【MTG】ゾンビで山札を食い尽くせ!「青黒ライブラリー破壊ゾンビ」デッキ構築録【格安・カジュアル】

青黒ゾンビでライブラリーアウト!格安LOデッキレシピと回し方

こんにちは、ダンナです。

ゾンビデッキを愛して幾星霜──。 これまで無色から単色、そして多色まで、様々なゾンビデッキを組み上げてきました。 今回はそんなゾンビ愛を込めて作った「ライブラリー破壊ゾンビデッキ」をご紹介します。 いわゆる“ミル(Mill)”デッキですが、そこにゾンビ魂を加えたちょっと変わり種構築です。 ※あくまでカジュアルデッキなので、ゆるい目で見てください。

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目次

デッキ構築の前に考えたい3つのポイント

デッキを作るとき、僕はいつも以下の3つを考えます。

  • そのデッキにストーリーはあるか
  • カードの値段は“趣味”の範囲内か
  • 他の色ではできない動きがあるか
ダンナ

詳しい哲学は以下の記事で熱弁しているよ!

デッキにストーリー性を持たせる

ゾンビデッキを作るとき、僕の中では「どんなゾンビたちが集まって戦うのか?」という物語を想像するのが大事な工程です。 ただ強いだけじゃなく、背景にテーマがあると愛着も湧きます。

趣味の範囲で楽しむ予算設計

MTGのカードはどうしても高額になりがち。だからこそ、僕はストレージコーナーに眠るカードたちを掘り出してデッキを組むのが基本スタイル。 “沼に沈んだ財産は帰ってこない”ので、財布と相談しつつ構築しています。

ゾンビらしさを活かすデッキカラー選択

MTGの各色にはそれぞれの「性格」があります。黒のゾンビ、青黒のゾンビ、白黒のゾンビ──色が変わるとデッキの魂も変わる。 今回は、そんなゾンビらしさと「ライブラリー破壊」の冷徹な戦略を組み合わせた青黒デッキです。

ゾンビ好きの方は、他のデッキ記事もぜひご覧ください。

▶ ダンナのゾンビデッキ記事一覧はこちら


今回のデッキ概要とコンセプト

MTGの青黒ゾンビデッキのコンセプトアート。ネクロマンサーとゾンビの群れが、本棚と書物から構成された構造物を破壊し、ライブラリーを削り切る(ミル)イメージを表現。青と黒の呪文のようなエフェクトが特徴的。

このデッキのテーマは、「ゾンビでライブラリーを削り切る」こと。 つまり、墓地・死・再生を象徴するゾンビたちが、相手の山札そのものを“食い荒らす”コンセプトです。

ダンナ

これが難しい…。最適解は某氏の青黒LOだと分かっているけど、どうしてもゾンビが良いのです…!

ゾンビデッキ×ライブラリー破壊という新しい挑戦

ライブラリー破壊デッキといえば「ジェイス」や「アショク」など青系の定番が多いですよね。 ただし、同じような構築が多いため「つまらない」と感じる人も少なくありません。 そこで今回は、ゾンビという“キャラクター性”を加え、破壊的でいて愉快なデッキを目指しました。

ダンナ

検索のサジェストキーワードにも「ライブラリーアウト つまらない」って出てくるんだよね…。悲しすぎるでしょ!?

主な勝ち筋は「ライブラリーアウト」と「大量ゾンビ展開」

  • ライブラリー破壊による勝利
  • 墓地呪文から蘇る大量のゾンビで殴り勝つ

序盤から中盤にかけて呪文で山札を削り、最後に「潮からの蘇生」で一気にゾンビを呼び出し、物量で押し切る──そんな二段構えの戦い方が特徴です。


デッキリスト紹介

ダンナ

サイドボードまでは考えられない未熟者でスミマセン…。

採用の理由と相性の良いカード

採用しているカードは、墓地肥やしとライブラリー破壊を両立できるものを中心にしています。 「アショク」「ジェイス」など定番に加えて、ゾンビ部族の特徴を活かす「潮からの蘇生」「静寂の歌のセイレーン」を投入。

「正気破砕」や「蘇りし歓楽者」など、構築次第で改良の余地もあります。

※追記:この経験を基に改良したLOゾンビデッキもあります。改良したデッキレシピが知りたい方は、そちらを読んでいただければと思います。

キーカード解説:ゾンビが操るライブラリー破壊の主役たち

ゾンビデッキの魅力は、単なる「墓地利用」だけではありません。 死を操り、何度でも立ち上がる──そのゾンビ魂を体現するのが今回のキーカードたちです。

「潮からの蘇生」で一気にゾンビを展開!

MTGカード「潮からの蘇生 (Rise from the Tides)」の3種類の版比較。左から:イニストラード・リマスターのレトロフレーム英語版、アルティメットマスターズの日本語版、FNMプロモの別イラスト英語版。

このカードこそ、本デッキの心臓部であり、”オシャレ枠”。 墓地に落ちたクリーチャーたちを一気に蘇らせることで、まるで津波のようなゾンビラッシュを生み出します。

しかも、この呪文はライブラリー破壊との相性も抜群。 自分も相手のデッキを削る過程で墓地が自然に肥えるため、終盤には“地獄のリサイクルフェス”が開催されるのです。

「死んだって、終わりじゃない。ゾンビは何度でも立ち上がる。」

「静寂の歌のセイレーン」でLOに破壊力をプラス

MTGカード「静寂の歌のセイレーン (Siren of the Silent Song)」の英語版と日本語版の比較画像。青黒のクリーチャーカードで、飛行と「神啓(インスパイアード)」能力を持つ人型のセイレーンのイラストが描かれている。

ゾンビ軍団が並んだら、次に欲しいのは打点の底上げ。 「静寂の歌のセイレーン」は、相手の行動をディスカードにより封じつつ、細かくライブラリーを削り、ライフの側面からも押し切る動きをサポートします。

まさに“静寂を破る終焉の旋律”──墓地からの大行進を音楽で飾る一枚。 デッキのクライマックスを演出してくれるカードです。

採用候補カード:破壊と再生のバランスを取る

マジック:ザ・ギャザリングのカード3枚。左から、ソサリーの正気破砕、クリーチャー・ゾンビのアンデッドの錬金術師、クリーチャー・ゾンビ・ウィザードのアンクスの死者の王。
  • 正気破砕:相手の山札を一気に削る定番カード。
  • アンデッドの錬金術師:ゾンビが与えた戦闘ダメージ分をMILLする!
  • アンクスの死者の王:ゾンビの数だけMILL&ライフロスさせる死者の王…!

こうしたカードを組み合わせることで、デッキ全体の流れがより滑らかになります。

実戦での立ち回り方と戦略

デッキの完成度を左右するのは、カードだけではありません。 “いつ”“どう使うか”を理解することで、ゾンビたちは真価を発揮します。

序盤:墓地を育てて準備する

最初の数ターンは、焦らずに墓地を育てることに専念します。 「思考掃き」や「夢のよじれ」などで手札と墓地を整え、将来のゾンビラッシュに備えましょう。

中盤:呪文連打で相手の山札を削る

デッキが回り始めたら、ここからが本番。 「アショク」や「正気破砕」などの呪文で一気に相手のライブラリーを削ります。

また、「静寂の歌のセイレーン」を場に出しておくと、相手の動きを止めながら攻めることが可能。 ゾンビたちの行進が止まらない状態を作り出しましょう。

終盤:「潮からの蘇生」でゾンビの群れを召喚!

山札も墓地も削り切ったら、いよいよフィナーレ。 墓地に溜まったゾンビたちを「潮からの蘇生」で一気に呼び戻し、圧倒的な物量で勝利を掴みます。

相手がどんな防御を固めていようとも、ゾンビの波には抗えません。 まさに、“死の海が再び溢れ出す瞬間”です。


予算とコスパ分析

今回のデッキは、なるべく低予算で“ゾンビらしい楽しさ”を味わうことを目標にしています。 高額なカードを避けつつも、戦略の軸はしっかりと。

3,000〜5,000円で組める理由

「潮からの蘇生」や「静寂の歌のセイレーン」は、現在でも比較的安価に入手可能。 また、墓地肥やし用のカードはコモン・アンコモンに優秀なものが多いため、コスパは非常に良好です。

さらに、過去弾のゾンビカードを流用すれば、手持ち資産だけで構築することも十分可能です。 ゾンビは再録率が高いので、過去デッキを再利用しやすいのも魅力です。

安くても戦える!おすすめ代替カード

マジック:ザ・ギャザリングの日本語版カード3枚。左から、インスタントの破滅の刃(スターリットスクール版)、土地の屍肉あさりの地、ソーサリーの悪意ある噂。
全部好きなイラスト…。
  • 「破滅の刃」 → 除去カードの定番。安価で扱いやすい。
  • 「屍肉あさり」 → 相手の墓地利用対策に最適。
  • 「悪意ある噂」→手札をランダムでディスカード&1枚切削で地味に妨害!

これらを組み合わせれば、見た目以上に完成度の高いデッキになります。本当はもっとゾンビを投入したいのですが、ライブラリーアウトとなると難しい…。

今後の課題と改良案:ゾンビLoデッキの進化を目指して

ここまで紹介してきたゾンビライブラリー破壊デッキ(通称:Loゾンビ)は、カジュアルながらも動きが面白い構成です。 しかし、より安定性やスピードを求めるなら、いくつかの課題と改善点があります。

課題①:ライブラリーアウトの速度不足

ゾンビデッキのテーマを優先した結果、ライブラリー破壊要素がやや控えめ。 コンボ的に削り切るまでに時間がかかるのが現状です。

改善策としては、以下のようなカードを検討すると良いでしょう。

  • 正気破砕:マナをつぎ込むほど削り切れる強力カード
  • 秘儀の否定:デメリットのドローを与える行為もLOなら望まれる効果に早変わり

こうしたカードを少量混ぜることで、テンポを保ちながら削り切る速度が格段に上がります。

課題②:墓地とライブラリーの管理バランス

ゾンビデッキでは「墓地リソースの活用」が肝心ですが、墓地を育てすぎるとライブラリー破壊との両立が難しくなることも。 このバランスを取るためには、自己ミルカードの調整が鍵です。

例えば、序盤は「思考掃き」などで墓地肥やしに集中し、 中盤以降は「静寂の歌のセイレーン」で攻撃を兼ねて削ると流れが自然になります。

課題③:防御面の脆さ

マジック:ザ・ギャザリングのカード4枚を横に並べた画像。左から「ビッグブリッジの死闘(致命的な一押し、天野喜孝アート)」、「墓所破り」、「ゾンビの横行」、「食糧庫のゾンビ」で、主に黒とゾンビテーマのカード群。

ライブラリー破壊デッキの宿命とも言えますが、攻めに特化すると守りが薄くなりがちです。 そのため、相手の速攻デッキに押し切られる展開も。

防御補強としては以下のような構築もおすすめです:

  • 致命的な一押し:序盤の除去安定要員
  • 墓所破り:ブロッカー兼ドローエンジンとして優秀
  • ゾンビの横行:トークン生成カードを増やして防御壁を形成&墓地肥し
  • 食糧庫のゾンビ:1マナの防衛持ちゾンビ

これらの調整により、ゾンビらしい粘り強さがより際立つ構築になります。


まとめ:ゾンビデッキは“ストーリーで遊ぶ”のが醍醐味

今回紹介した「ライブラリー破壊×ゾンビデッキ」は、単なる戦術の話に留まりません。 そこには“ゾンビという種族への愛”と、“カード一枚一枚に物語を見出す”楽しさがあります。

MTGの醍醐味は、勝つことだけではなく、自分の世界観をデッキで表現すること。 たとえ最強ではなくとも、自分だけの「ゾンビらしさ」を貫くことこそ、デッキ構築の真骨頂です。

このデッキを通じて、「死してなお戦うゾンビたちの美学」を感じていただければ幸いです。

ゾンビ愛好家の方はぜひ、以下の関連記事もご覧ください。 きっとあなたのデッキ構築に新たなインスピレーションを与えてくれるはずです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

~おむつ代・ミルク代の糧とします~

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