
こんにちは、ダンナです。
ゾンビデッキしか組めない呪い(というより宗教)にかかっている人が一度は夢見るであろう、「5色ゾンビデッキ」についてご紹介します。
デッキ名から中二病な感じが満載ですが、モダン環境で遊べるよう内容はしっかり考えておりますので、どうかお楽しみください。
ゾンビしか使えない人の苦悩とロマンをお楽しみください…。
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コンセプトと構築条件:ゾンビへの誓い
このデッキを組むにあたり、以下の「誓い(縛りプレイとも言う)」を設けています。
1. クリーチャーは「ゾンビ」しか使えない
最も重要なこと。それは「クリーチャー・タイプにゾンビを持つカードしか採用しない」ということです。
どれだけ強力なシナジーがあろうとも、純粋なゾンビ以外は使いません。本当はもっと色んなカードを使った方が強くなる…と分かっているのですが、この不自由さこそが、より強いゾンビデッキを作り上げると信じております(宗教)。
2. 格安構築:ストレージのカードを主軸にする
個人的なポリシーとして、高額カード(500円以上)は極力使わないようにしています。
- 趣味と家庭(ミルク代)のバランスをとるため
- 勝ちに拘り過ぎると見えなくなるものがあるため(戒め)
- 友人とお酒を飲みながら気軽に遊びたいため
「高いカードを使わなくてもMTGは楽しい」を体現したいのです。
3. デッキの「ストーリー」を重視する
ダンナは面倒なことに、デッキ構築時に「ストーリー(フレイバー)」を考えます。
最適解を探れば、どうしても「他の人と似たようなデッキ」になりがちです。しかし、独自の物語を持たせることで、唯一無二のファンデッキとなります。
※「魂の洞窟はいってねぇじゃん!」「○○は必須!」というガチ勢の皆様、どうか温かい目で見守ってください。
詳しいことはコチラに書いてあるよ!


【MTGモダン】5色ゾンビデッキレシピと背景ストーリー


デッキリスト
デッキ名「穢れた色彩感覚(Tainted Color Sense)」
今回のデッキ名は「穢れた色彩感覚」です。
5色デッキ(5C ZombiE !!)ということで、単色のゾンビを入れるか悩みましたが、全てに「黒」を含めることで「穢れ」を表現しました。穢れた…ってなんかカッコいいですよね?
採用したゾンビはすべて「自分の色(白青赤緑)らしくもあり、黒らしい」という軸で選定しています。


【背景ストーリー】
黒に染まったゾンビたちは、かつての志や理念(純粋な色)を失い、ただ”穢された色”だけが残っています。
彼らは微かに残る自我の中で、自分自身の失われた色を取り戻すために戦います。穢れの苦痛に抗いながら――。
という中二病心を忘れず楽しみたいね(恥
勝ち筋とプレイングガイド
5色という事故のリスクを負っている分、勝ち筋は「アグロ」と「コンボ」の二段構えで臨機応変に対応します。
- プランA:軽量ゾンビを展開して物理で殴る(5〜6ターン決着)
- プランB:戦場に出た時・死亡時の能力でライフを吸い尽くす
採用カード解説とシナジー
【1マナ域】序盤の展開要員


1マナ帯は以下の3体が軸となります。
- 《屍肉喰らい/Carrion Feeder》:サクリ台としての最重要パーツ。
- 《墓所這い/Gravecrawler》:何度でも蘇る弾丸。
- 《滅びし者の勇者/Champion of the Perished》:純粋な打点要員。
特に《屍肉喰らい》と《墓所這い》は4枚積みです。これらは単なるアタッカーだけでなく、後述するライフロス・コンボの始動キーとなるからです。
【2~3マナ域】癖の強い多色アタッカー


黒赤・黒緑・黒青のゾンビたちが戦線を維持します。
- 《戦慄衆の解体者/Dreadhorde Butcher》:速攻持ちかつ、ダメージを通すたびにサイズアップ。死亡時もダメージを飛ばす隙のなさ。実質1マナ(暴論)。
- 《聖遺のワイト/Wight of the Reliquary》:墓地のクリーチャー数参照で巨大化し、さらに土地サーチも可能。警戒持ちなのが偉い。
- 《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam》:墓地から蘇る嫌がらせの天才。《墓所這い》や《発掘》と組み合わせて盤面を維持します。
【コンボ】「むら気な召使い」によるドレイン


このデッキの隠れたエース、それが白黒ゾンビの《むら気な召使い/Wayward Servant》です。
「他のゾンビが出るたび相手のライフを1点吸う」という能力が、蘇生持ちの《墓所這い》《秘蔵の縫合体》と強烈にシナジーします。1マナで墓地から《墓所這い》を唱えるだけで2点ドレイン(1点ロス&1点ゲイン)が確定。殴れなくても勝てる盤面を作り出せます。
【コンボ】「生け贄」によるライフロス


盤面が膠着したら、《戦墓の隊長/Diregraf Captain》と《疫病吹き/Plague Belcher》の出番です。ゾンビが死亡するたびに相手のライフを削ります。
ここで《屍肉喰らい》が輝きます。任意のタイミングで自分のゾンビを生け贄に捧げ、相手のライフを削り切る「サクリファイス・エスケープ」的な動きが可能になります。
5色を支えるマナ基盤と除去
色事故を防ぐ土地構成


5色デッキの宿命である色事故は、以下の部族サポート土地でカバーします。
- 《閑静な中庭/Secluded Courtyard》
- 《手付かずの領土/Unclaimed Territory》
これらは指定した部族(ゾンビ)のためなら好きな色マナを出せます。高額な《魂の洞窟》の代用ですが、カジュアルプレイならこれで十分!
また、《ただれた峡谷》などの砂漠サイクル(悪事ランド)を採用し、土地自体も「1点ダメージ」という火力源として運用します。
唯一の除去枠:闇の救済


除去カードは《闇の救済/Dark Salvation》のみ。自分のゾンビの数だけマイナス修正を与えるため、1マナで大型クリーチャーを処理できるポテンシャルがあります。後半はトークン生成カードとしても使えるため腐りません。
おわりに:自分だけのゾンビデッキを組もう
MTGはデッキビルドこそが最も楽しい
マジック:ザ・ギャザリングにおいて、デッキビルドこそが最も楽しい時間だと私は思っています。「5色ゾンビ」という一見無茶な構築でも、シナジーと愛があればモダン環境でも十分に戦えますし、何より回していて楽しい発見があります。
ぜひ皆さんも、自分の好きなカードを詰め込んだデッキを組んでみてください。土地事故も笑って許せるような寛大な心で楽しみたいですね!
カードゲームで強くなるために
カードゲームで強くなるためにはプレイングが必要だと思います。同じデッキを握っていても、勝率が違うのが良い例かと。
最近面白い書籍が発売されたので、行き詰っている方は一読の価値ありかと思います。
スペシャルサンクス:ゾンビさん(@jamwmjgp)、黒貴@仙人草さん(@4444Sin)、kita@MTG垢さん(@kita51029792)


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