保有するほど差がつきます。
数日単位でも利息が反映されるので、退避場所としては最適です!
4. 売買手数料が無料
多くのネット証券では、米ドルMMFの売買手数料は無料です(スプレッドと呼ばれる為替手数料は、円からドルに変える際に発生しますが、すでにドルを持っている場合はかかりません)。
僕の場合、ETFからの分配金をMMFに回しています


米ドルMMFのデメリットとリスク
もちろん、良いことばかりではありません。以下のリスクは理解しておきましょう。
元本割れのリスク(極めて低いがあり得る)
MMFは投資信託ですので、元本保証ではありません。過去にはエンロン事件等の影響で元本割れが発生した事例もありますが、現在は規制が強化され、安全性は非常に高まっています。
数年は保有していますが、一度も価格の変動はありませんでした
為替リスク
「円ベース」で見た場合、為替相場の影響を受けます。
MMF自体の利回りがプラスでも、購入時より急激に円高(ドル安)が進むと、円換算での資産価値は目減りする可能性があります。
ある意味、この為替差損を狙っているので僕にはメリットです
結論:こんな人に米ドルMMFはおすすめ
最後に、私がなぜ米ドルMMFを愛用しているのかまとめます。
現在、米国の短期金利は高水準です。無理にリスクを取って株を買わなくても、MMFに置いておくだけで年3%〜4%の利息(インカム)が得られる状態は非常に手堅いです。
特に以下のような方には、米ドルMMFを強くおすすめします。
- 米国株の配当金(ドル)の使い道が決まっていない人
- 暴落を待っている「待機資金」をドルで持っている人
- 外貨預金の税金の高さに悩んでいる人
- 円安局面で、売却し為替差損を狙っている人
「寝かせているドル」があるなら、働いてもらいましょう。MMFは、守りの資産運用として非常に優秀なツールです。
これから米ドルMMFを始めるなら、まずは少額(10ドル程度)から購入してみて、毎月チャリンと入ってくる分配金の喜びを体験してみてください。
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