こんにちは、ダンナと申します。
新潟の漠然とした空気に魅入られ、毎日セッセッと移住の準備をしています。具体的には資産運用や資格取得など…。
これらは新潟移住以外にも、様々な境遇の方にあらゆる面で参考になるのではと考え、体系立ててお話することにしました(詳しくはコチラ)。
結論、どこに住むのか決めあぐねています。
ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
居住地の選定に必要な2つの考え方
「私たちにとり心地よい居住地」を決めるにあたり、必要な条件が2つあります。
1つ目は「収入に見合った場所に住む」ということ。身の丈に合わない生活というのは、いずれ破綻します。だからと言って、安い場所に住まなければならないという訳でもなく、収入に対してバランスを取ろうと言う話です。
家賃や不動産価格はシンプルで、その土地が便利であればあるほど、また、日本においては築年数が浅ければ浅いほど高くなる傾向があります。例外はありますが。
これら要素が組み合わさり、不動産価格というのは値段が増減します。言わずもがなか。ひとくちに不動産価格と言っても、用途により算出方法が変わるのですが、またそれは別のお話。
2つ目は「思い出や憧れを蔑ろにしない」ことです。新潟移住を夢見たが、どことも知らぬ場所や憧れとは違う場所に住むのでは意味がありません。
「私は新潟のちょっと田舎感に惹かれて住みたいんだ。だけど、便利さも捨てられない。」と、考えていたにもかかわらず、周囲にスーパー等はなく、山奥のぽつんと一軒家に住んでしまうのは、思い描いていた移住生活から乖離してしまいます。
より理想とする移住計画に向け、「お金」と「理想」の二つを別々に考え、混ぜ合わせていこうと思います。
コストパフォーマンスを重点においた選定方法
「お金」と「理想」。この2つの相反する要望を叶えるために、土地勘や地方自治体の制度を把握する必要があります。
たとえば地方自治体の制度。
IターンやUターンの移住者に向けた「移住支援金」というものを設ける自治体もあります。年齢制限や就業等の条件はありますが、対象となれば数年程度の家賃支援だけでなく、様々な支援が受けられます。
とはいえ補助金は一時的なもの。
長期的に住むため、支援金抜きでのランニングコストを把握する必要があります。
検討項目
大きな固定費は幾つかありますが、移住生活にあたり検討した内容は以下のとおり。
・賃貸家賃の相場を調べる
・戸建ての相場を調べる
・家賃と戸建て(税金や修繕費含む)のコスト比較
・自動車の保有について検討
・自治体の水道料金について調べる
・生活する上で必要な施設を挙げる
などなど…。
意外と知られていませんが、水道光熱費は各自治体で異なります。それだけでなく、国民健康保険料にも地域差があります。乱暴な言い方をすれば、人がいる場所や財源に余裕があるところほど負担額が減ります。
しかし、こういった費用は定められたもの。あの手この手で対策は取れますが、まずは自分の裁量如何で変わるものを考えましょう。
「戸建て派VS賃貸派」
聞く人によると、この論争は永遠に集結しないそうです。
まるでキノコタケノコ戦争のようですね(これは確か終結しましたが)。
私はといいますと、賃貸派です。
一括で戸建てを買うならば別ですが、ローンを組むならば賃貸で良いと思っています。
ちなみに2022年現在。新潟市の中古戸建てであれば1000~2000万あれば買えるそうなので、ローンを組まずに現金一括もありかなと考えています。
とはいえ、天災は避けることが出来ないリスクです。賃貸ならば最悪家財が全部なくなるだけですが、戸建ては負債が残ります(戸建ては資産ではなく負債だと思っている)。
また、最近の家は使い捨て前提のように安い作りのモノが多いと感じます。どうみても長持ちしない構造であったり材質のモノが多い。悲しいかな。
そうであるならば、生活スタイルや気分に合わせて移り住むことが出来る賃貸で良いのではないか、というのが賃貸派である理由です。
もし自分で不動産を買うなら、東京都都市部の駅近にアパートを建てるかな…。
ではでは、新潟の賃貸はいくらなのか…。以下はざっとしらべた価格。
単純計算でも2000万円と比較しても20年弱経たなければ釣り合いません。
固定資産税や修繕費、災害リスクなどを加味すると更に釣り合わないと感じてしまいます。とはいえヨメは戸建て派。このあたりは現在もお話中です。やるなら色々と工夫を凝らして”資産”にしますが…。
車は必要なのか
「田舎暮らしをするなら車は必要」と聞きます。
僕もそうであると考えていましたが、一度固定観念を無視することにしました。
創意工夫でどうにかなるのではないのか。
例えば駅の近くに住む。
例えば必要に応じてタクシーを使う。
例えば電動自転車を使う。
例えばレンタカーを使う。
などなど…。
私自身は自動車の運転が嫌いです。苦手と言うより、嫌い。
そのため、公共交通機関が発達しているところにいたい…と思ってしまうので、新潟の車文化は厳しいな…どうしようかな…と悩んでいます。流行れ…自動運転…。
思い出や憧れを重点においた選定方法
そろそろお金の話に飽きてきた頃でしょう。安心して下さい。僕も飽きています。
ここからは脳みそをからっぽにした方法です。
住みたいところに住む。これがシンプルかつ最強な決め方であるといえます。
私が新潟を好きになった理由はいくつかありますが、感情的なものです。
たとえば程よく人が居ない所。東京と違い、そこら辺を歩いても僕を知っているひとが居らず、また、新宿や東京と比べたら圧倒的に絶対数が少ないです。新潟では程よく仕事したい。目立ちたくない。
たとえば静かである所。圧倒的に音が少ないです。新潟は誰かの歩く音や話す声、あの建物に人がいるかもしれないという生活音などが少ないです。広大な土地にポツンと自分がいる感じが好きです。
たとえば赤褐色の道路。雪国であるが故のデメリットなのかもしれませんが、私にとって、赤い道路は新潟県民のアイデンティティとして確立されていると思いました。勝手にだけど。
他にもご飯が美味しい、日本酒が美味しいなど理由もありましたが、美味しいご飯は東京のほうが多いですし、日本酒も東京でも飲めます。選択肢はきっと新潟より多い。
結局、色々理由を付けていますが言語化しにくいのです。そこに住む人を含めた文化や空気感に惹かれているのだと思います。わかんないけど。
僕の口癖のようなものですが、「東京には何でもあるけど、何も無い」と言っています。
なんでもあるからこそ、思い入れとなるものが少なく、また希薄化してしまうのです。
だからこそ、ヨメの思い出が色濃くある町である新潟に憧れていて、その一因になりたいのかも。わかんないけど(二回目)。
極論、昔からあるイオンでも感動します。そこで友人と何をしたのか、どういう生活を送っていたのか。そういうことを嬉々として話すヨメが好きなのです。
また、その思い出の一部になれるのも嬉しいのです。
まだ文字を書くのがうまくないので、また数年後に新潟の魅力を書いていければいいかな。いまはこれが限界です。
もう一つの可能性
ここまで書いてきた上で、以下のような疑問も浮上します。
「思い出の一部になれるのが嬉しい」ということはどこでも良いのだろうか。
思い出が作れるならば、東京のままでも良いのではないだろうか。
私は常に否定的な意見を持ち続ける癖があります。
思い込みで失敗しにくいため、個人的には気に入っている癖です。
新潟移住計画を進めることは夢への実現に向けて歩くと同義ですので、良いことだと思います。しかし、常に「本当に新潟移住が必要なのか」という選択肢を残しておくのも良いと思っています。
【移住計画のまとめ記事はコチラ】
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