
どうもこんにちは!ヨメです!!
暑い日が続いて…すっかり夏、ですねぇ。
夏といえば…そう!(そう?)
今年も開幕しました、『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』!!
昨年に引き続いて、帝国劇場での再演です。
2025年2月をもって、立て替えのため休館となる帝国劇場。今の帝劇で過ごす最後の夏…えっ、さみしすぎる………
昨年に引き続き、今年もまた見れる幸せを感じながら…6月某日観劇してきました!
そのレポやら感想なら個人的な感情やら…よければ見てって下さいね~
もしも、観劇するかどうか迷っている人がいたら、
ぜひ!判断材料の一つとしていただければ幸いです。
2024のムーラン・ルージュ、絶対見て欲しいワケ!
私が観劇して「”今”見れてよかった!!」と思うところ、まとめてみました。
迷っている人の背中を押してあげたい…
「まぁ…?今の帝国劇場、最後の夏だし……?!」
人それぞれ、何かしらの思い出・思い入れが詰まっているであろう帝国劇場。
そんな帝劇が真っ赤に染まる、最後の夏!ですよ!!!
冒頭でもお伝えした通り、2025年2月で休館する現・帝劇。
そこで過ごせる最後の夏が、今です!
となると、昨年同様のムーラン・ルージュ!仕様の真っ赤な帝劇も見納めなワケで。
ちょっとでも気になっている人、現・帝劇に思い入れがある人は尚のこと!
「まぁ、現・帝劇最後の夏…行っとくかァ!」ぐらいのノリで(?)、ぜひ見に来て頂きたい…!
ちなみに。売店では”復刻豚まん”とか、帝劇クロージングオリジナルグッズの販売もあるので、記念のお買い物もできますよ〜
めちゃくちゃ盛り上がる、エンタメの夏!に
本作を見たことない、なんならミュージカル見たことない、なんて方にも
ムーラン・ルージュ!ザミュージカルを見れば、最高の夏になること間違いなし!とオススメしたいんです。
(事実、私の周囲にも”初ミュージカルがMR!で最高だった!”て方が。嬉しいですねぇ。)
劇場に足を踏み入れた瞬間から、そのはムーラン・ルージュの世界。
真っ赤に染まる帝劇に、期待とテンションはMAXに…!
そして、フルオーディションで選び抜かれた最高のキャストによる、最高な歌・ダンス・お芝居…
マッシュアップされた音楽に、日本公演ならではの訳詞も楽しい!
ストーリーの内容も素敵で楽しく観劇できるので、「最高の夏の思い出」としてきっと心に残るはず。
推しが出演されている方は言わずもがな、ですが…
とまぁ、そんな話は昨年散々してきた気がするので、詳細は昨年の記事をどうぞ。
〜ネタバレなしの全体的な見どころ・おすすめポイントなど【前編】〜
〜ネタバレありの全体感想・キャストごとの感想や個人的な感情など【後編】〜
しかも今回は再演。
更にブラッシュアップされたパフォーマンス、昨年観劇された方も見逃せません!
2023年・日本初演との違いって?
作品の演出はもちろんそれ以外のことも、個人的に感じた違いなどをまとめてみました。
新たに思い出したり、気の所為とかだったら、後で加筆修正するかもしれません…。
観客のボルテージ!
2023年公演の最初の頃。
慣れないショーテイストの公演で、どうしても客席からは手拍子や拍手が精一杯、声援なんて…という雰囲気だった気がしますが
大千穐楽の頃には、客席のボルテージ上がりまくり!拍手・手拍子はもちろん、本場さながらの声援が上がっていました。
そんな2023年で鍛え上げられたお客の多くが、2024年の客席にもいるわけで笑
私の観劇日はほぼ初日だったこともあり、まさに“2023の大千穐楽のボルテージをそのまま持ってきたような”盛り上がりっぷりでした!
(カイショーマさんが2023年大千穐楽に「この盛り上がりそのまま、2024の初日に持ってきてくださいね!!」と言っていたので、それが実現できてよかったなァ〜!)
(WtMR!後、鳴り止まない拍手の中でちょっと笑いながら”なんてすごいんだ!”ていうクリスチャン愛おしかった…)
そんな客席の熱や歓声がキャストに伝わっているの、客席から見ていてもわかったので、「客席と舞台上のパワーのやりとり」とか「客席に人が入ってはじめて舞台が完成する」を肌でひしひしと感じられました。
そんな尊い瞬間に出会えると、やっぱり舞台・ミュージカルって最高だなぁと改めて思うのです。
演出微妙にかわった?
So Exciting!
サティーンの楽屋にて、デュークに対してわちゃわちゃとショーのストーリーをでっちあげ…説明するシーン。
後ろの舞台装置、カーテンひくようになりました?
昨年はサティーンの楽屋でみんながドタバタしながら、小道具を調達して小芝居して〜ってシーンだったのですが、その一部がカーテンで目隠しされるようになった気がします…。
転換とか小道具の関係でそうなったのかな?(後ろで黒子さんがなんかしてるのかも)
わちゃわちゃ具合が半減した気がして、ちょっと寂しかったり。
まぁ、ショーストップする事態を防ぐためなのかも…と思うと致し方ないですよね。
台詞が変わってたよ
あと、わかりやすいところではセリフが変わったポイントが2つ。
二二「当たり前でしょ!バーカ!」→「当たり前でしょ!ブタ!」
ジドラー「口紅、もう少し」→「ルージュ、もう少し」
本家のニュアンスに合わせたんですかね~?
ブタ!って最近あんまり聞かないし使わないから(?)逆に新鮮だったかも。
あと、クリスチャンの台詞も昨年と変わってるポイントあるらしくって…
ちゃんと気がつけなかったの悔しい!有識者の方、情報お待ちしております…
音響の物足りなさ?
昨年感じた、地を這って体に伝わってくる重低音。
あれでテンションも上がるしワクドキしたところもあったのですが、今年はそこまで重低音を感じなかったような…?
Twitterを見ていても同じような感想の方がちらほらいたので、気のせいではないはず…?
まぁ、ご高齢の方とかライブとかの爆音に慣れていない方はびっくりしちゃうのかもしれませんが…それで音響の調整が入ったのなら、ちょっと残念。
2024年の感想!
基本は甲斐翔真クリスチャン定点なんですけど…
2023年のクリスチャンも最高だったので、どう変わるのか・進化するのか楽しみにしていた今年の再演。
本人は昨年の公演後、本場のムーラン・ルージュに行ったそうで(羨ましい!)
曰く「本場を見てきたので、よりリアルな”なんてすごいんだ!”ができるはず」とのこと。(いろんなメディアでそんな話してましたよね)
いや…今年もすごくよかった!!
見てて感じたのは、表現の幅が広がったかも?ということ。
昨年と比べ、楽しいシーンやサティーンにメロメロなシーンは一層砕けて楽しそうになり(絆されてふにゃふにゃ~って感じ)
絶望・悲しみ・怒りのシーンはより研ぎ澄まされて更にヒリヒリしたお芝居に。
昨年とまた違ったアプローチでMR!の世界を生きる推しが見れて、私は幸せです。
Elephant Love medleyのところでは再演なのもあり、初日からイチャイチャアドリブかましまくりで見てて楽しかった!
登場シーンで拍手や声援が飛ぶ中、満足気にニンマリする姿も愛おしい…。
Roxanne~Crazy Rollingの、怒りと悲しみで自暴自棄なクリスチャン、今年も最高でした。ここを見るためにMR!見てるみたいなとこない?(過言かな??)
悲しみと怒りで狂いそうになりながら笑って歌うその姿を見ていると、一刻も早くデスミュ再演して欲しくなるんですよ………
>悲しみと怒りで狂いそうになりながら笑って歌う
甲斐翔真のこれ、中毒性ある。(確信)(当社比)
上川ロートレックこわい、の話(まんじゅうこわい)
昨年見れていなかった上川ロートレック。
組替えならぬ、チームシャッフル?により、今年は「甲斐・中河内」を固定すると、高確率で上川ロートレックになるようで(昨年は上野ロートレックでしたが)、
ようやく!見ることができました!!
いや…上川ロートレックやばいっすね、中毒になるのわかる…
以前イザボーで見た時も思ったけど、何をさせてもいちいちカッコイイんですよ、振る舞いがディ○ニー仕様みたいな…()
だから、イザボーのときみたいなクズのチャラ男でも「え~かっこよ…」て思うし
今回のでロートレックで三馬鹿トリオみたいな芝居してても「え~かっこよ…」て思うわけで(いや三馬鹿芝居は1幕だけだよ…?)
なんでしょうね…これが”華がある”ってことなんでしょうか。
確か四季ご出身?と思って調べたらそうでした。四季でのお芝居も見てみたかったな〜。
上野ロートレックとはまた違う魅力があって、なんならぜんぜん違うキャラにも見えます。
上野ロートレックは、わりと過去(サティーンに想いを伝えなかったこと)を諦観していて、MRでのショーに対しては内からにじみ出る炎(?)がカッコイイタイプ。
上川ロートレックは、過去(サティーンに想いを伝えていないこと)をずっと悔いていて、まだ思い続けてる感じ。ショーに対しては剥き出しの炎!ってタイプ。
わたし的には、舞台上に2人が同時に存在してもいいぐらい違うキャラです。笑
どちらのお芝居も好きですが、今年上川ロートレックを見れたことによって、ロートレックという役に対しての理解が深まったのは間違いありません。
サティーンとの関係性も、より深く理解出来た気がする。見れてよかった!
「え!こんなシーンあった?!」(ありましたよ)
上川ロートレックの話、まだ続きますよ。(長いね)
まぁロートレックに限らずですが…
今年はクリスチャン定点だけじゃなく!全体を見る余裕がでてきまして。
「え!ここ、こんなことやってたっけ?!」
「うそ!ここでこんな顔してたんだ…………ウワァ………」
みたいな頭抱え事件が多発しました。おかしいな…2年目なんですが…
そこでちょっと衝撃だったシーンをいくつかご紹介させて下さい。
(今更気がついたの?!というツッコミはご容赦いただいて…)
Come what may
クリスチャンたち3人が集まる小屋?部屋?へサティーンが訪れて、ロートレックと2人で話す→クリスチャンが来てCome What Mayを歌うところのシーン。
クリスチャンが来てからサティーンが無言で「わかってるよね?」な目線をロートレックに送って「もちろん、」みたいな感じではけるロートレックの、去り際に後ろ振り向く時の!!顔!!!スゲー辛そうなの!!!ヤバ!!!!
ハイ!!!(挙手)まだこの人サティーンのことぜんぜん好きです!!!!クリスチャン気をつけて!!!!
…正直、このシーンの終わりにロートレック1人が歌うシーンが挟まれるの、今までよくわからなかったけど、今回のでようやく理解できたかも。(本当に今更)
だってまだサティーンのこと好きなのに、クリスチャンのこと応援してる(テイの)ロートレック、一連の流れを聞いてるわけでしょ??それはさぁ………!
まぁ、この偏った解釈は私の中で上川ロートレックに限った話なのですが、この後改めて上野ロートレック見たら違う印象なのかも。
「想いが断ち切れない中で2人のやりとりを聞いて辛くなってる」のではなくて
「想いを伝えられなかった過去の自分をやるせなく思って辛くなってる」のかもしれないしな…!(たぶんこっちが一般的)
Shut Up and Raise Your Glass
MR!でサティーンとクリスチャン、初コンタクトのシーン。
目をそらさないで〜って余裕の笑みなサティーンに対して、わかりやすく動揺するクリスチャンが初々しくてカワイイ!んですが、そこ定点しているあまり他の人達の動きを全然把握してなかったんですよね…笑
ロートレックとサンティアゴ、上手の端のところでちゃちゃ入れながらクリスチャンをみまもってたり(マジでガキンチョだ~!カワイイ~~~……)
ジドラーに話しかけるはずが、一目惚れした?二二に吸い寄せられるサンティアゴとか
M’sやアンサブルさんがゆるい感じで談笑するところとか…
どこを見ても楽しいシーンでした!目が足りない!!
蓮華二二と中河内サンティアゴが好きだ…
私は気付いてしまった、この2人の組み合わせが好きだ。
まぁテニスを通ってきた身として、マサ固定なのはごめんて感じなんですが
それ抜きにしても、キレキレのダンスも、コメディパートのお芝居も、どれも見てて楽しいんですよね~。
細身なマサのサンティアゴと、強くてしなやかな蓮華さんの二二、という組み合わせだからかな~~~……やっぱダンスシーンが最高なんですよね。
見てて体温が上がったかも、ってぐらいテンション上がるんです。
もちろん、包容力のある中井さんサンティアゴ、気の強いツンデレ猫ちゃんなかえでぃーの二二も最高!
ただ私の好みの問題として、何度も見たいのはこのペアかもな~という話です。
あとたぶん、蓮華さんの人柄が染み出ているのか、二二の台詞に優しさを感じたり…
ダンスパフォーマンスからはチャーミングさを感じて、なんとも癖になります。
あとこれは骨骼の違いかもしれまさんが、肩幅が広い分?背中がすっごく強そうでセクシーなんですよね!
蓮華二二の後ろ姿、惚れ惚れしちゃいました。
「金が正義」な貴族に対抗するボヘミアン。きっとお金が全てじゃないけど、MR!のチケ代はもう貴族価格だよね、という話
言いたいことは↑そのまんまです笑。
これは何がどうじゃなく、私の個人的な感情の話ですね。
これ去年も言った気がする~、言ってなくてもずっと思ってることです。
資本主義の権化笑・貴族であるデュークの圧力に屈せず、”綺麗なところも汚いところも、パリを鏡映しにしたストーリー”を上演しようとするロートレックたち。
お金や権力で全てを手に入れようとしたデュークは結果的に、1番欲したサティーンの身も心も手に入れられず終わるわけですが、
でも現実世界、このMR!のチケット代って貴族価格だよな~?回数重ねている人ほど……おっと誰か来たようだ
もちろん!舞台の本質はそういうことじゃなくて、ボヘミアンズの生き様・愛が美しいね~という話なのは百も承知。
また、何にも変え難い観劇体験を得られている以上、そういう問題じゃないよ!とは思いつつも
金が正義~♪ どうしてこうなった? 全部お金のせいさ!
という歌詞を聞く度に、うーんと考える今日この頃です。
そりゃあお金があれば幸せだけれど、いくらあっても足りない人は足りない・満たされないんだろうし(デュークがそのいい例)
この趣味を続ける以上、いや、この世の中を生きていく以上は、お金の心配とは縁が切れないからな~ウーン…
ちょっと昨年より質素になった、帝劇入口・外観のラッピングを見つめながら…観劇ってもう貴族の遊びなのかな?と思うのでした。辛いね!!
甲斐翔真ありがとう(KB)の話
これも個人的な感情の話になります。
観劇日のちょうどその日、正午にキンキーブーツ2025のキャスト発表がありました。
くるか…?くるか……??と界隈ではザワついておりましたが、
いざ色々と最高なキャスティングを目にすると、思わず出先で泣きそうになりました~。
いやもう本当に楽しみしかないし、生きる理由が増えました。
2022公演でしっかりバトンを繋いでくれたメンバーにも、心からの感謝を。
これは思い出話ですけどね、
2023年10月のBillboardソロコンの時、本作から「Hold Me in Your Heart」を歌ったんですよね。
歌い終わったあと、噛み締めるように”いい歌ですよね”と。
客席とのやりとりでかな?ローラ役をやってほしい~という話になり、
すごく言葉を慎重に選びながら「(その役をやる)来るべきタイミングが来たら、それは受けますよ。」(ニュアンス)
と話して、いつかやりたいね!てニッコリ笑いながら話題を締めていた記憶があり…。
この時にはもう、決まってた…のかな…ウワァ……
彼個人的にも少なからず色々な想いのあるであろうこの役を、
このタイミングでオーディションを受けてくれたこと、そして選ばれたこと
今が「来るべきタイミング」だったのだと思うと、
あまりにも頼もしくて尊くて堪らない気持ちになりました……。
本当に、駆け上がるミュージカルスターだよ、君は。
そんな気持ちを引き連れて迎えたMR!で、昨年よりパワーアップしたクリスチャンだったので、
キンキーブーツも楽しみ!!な気持ちが増したのでした。
頑張って生きるから、どうか心身ともに、健やかに過ごしておくれ。
おわりに
いや~今年も長々と書いてしまいました、笑
キャストの皆さんが「大切な作品」「ターニングポイントの作品」と仰るのと同じく、
自分にとっても、きっかけであり大切な作品の一つだなぁと、改めて感じています。
やっぱりミュージカルが好きだし、観劇はこれからも人生の一部であり続けるんだろうなぁと。
そのために、悔いのない選択をしていきたいよね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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