【モダン/ゾンビ】世界は不平等だが死は平等に訪れる~とにかく強いゾンビデッキが組みたいというお話~

世界は不平等だが死は平等に訪れる~とにかく強いゾンビデッキが組みたいというお話~

こんにちは、ダンナです。

とにかく強いゾンビデッキが組みたいと渇望してから約3年…。強いゾンビデッキを組んだ!と思えば、その思いは色褪せ、「本当にこれでいいのか?」と悩み、何度も何度もリビルドする日々。

ゾンビらしいゾンビデッキが頭の中では「これ」と分かっていても、実際に表現することが出来ずに悩んでいます。

今回は2025年の今時点で、多くのゾンビが収録されたこともあり、再度考え直してみたよ~という記事です。

初回の記事は以下の通り。お時間のある時に覗いてくれると嬉しいです。デッキを組む上での前提条件も書いています。

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目次

はじめに~今回の勝ち筋~

ただそこにいるだけで恐怖となるゾンビ

ゾンビデッキを組む上で「ゾンビ」が脅威となる必要があります。ゾンビが強いからではなく、ゾンビが大量にいるからではなく、ゾンビがそこに居るから怖い。そういう状況であって欲しいのです。

このデッキでは、依然と同様に

  • クリーチャーによる戦闘ダメージを与えて削りきる
  • 誘発効果などを駆使してライフロスにより削りきる

このいずれかで勝ちたいです(希望)。シンプルな勝ち筋のデッキが一番強いと思うの…。

1体、また1体と襲ってくる恐怖

そのためには、まずは1体、また1体とゾンビが襲ってくる恐怖を味わってもらう必要があります。

有名どころで言えばウォーキングデッド。主人公は静寂に包まれた病院で目を覚まし、ゾンビと相対します。この異常事態が病院の中だけかと思いきや、外の世界はもっと過酷で、生きている人間の方が少ない状況に絶望するのです。

この恐怖からの絶望を表現したい。

そのために、1マナクリーチャーを素早く展開し、3ターン目には盤面が「恐怖」な状況であって欲しい。

絶望は希望(選択肢)を与えてからが最も感じやすい

4ターン目以降は相手に希望(選択肢)があるように見せかけて、少しずつ勝ちへの希望をチラつかせて一気に陥れる動きが望ましいと思っています。せっかく築いた人間たちのコミュニティが崩壊するような感じ。

今回はそういった絶望感があるカードを採用しているつもりです。

2025と2023の違い~お休みとなるゾンビたち~

「ダンナ・オブ・ザ・デッド2025」から残念ながらお役目を休むゾンビたちを紹介。今回は、同じモダンフォーマットと比較したほうが良いと思い、2023との比較です。

ダンナ

なんで2024はレガシーにしたんだろ…(使いたいカードがあったとはいえ)。

「穢れた敵対者」は重かった

穢れた敵対者/tainted adversary
穢れた敵対者は英語版がもっともカッコいいと思うの。文字多いし(小並感)

まずはマナレシオ・能力共に大好きな神話レアゾンビの「穢れた敵対者」さん。

この方が登場したときはワクワクしたもので、2マナにして2/3接死というだけで偉いのに、そのうえ腐乱ゾンビをどんどこ出す能力付き。

序盤・中盤・終盤とどの場面でも腐ることなく動いてくれるのは好きでした。

正直、2025にも入れておきたかったのですが、今回は一時撤退。ごめんね…。

「墓所のタイタン」はやはりゾンビではない

墓所のタイタン/grave titan
どのイラストも好き。全部持っている。ゾンビじゃないけど!

つぎに「墓所のタイタン」さん。長らくフィニッシャーとして愛用していた名誉ゾンビでしたが、やはり脅威はゾンビである必要があるということでお休みになりました。

出た瞬間にゾンビ2体。攻撃をしたらゾンビが2体生成されるとか、もうゾンビでいいじゃん!と思いますが、まあ、そうもいかない何かがあるのでしょう…。オラクル改定されないかな…。

※名誉ゾンビ:初心者の頃にゾンビだと思い買ってしまい、当時は高かったので勿体なくて使っていました。

「墓所破り」は大好きだけど…!

墓所破り/cryptbreaker
初めて見た時、「これが1マナでいいのか…」と驚いたゾンビの一つ。

近いうち更新予定の「ゾンビパワー9」に採用予定である「墓所破り」さんも今回お休みです。

理由としては打点が欲しいからというのもありますが、全体のバランスを考えた結果かな…。後述しますが、別の方法でドローソースを確保したのと、ディカード・タップがテンポを落としかねないのでお休みしてもらいました。

「発掘」の便利さに甘えてはいけない

発掘/unearth
MH1の発掘が実は一番好き

発掘」は便利であるがゆえに使い渋り(逆に雑な使い方)をしてしまいがちになる相図べき神話コモンだと思っています。少なくとも僕みたいに優柔不断な人間は持ち腐れてしまう。

2~3マナのゾンビに「墓地から戻ってきたことで勝てる」というフィニッシャー的なゾンビを入れていないことからも、今回はお休みしてもらいました。ごめんね。

「闇の救済」という絶望の象徴

闇の救済/dark salvation
感覚的な話ですが、闇の救済はドイツ語が一番しっくりくる。

最後に「闇の救済」です。ゾンビデッキにおいてサイツヨな除去スペルと言っても良い1枚。今回は最後まで悩みました。除去…入れるべきでは?と…。

今回、ちょっと試してみたいカードが採用されたので、新しい風を入れるために熟練社員である「闇の救済」さんには一時お休みをしてもらうことにしました。温泉にでも行ってもらいましょう。

新しく採用したゾンビたち

「呪われた匪賊」は部族ソーサリー的立ち位置

呪われた匪賊/accursed marauder
肉袋の匪賊が軽くなって登場!ダンナ歓喜!

以前より「肉袋の匪賊」さんがもう少し軽ければ採用するのに…と思っており、考えていた動きが出来ずにいました。

しかし、「呪われた匪賊」さんが収録されたことにより実現が可能に…!

ゾンビとして殴ることがメインではなく、生ける(死んでいるけど)布告除去として活躍してもらいます。

「死者の王、ザル・アシュール」で息切れ防止

死者の王、ザル・アシュール/zul-ashur lich lord
ゾンビ・呪術師らしいイラストでどれも好き

つぎに「死者の王、ザル・アシュール」さん。タップすれば墓地からゾンビを唱えることができるので、死者の王らしいですよね。すごい好き。えちえちな感じする。

護法もついており、除去体勢がある+ライフロスと、今回のデッキにピッタリなので1枚だけ採用しました。本当は2~3枚欲しいのですが、1体以上引いてしまった場合に腐るのが目に見えているので…。

「首無し騎手」はゾンビをより軽い命へと昇華させる

首無し騎手/headless rider
色んなver.があって愛されてるゾンビ!って感じする!

お次に追加したのは、「首無し騎手」さんです。

今回、どのゾンビもより命を軽く扱っております。死亡誘発や特攻多めなので…。極め付きは首無し騎手により「お前の代わりはいくらでもいる」状態にすることで、より軽い存在へと昇華されます。おめでとう、ゾンビたちよ。

余談ですが、Headless Horsemanというゾンビとイラストデザインが似ているにもかかわらず、3マナ2/2バニラであるのをみるに、この子は恵まれたな~と思っています。

headless-horseman
ゾンビ騎士だから、いつか使いたいけど…。(左:英語/右:イタリア語)

「打ち砕く希望」が絶望を演出

打ち砕く希望/dash hopes
どのカードにも言えるけど日本語版の高画質がないのつらい…。

たぶん黒で唯一の打消し呪文(他にあったら教えてください…たすけて)である「打ち砕く希望」さんです。

なんでも恐喝サイクルというものがあり、これもその一つ。脳喰らいというゾンビがいるのですが、それと同じサイクルらしいんですよね。

どの恐喝カードも「あなたが~を唱えたとき、いずれのプレイヤーも○○してもよい。いずれかのプレイヤーがそうした場合、~を打ち消す。」といった効果なので、相手に選択権があり、例外なく弱いとされるカードなのですが、個人的には好き。

打ち消せなくてもいいし、打ち消しせたらラッキーという前提でデッキを組んでおけば、割といやらしいデッキになるのではないかな~と思っています。…どうなんでしょう?

想定される動き

1ターン目は小粒ゾンビで「こんにちは~いただきます」をする

屍肉喰らい/滅びし者の勇者/墓所這い
もはやお馴染みの御三方

まずは「お、ゾンビデッキだな」と相手に認知させるにふさわしい3体のいずれかを場に出します。理想は滅びし者の勇者が初手にあれば良いのですが、なくても問題がないようにデッキを組んでいます(後述します)。

屍肉喰らいの生け贄効果は小回りが効くというレベルでないくらいに使いやすくて好みです。これ、コモンなんだよなぁ(MH1はUだけど)。

この子たちが中盤まで残っていればラッキーだし、それまでは毎ターンもぐもぐと相手を喰らいます。

2ターン目は盤面の整理

死者の王、ザル・アシュール/無情な死者/アンデッドの占い師
ほんとうに2マナ?という盛りだくさんゾンビです。

2ターン目は手札や相手の盤面によりますが、早めにこの子たちを出してしまいたいところです。手札に1マナゾンビが潤沢にあり、相手の盤面が何もいない状況なのであれば、1マナゾンビを出したいところ…。

死者の王、ザル・アシュールに至っては、別に3ターン目でも構わないのですが、2ターン目に居ると特攻をかけやすいかな~と思います(無情な死者も同じ)。

アンデッドの占い師はいつ出しても機能するので、ほんとイイ子ですわ…。

3ターン以降から絶望の準備を…

ゲラルフの伝書使/首無し騎手/疫病吹き/呪われた匪賊
疫病吹き好きなんだ…再録嬉しいんだ…

3ターン目はやれることが多くて困ります。雑に「ゲラルフの伝書使」や「疫病吹き」を出して、圧力をかけても良いですし、「首無し騎手」が居れば特攻がしやすくなります。

また、相手の盤面にクリーチャーが1体以上いるなら積極的に「呪われた匪賊」を唱えて除去していきたいです。

首無し騎手」「疫病吹き」が要る状態で唱えれば、こちらは損をせずに立ち回れます。ゾンビが布告除去をもつことで、死亡誘発も出来てお得!と思っていたので、2マナである「呪われた匪賊」には感謝しています。

喰らわれて敗れるか、恐怖心に負け敗れるか

血の署名/sign in blood
どの血の署名が好きですか?

ゲームの展開的に、相手が同じクリーチャー多めなデッキなのであれば「誘発効果などによるライフロス」で勝ち進めるように動けますし、クリーチャーが居ないようであればどんどこ無視して殴りきる「戦闘ダメージにより削りきる」戦法で動いていきます。

そのためにも、屍肉喰らい呪われた匪賊の生け贄の選定が重要で、また、2~3ターン目に出すゾンビもどの順番で出すのかを吟味する必要があります。どちらでも動けますが、ベストな選択をしていきたい…。

その点、血の署名は最後の一押しとなるカードなので、最後まで腐りにくくて大好きです。2点直接ダメージを与えられるのはでかいよね!

ダンナ

ダンナ自身と同じで器用貧乏なデッキにしたかったのです。多分、性格に合っているし、これが一番勝率高い。

さいごに~もっと気軽にデッキが組めるようになりたい~

以上が「ダンナ・オブ・ザ・デッド2025」でした。

2025年5月某日現在で組もうとすると1.5万円前後…。う~ん、ちょっぴり高い気がする。数年前から安いうちにコツコツと買ってきたゾンビたちも、少しずつ高くなってきた印象です(安くなったものも多いけど)。

こういうことがあるので、「使わないけどゾンビはすべて買っておく」というスタンスを取っており、僕自身はどんなゾンビデッキでも組めるようにしてありますが…。

Rot Hulkのように再録してもらうことで、皆がゾンビデッキを握りやすい時代が来てほしいと願うばかりです。ゾンビデッキはいいぞぉ!

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