
こんにちは、ダンナです。
今回は「一生楽しく浪費するためのお金の話」を題材に、趣味とお金をどう付き合えば人生をもっと楽しめるかを考えていきます。
この本は、オタク女子としても知られる「劇団雌猫さん」と、楽天証券経済研究所のアナリストである「篠田尚子さん」による共著。
テーマはシンプルですが深い問い──「私の一生、いくらあれば安心ですか?」。読めばきっと、自分とお金との関係を見直したくなる一冊です。
【要約】『一生楽しく浪費するためのお金の話』は趣味を肯定するマネー本
なぜ「お金を使うこと」に罪悪感を持つのか
「浪費は悪い」「お金は貯めるもの」──私たちは無意識のうちに、こうした価値観に縛られています。
特に近年のFIREブームでは、「支出を減らして早くリタイアする」ことが美徳とされる傾向がありますよね。
でも実際には、好きなことにお金を使うことこそ、人生を豊かにする投資。推し活、旅行、趣味グッズ……それらは決して無駄ではなく、自分らしい生き方の一部です。
浪費=悪ではないという新しい価値観
本書で篠田さんが伝えているのは、まさに「浪費を悪としない生き方」。
お金を使うことに後ろめたさを感じるよりも、“どう使えば自分を幸せにできるか”を考える視点が大切だと説いています。
節約や我慢ではなく、自分の“浪費スタイル”を健やかに続けること。
これが本書の核心であり、「趣味にお金を使うことに悩むすべての人」への励ましでもあります。
「一生楽しく浪費するためのお金の話」とはどんな本?
タイトルの通り、この本は「お金の不安」と「趣味を楽しみたい気持ち」の間で揺れる人に向けた指南書。
難しい金融用語を排除し、劇団雌猫メンバーと篠田尚子さんの対話形式で進むため、スッと読みやすい構成になっています。
「投資」や「年金」といったテーマも扱っていますが、説教くささはゼロ。
むしろ、お金の話が苦手な人でも自然に“生きる知恵”として吸収できるよう設計されています。
著者紹介と本の魅力
劇団雌猫×篠田尚子 ― オタク女子のリアルとマネーを描く共著
「劇団雌猫」は、オタク女性の生き方やお金のリアルを描く人気クリエイティブユニット。
彼女たちの視点はいつもリアルで、推し活にかける情熱や、それに伴う経済的な悩みを真正面から描きます。
一方の篠田尚子さんは、楽天証券経済研究所で活躍する金融アナリスト。
「オタク×お金」というテーマを、投資・制度の知識を交えて“実践的”に語るのが本書の強みです。
篠田さんは楽天証券のトウシルでコラムを書いているよ!


対話形式で読みやすい構成の理由
金融本というと、堅苦しくて難しい印象を持たれがちですが、本書は違います。
会話形式で構成されているため、友人同士の雑談のようなテンポで進みます。
そのため、「お金の話が苦手」「数字が苦手」な人でも、最後まで楽しく読めるのが大きな魅力。
まるで自分がその会話の輪に入っているような感覚で読み進められます。
「私の一生、いくらあれば安心?」という問いの本質
本書の冒頭に出てくるこの質問。これは単に「老後資金はいくら必要?」という話ではありません。
むしろ、「お金の心配を手放し、自分の好きなことを一生楽しむには何が必要か」という人生の根本的なテーマなのです。
お金=目的ではなく、お金=人生を支えるツール。この視点の転換こそが、趣味とお金を両立させる第一歩です。
健やかな浪費生活3つの鉄則【趣味とお金のバランスを整える】
「浪費」と聞くと悪い響きがありますが、本書ではそれを「健やかな浪費」と定義しています。
つまり、心を満たしながらも未来を犠牲にしないお金の使い方です。
そのために著者たちが提唱するのが、以下の3つの鉄則。
- 鉄則① 自分が使うお金は自分で稼ぐ
- 鉄則② 使える国の制度は徹底的に使い倒す
- 鉄則③ いざという時のための備えは3段階で
どれもシンプルですが、これを実践できれば「趣味も貯蓄も両立できる理想の家計」が見えてきます。
ここからは、それぞれの鉄則を詳しく解説していきましょう。
鉄則① 自分が使うお金は自分で稼ぐ
最初の鉄則は、「自分が使うお金は自分で稼ぐ」こと。
これは単に自立を促す意味だけではなく、自分の趣味を自分の力で支えるという誇りを持つことを指しています。
女性は男性より平均寿命が長く、将来にわたってお金が必要になる期間も長いとされています。
つまり、「趣味にお金を使い続けたいなら、まずは自分の経済基盤を持つこと」が大前提なのです。
給与明細を読むことは自己防衛
あなたは給与明細をしっかり確認していますか?
健康保険、厚生年金、雇用保険など、毎月天引きされている項目は「将来のあなたを守るお金」です。
本書では、給与明細の読み方や社会保険制度の基本を丁寧に解説しています。
「趣味を楽しむために知っておきたい最低限のマネー知識」としても有用です。
稼ぐ力=社会的信用の証になる理由
継続的に働き、収入を得ている人ほど、クレジットカードやローン審査でも有利になります。
つまり、「稼ぐ力」は趣味を楽しむための信用力でもあるのです。
特にオタク活動では、遠征費・チケット代・グッズ購入などカード決済が欠かせません。
安定して働くことで、この「推し活に必要な信用力」を維持できます。
「趣味とお金」を両立させるためには、稼ぐこと=自分の情熱を守る手段という視点が欠かせません。
鉄則② 新NISAとiDeCoで「推し活資金」と「老後」を両立する
次の鉄則は、「国の制度を徹底的に使い倒す」こと。
多くの人が「節約術」や「ポイント活用」には詳しいのに、NISAやiDeCoなどの“国の優遇制度”を使っていないことが多いのです。
新NISAになってから投資枠が広がり、その重要性は書籍発刊当時よりも高まりました…!
「推し」に貢ぐ前に「非課税枠」を使い切ろう
たとえばNISA(少額投資非課税制度)を活用すれば、投資で得た利益に税金がかからないという大きなメリットがあります。
通常は約20%の税金が引かれるところ、NISAならそのまま全額が手元に残る。
つまり、「増えた分をまるごと推し活に使える」わけです。
一方、iDeCo(個人型確定拠出年金)は節税効果が高く、老後資金を作るのに最適。
拠出した金額が全額所得控除になるため、税金を減らしながら強制的に貯められる仕組みです。
NISAとiDeCoをどう使い分けるか
著者の篠田さんは、こうアドバイスしています。
「推しのイベントなどで近いうちにお金が必要ならNISA、老後の安心を重視するならiDeCo」。
つまり、趣味にかける短期資金と、未来を支える長期資金を分けて管理するのがコツです。
これができれば、趣味にお金を使っても「将来が不安」という感情に支配されにくくなります。
「趣味 お金」のバランスを取る上でも、制度を知っているだけで人生の選択肢が広がることを忘れてはいけません。
この書籍では旧NISAについての記載しかありません。新NISAについては以下の記事が役に立つと思います。


鉄則③ いざという時の備えは3段階で
最後の鉄則は、「いざという時のための備えを3段階で整える」ことです。
本書ではこの3段階を、「預金」「保険」「年金」と定義しています。
預金:生活費+3カ月分を確保する
まずは、生活費の3カ月分を貯金することを目標にしましょう。
推し活費や趣味の支出に全力投球する前に、最低限のセーフティーネットを確保しておくのです。
短期定期預金にするなど、簡単に引き出せない仕組みを作っておくと安心です。
この「使いにくい預金」は、将来の自分を守る強力な武器になります。
保険:入りすぎ注意。月収の5%以内が目安
意外と見落としがちなのが保険料の見直しです。
篠田さんによれば、女性は保険に入りすぎる傾向があるとのこと。
目安として、手取り月収の5%以内に収まるように調整すると無理がありません。
不要な保険を解約すれば、その分を「趣味や自己投資」に回せます。
年金・iDeCo:老後資金を楽しみながら準備する
最後は年金の部分。国民年金や厚生年金に加えて、iDeCoを上限まで活用することで、将来の安心がぐっと増します。
老後に必要な資金を作りながら、節税の恩恵を受けられる。
「推し活を続けるための未来投資」としても、非常に合理的です。
この3段階の備えを整えれば、突然の出費や将来の不安に振り回されることなく、安心して趣味を楽しみ続けられるでしょう。
趣味にお金を使う人ほど知っておきたいマネー思考
「浪費」ではなく「自己投資」と考える
推し活、コスメ収集、旅行、カメラ、ゲーム……。
好きなものにお金を使うと、つい「また浪費しちゃった」と落ち込むことがありますよね。
でも実際は、趣味にお金を使うことは「自分の幸福度を上げる投資」です。
お金は貯めるためだけにあるのではなく、「自分を幸せにするために使う」もの。
本書でも、「お金を使って得られる経験やコミュニティこそが、人生の豊かさにつながる」と繰り返し語られています。
つまり、“浪費”という言葉を“自己投資”に置き換えるだけで、お金の見え方が大きく変わるのです。
「好きなことに使うお金」こそ、人生のモチベーション
著者の劇団雌猫さんは、推し活に真剣に向き合う女性たちのリアルを描いてきました。
彼女たちにとって推し活は、「現実逃避」ではなく「人生の活力源」。
例えばライブのために仕事を頑張れる。新しいグッズを買うために副業を始める。
こうした前向きな循環は、まさにお金の好循環といえるでしょう。
趣味にお金を使うことは、単なる支出ではなく「生きる原動力への投資」。
この考え方を持てる人ほど、人生の満足度が高くなる傾向があります。
お金の「使いどころ」を決めておく
とはいえ、無制限にお金を使えば家計は崩壊します。
重要なのは、“何に使うか”を明確に決めておくこと。
例えば「推し活用」「生活費」「貯蓄・投資」の3口座に分けるだけでも、浪費のコントロールが格段にしやすくなります。
推し活口座を作ることで、「この範囲で楽しむ」と心理的にも安心できるのです。
オタク女子に学ぶお金との付き合い方
「好き」を諦めないために、戦略的に生きる
劇団雌猫のメンバーは、本書の中でこう語ります。
「好きなことを楽しむために、生活を整える」。
これは、浪費を正当化する言葉ではなく、“好きなことを続けるための現実的な知恵”です。
趣味とお金を両立させるには、「現実的な自己管理」が欠かせません。
彼女たちは推し活の費用を把握し、チケット・遠征・グッズの優先順位をつけています。
まさに“好きなことに真剣に向き合うための経済的戦略家”と言えるでしょう。
浪費を「共有」することで、お金の価値が変わる
本書の面白い点のひとつは、「浪費を共有することの幸福」です。
SNSやイベントを通じて、推し活仲間と支出や感動を共有する。
これが心理的な満足度を高める重要な要素になっています。
つまり、「お金を使うこと」自体よりも、「使ったあとに誰とどう共有するか」が幸せを決めるということ。
これは近年の幸福研究でも裏付けられています。
「将来の不安」と「今の幸せ」を天秤にかけない
多くの人が、「将来のために我慢しなきゃ」と思い込んでいます。
しかし、篠田さんは「お金を使うことと将来の安心は両立できる」と断言します。
必要なのは、“どちらも諦めない設計”。
たとえば「毎月の貯金額を先に決めて残りを趣味に使う」という方法なら、罪悪感なくお金を使えます。
未来と今、どちらも大事にする。そのバランスこそが、「一生楽しく浪費する」ための秘訣です。
浪費を楽しむための仕組み化戦略
家計簿より「浪費ログ」をつけよう
支出管理と聞くと家計簿を思い浮かべるかもしれませんが、続かない人が多いのが現実。
本書で提案されているのは、「浪費ログ」をつける方法です。
浪費ログとは、「何に、いくら使って、どんな気持ちになったか」を記録するもの。
これを続けると、自分にとって“本当に価値ある浪費”が見えてきます。
「あの出費は高かったけど、すごく満足した」「これは無駄だった」――
そうした気づきが、自然と次の支出の精度を上げていくのです。
僕自身も支出の管理が大事だと思って、支出管理表をスプレッドシートで作っているよ!
「自分ルール」で浪費を整える
浪費を我慢するより、“自分で決めたルールの中で楽しむ”ほうがずっと健全です。
たとえば「遠征は年2回まで」「グッズはお気に入りのキャラだけ買う」など。
こうしたルールを持つことで、散財の後悔が減り、支出に対する満足度が上がります。
つまり、“我慢”ではなく“納得”でお金を使う習慣が身につくのです。
「浪費上手」は、人生上手
浪費を上手にできる人は、人生を楽しむのが上手な人。
お金を使うことへの後ろめたさを手放し、「これが私の幸せの形だ」と胸を張れるようになると、人生はもっと自由になります。
最終的に、「浪費=悪」という固定観念から解放されることが、この本のゴールでもあるのです。
一生楽しく浪費するための3ステップ
ステップ1:自分のお金の使い方を“見える化”する
まずは自分が何にどのくらいお金を使っているかを把握しましょう。
推し活、カフェ巡り、旅行、コスメ――その全てを「浪費ログ」に記録するだけで、お金と気持ちの関係が見えてきます。
記録することは反省ではなく、“自己理解”。
「これは私にとって幸せな浪費だった」と認識できるだけで、次の支出への満足度も変わります。
どれだけ使ったか、どれだけ幸せだったかを理解することは支出の質を高めるのに大切だよ!
ステップ2:国の制度を味方にする
NISAやiDeCoといった制度は、まさに“浪費の味方”。
お金を増やす仕組みを持つことで、好きなことを我慢せずに楽しむ基盤ができます。
特にNISAの非課税枠は、推し活や趣味に使える将来の「自由資金」を作るのに最適。
iDeCoは老後の安心を担保しつつ、節税効果も得られる優れものです。
ステップ3:「浪費=悪」という思考を手放す
お金を貯めることは悪くありません。
でも、「使うこと」を否定してしまうと、人生から彩りが消えてしまいます。
本書が教えてくれるのは、“お金は幸せを選ぶための道具”であるということ。
つまり、浪費も貯蓄も「自分の人生を心地よくするため」に使えば、それは立派なマネー戦略なのです。
お金に振り回されない生き方を目指して
「好き」を持続させる仕組みを作る
趣味や推し活にお金を使うのは、人生を楽しむためのエネルギー補給。
だからこそ、その楽しみを長く続けられるような仕組み作りが大切です。
たとえば、自動積立貯金+浪費予算の固定化をすることで、「使っても安心」という心の余裕が生まれます。
結果的に、お金の不安が減り、“心からお金を楽しむ”状態へ近づけます。
「貯める」と「使う」をバランスよく
貯金も大事、でも楽しむことも大事。
この2つを対立させず、両立させる考え方が「一生楽しく浪費する」ための根幹です。
浪費と節約をバランスさせるコツは、「自分の優先順位を知る」こと。
本当に大切なものを見極めて支出することで、少ないお金でも満足度の高い暮らしができます。
浪費を恐れず、自分の幸福に正直に生きる
最終的に、本書が伝えたいのは「お金の使い方に正解はない」ということ。
社会的に“無駄”とされることでも、あなたにとって心から幸せを感じるなら、それは立派な投資です。
お金に対して罪悪感を抱くのではなく、「私はこれで幸せだ」と言える自分を目指しましょう。
その姿勢こそが、健やかで持続可能な“浪費生活”なのです。
まとめ:趣味にお金を使うことは、あなたの人生を豊かにする
「お金は貯めるもの」という常識に縛られず、
「お金は自分の幸せを育てるためのツール」と考えましょう。
- 自分のお金の流れを理解し、
- 国の制度を活用しながら、
- 好きなことに安心してお金を使う。
この3ステップを実践できれば、趣味もお金も“敵”ではなく“味方”になります。
そして、「浪費=幸せのデザイン」と胸を張って言えるようになるはずです。
お金を通じて、自分の“好き”をもっと楽しむ。
それが、真に自由で幸福な人生の形ではないでしょうか。
それでは――あなたの浪費が、今日も誰かの笑顔につながりますように。
他にもコラムや共感の出来る話が満載の一冊!ぜひ手に取ってみて下さい!(以下のリンクから買うと、エケチェンのおむつ代になります)
漫画版もあるので、もっと気軽に読みたい人はコチラもオススメ!
よくある質問(FAQ)
Q1. 趣味にお金を使いすぎて貯金ができません。どうすれば?
まずは「固定費の見直し」から始めましょう。家賃や通信費を削るだけで、趣味資金を確保できます。
そして、“浪費用口座”を作ることで、罪悪感なくお金を使えるようになります。
Q2. NISAやiDeCoって本当に必要?
趣味を楽しみながら将来も安心したい人には、非常に効果的です。また、本書が執筆された当時より、現在は「新NISA」が始まり、制度がさらに使いやすくなっています。
非課税期間が無期限になったことで、「推し活のためにいつでも引き出せるお財布」として、NISAの価値は当時以上に高まっています。まさに今こそ読むべき一冊と言えるでしょう。
使わないという選択肢がある人は、ほぼいないです!


Q3. 趣味に使うお金の目安はどのくらい?
手取り収入の15〜20%以内が目安です。
生活費・貯蓄を優先したうえで、余裕資金を趣味に充てましょう。
Q4. 趣味にお金を使うのは自己中心的ですか?
いいえ、むしろ健全です。
自分を幸せにできる人は、他人にも優しくなれます。趣味にお金を使うことは、自分と周囲を幸せにする行動です。
僕は今も未来も大切にするために、高配当株投資をしているよ!


Q5. 本を読んで行動するには、まず何をすべき?
まずは給与明細を読み、自分の支出を可視化しましょう。
その上でNISA・iDeCoなどの制度を調べ、使える仕組みを整える。
そこからが“楽しく浪費する人生”の第一歩です。
まずは最速で500万円を貯めてみよう!




コメント